今からレアルとの対戦に期待
テネリフェで主役の1人となっていたMF柴崎岳の行き先がようやく決まった。これまでアラベスやマラガなどリーガ・エスパニョーラの複数クラブが興味を示していたが、最終的には昇格プレーオフ決勝でテネリフェに勝利して1部昇格を決めたヘタフェが柴崎を獲得することとなった。
スペイン『MARCA』も柴崎のヘタフェ行きを取り上げており、同メディアは「クラブワールドカップにおいて1人でレアル・マドリードを騒がせた男をヘタフェが獲った」と報じている。柴崎は昨年12月に鹿島アントラーズの一員としてクラブワールドカップを戦い、そこでブレイクした。特に決勝のレアル戦では2ゴールを決めて一時は2-1と鹿島がリードする状況を作り上げた。あの2ゴールがスペイン行きに繋がったのは間違いない。
同メディアも柴崎のヘタフェ移籍を機にあの試合を振り返っており、「2016年のクラブワールドカップではクリスティアーノ・ロナウドが活躍したが、その前に聞かない名のガク・シバサキが決勝で大きな仕事をした。それが今ヘタフェの選手としてレアルと再会しようとしている」と伝えている。もちろん昇格組のヘタフェと欧州王者レアルでは実力に大きな差があるものの、リーグ戦でヘタフェとレアルが対戦した際には必ず柴崎に注目が集まるだろう。
テネリフェでは適応に苦しんだ時期もあったが、最後は主役としてチームを引っ張った。ヘタフェ、そしてリーガ・エスパニョーラでもその実力は十分に通用するはずだが、柴崎は再びレアルを焦らせてくれるか。
http://www.theworldmagazine.jp/20170718/01world/spain/140863