明治安田生命J1リーグ・第20節 鹿島2―0仙台 ( 2017年8月5日 カシマ )
カシマスタジアムが霧に包まれるアクシデントにも鹿島はしっかり勝ちきった。開始から次第に霧が濃くなり、前半24分にはボールが白からオレンジに変更された。最終ラインからは相手GKが蹴る姿が見えないほどで、試合も28分から約3分止まった。前半ロスタイムにFW土居のゴールで先制したが、後半も視界不良が続く。16分からは約10分中断。すると電光掲示板の表示が消え、残り時間が分からなくなるトラブルまでも発生した。
それでも集中は切れなかった。主審に近い位置にいたMF小笠原は残り時間を逐次聞いてイレブンへ伝えた。「みんな一体感を持ってやらないといけないことを分かって、声を出して確認できていたので、崩れる場面もなかった」と土居。霧の中の試合は5戦5勝。試合運びのうまさを仙台に見せつけ2位をキープした。
濃霧切り裂く土居弾!鹿島2位キープ 試合中断&ボール色変更