スペイン2部で1部昇格を懸けたプレーオフ(PO)は18日、準決勝第2戦が行われ、シーズン4位で元日本代表MF柴崎岳(25)のテネリフェはホームで同5位カディスに1―0で勝利。前半34分に柴崎の得点で2試合合計で1―1とし、リーグ戦上位のテネリフェがPO決勝に進出。決勝(21、24日)は3位のヘタフェと激突する。
値千金の一撃だ。前半34分。9試合連続で先発した柴崎はゴール前のこぼれ球を拾うと、冷静に右足で先制。日本国旗が掲げられ、「ガク、ガク」の大合唱が起きたスタンドに向け、豪快なガッツポーズで応えた。その後も献身的なプレーで逆転突破に貢献した。
PO決勝に導いた救世主には、絶賛の嵐が相次いだ。マルティ監督は「素晴らしいクオリティーを持つ選手で、どんな時も落ち着き払っている」と評価。同僚のアイトール・サンスは「信じられない。テネリフェに銅像を建てるべきだよ」と手放しで称賛した。
昇格が懸かる大一番はシーズン3位のヘタフェと激突する。「うれしいが、大事なのは次の試合。中2日しかないが、しっかりとパフォーマンスを上げて、次の試合でもゴールを決めたい」と柴崎。最高の形で大一番を迎える。
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