◆明治安田生命J1リーグ 第25節 鹿島1―0大宮(9日・カシマスタジアム)
鹿島はFW金崎夢生(28)が決勝点。2年連続2ケタ得点となる10点目を挙げ、3連勝で首位を守った。
FW金崎がまたもや勝利を呼んだ。前半33分、左サイドでFW金森からのクロスに右足ダイレクトで合わせ決勝点。昨季リーグ戦第1S鳥栖戦(16年3月5日・カシマ)以来、ゴールを決めた公式戦は26戦連続不敗(25勝1分け)となり、2年連続の2ケタ得点となる今季10点目。ただ「個人的なことはどうでもいい」と言い切り「勝つって気持ちでやりました」と3連勝を喜んだ。
ルヴァン杯準々決勝で仙台に敗れ、目標の3冠制覇が消滅した。日本代表のW杯最終予選に参加したDF昌子、植田が不在。3日の第2戦は出場停止も重なり、本職のセンターバックが1人もいなかった。だが鈴木満常務はミーティングで「誰がいないとか関係ない。言い訳は許さない」と通達。MFレオ・シルバは「残り10試合、決勝戦のつもりでやろう」とチームに呼びかけ、ピッチに向かった。
エースの1点をGK曽ケ端や、代表帰りのセンターバックコンビが再三の好守で完封。クラブ記録の5試合連続(97、04年)を更新するホーム6試合連続無失点で応えた。「完封数はいつも意識している。ゼロに抑えられたことは良かった」と昌子。攻守がかみ合い、連覇へ前進した。(内田 知宏)
【鹿島】金崎夢生、2年連続2ケタ得点 ゴールを決めると公式戦26戦連続不敗