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2017年5月4日木曜日

◆これぞエースの証明!!金崎が決めれば1年半負けなし&公式戦15連勝(ゲキサカ)




[5.4 J1第10節 浦和0-1鹿島 埼玉]

 これぞエースの仕事だ。鹿島アントラーズは前半24分、右サイドのMF小笠原満男からパスを受けたFW金崎夢生が胸トラップ。DF森脇良太との競り合いで体を張ってボールをおさめると、鋭い反転から横に持ち出し、MF関根貴大のスライディングタックルもかわして左足を振り抜いた。

 これが体を投げ出してカバーに入った森脇に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らす。少ないチャンスをものにした先制点に「全員で点を決められたので良かった。先制点だったので、それが大きかった」と胸を張った。

 後半20分には決定機でシュートが右ポストを直撃。「他にもチャンスがあったので、もうちょっとチャンスで決めて、チームの助けになれれば良かった」と悔やんだが、チームは最後までゴールを許さず、1-0のまま逃げ切った。

 これで金崎が得点を決めた試合は昨年5月14日の横浜FM戦(1-0)からチャンピオンシップ、クラブW杯、ACLを含めて公式戦15連勝。15年10月24日の湘南戦(1-2)で負けたのを最後に、その後は公式戦20戦負けなし(19勝1分)の不敗神話が約1年半にわたって続いている。

「たくさんのお客さんの前でプレーして、そのうえ勝てたので良かった。試合は続くので、しっかりコンディションを整えて、もっといいパフォーマンスを出せるようにしたい」。10日には首位通過をかけたACLグループリーグ最終節のムアントン・ユナイテッド戦も控える。今季初となる暫定首位に立った王者がJリーグ連覇、そして悲願のアジア制覇に向け、その底力を見せつけた。

(取材・文 西山紘平)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?215385-215385-fl