ヘタフェの日本代表MF柴崎岳(25)が16日のバルセロナ戦で決めた衝撃的なスーパーボレーについて冷静に振り返った。スペインメディアにはたたえる記事が並ぶが、柴崎は「相手がどことか、どんなゴールだったとかは見る人が判断すればいい」とし、「自分としては最後のシーズン終わりにどういう成果が残るかを(意識して)、満足せずにやっていかないといけない」と明かした。
助っ人としてスペイン1部でプレーしている以上、「ゴールを決めたいと思っていた。自分は外国人選手だし、ここだと結果を残さないと。ゴール、アシストをしたいなと思っていた。ゴールの形はどうであれ」との思いが強かったという。ただ、バルセロナ戦でゴールを決めた事実よりも、今後1シーズンを通して助っ人の存在感を示し続けることが大事だと考えているようだ。
柴崎はバルセロナ戦でトップ下で先発し、前半39分にペナルティーエリア外から強烈な左足ボレーで先制点をたたき込んだ。昨年12月、鹿島の一員として臨んだクラブW杯決勝Rマドリード戦でも2得点を記録。スペインの2強から得点を決めた初めての日本人となった。
ただ、チームは1―2で逆転負け。柴崎自身も後半10分に負傷のため途中交代した。「もちろん勝ちたかった」と悔しさを口にし、「これからまたゴールを重ねていきたいし、(バルセロナ戦の得点は)その1つになれた」と継続的な貢献を誓った。(ヘタフェ・豊福 晋)
柴崎、バルサ戦衝撃ゴール語る「相手がどことかは見る人が判断すればいい」