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2017年7月6日木曜日

◇浦和“非常事態”川崎Fに大敗 ペトロ監督次戦次第で辞任も(スポニチ)


明治安田生命J1第13節   浦和1―4川崎F ( 2017年7月5日    等々力 )



 ACLの影響で未消化だったJ1の2試合が行われた。前戦で3連敗から脱出した浦和は川崎Fに1―4と大敗。試合後にチームバスの出入り口で一部サポーターに詰め寄られたミハイロ・ペトロヴィッチ監督(59)が、次節9日の新潟戦の結果次第で辞任する可能性を示唆した。

 浦和が非常事態に陥った。川崎Fに大敗した試合の後だった。ペトロヴィッチ監督が、選手バスの出口を封鎖していた500人近いサポーターとの議論に応じ、次戦9日の新潟戦に、自身の進退を懸けることを明言。「新潟戦で勝ち、(12日の天皇杯、J2熊本戦)連勝できなければ、私が一番最初にここから出て行く」と言い切った。

 サポーターからは怒号の嵐を浴びた。「(古巣の)広島に帰れ!」「いつまで我慢すればいいんだ!」。最初にサポーターに囲まれたのはバスに乗車前の玄関口。たまらず指揮官は約200人のサポーターと対峙(たいじ)した。「ACLも勝つ。優勝争いもする。信じてほしい」と力説してその場を収めた。だが再びバスの出口で囲まれ、自ら退路を断つ発言は飛び出した。

 この日の大敗でリーグ戦は最近6試合で17失点。今季通算29失点で、昨季年間34試合で記録した28失点を半分の17試合で早くも抜いてしまった。山道強化本部長は「全力でサポートするだけです」と解任を否定した。しかし、指揮官が退任を申し出れば、状況が一変する可能性はあり、「未来のことは分かりません」と話すしかなかった。

 川崎F戦は采配も裏目に出た。急造の4―4―2で臨んだが、前半に2失点。後半は従来の3―4―2―1に戻すも後手に回り、大敗した。柏木は「ぶっつけ本番の難しさはあった。今は勝てる気がしない」と肩を落とした。約1時間も出発が遅れた選手バスが、競技場を後にしたのは午後11時すぎだった。次戦の新潟戦は指揮官とって後のない一戦。危機的状況の浦和に再浮上はあるか。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/07/06/kiji/20170706s00002179077000c.html

◇浦和ペトロ監督勝てなければ辞任も「私が離れる」(ニッカン)




<明治安田生命J1:川崎F4-1浦和>◇第13節◇5日◇等々力

 浦和レッズはアウェーで川崎フロンターレに大敗を喫した。

 試合後、ミハイロ・ペトロビッチ監督(59)が直接サポーターの対応に追われる事態になり、「次の新潟戦から連勝をスタートできなければ私が最初にチームを離れる」との発言も出た。

 通常の3バックからこの日は4バックに陣形を変えて川崎Fの攻撃を封じる作戦に出たが、裏目だった。DF槙野、遠藤の両センターバックの間をつかれ、前半だけで2失点。試合前日に急きょ試したシステムは通用しなかった。後半に槙野のヘッドで1点を返したものの、37分に遠藤が一発退場でPKを献上。完敗だった。試合後はゴール裏からの大きなブーイングにMF柏木が反応したことで、激高した一部のサポーターからペットボトルが投げ入れられるなど異様な雰囲気になった。

 試合後、不満をためてバスの前に集まったサポーターに、ペトロビッチ監督が柵越しに対応した。前節広島戦は辛勝も3点を奪われる内容。その直前まで3連敗、そしてこの日は4点を取られての完敗と、不振が続いていた。調子が上向かないチームに対し「いつまで待たせるんだ」などと不満の声をあげるサポーターに、ペトロビッチ監督は「私がやめるのが簡単でしょう。我慢して応援してくれているのが限界にきていることも分かる。私がチームを改善できなくなればしょうがないが、まだそうではない。リーグ戦は(首位と)勝ち点が10離れているが、必ず追い越せる。(8強で川崎Fと対戦する)ACLも必ず勝つ」と訴えた。

 対応は1時間以上に及んだ。淵田敬三社長らとともに指揮官の対応に立ち合っていた山道守彦強化本部長は、「チームを離れる」という指揮官の発言に関して「エモーショナルになった発言だと理解している」と説明。今後については「(人事は)彼でなくクラブが決めること。(解任は)ありません。全力でサポートするだけ。それがすべてです」とし、現時点での解任をはっきり否定した。

https://www.nikkansports.com/soccer/news/1850718.html

◆柴崎岳、現時点でレバンテに獲得の意思なし…争奪戦はなく代理人が売り込んだ段階か(GOAL)


移籍は実現せず? (C)Getty Images

テネリフェとの契約が満了した柴崎岳に寄るクラブはなし? “争奪戦”の様相はなく…。

来シーズン、リーガ・エスパニョーラに復帰するレバンテに、テネリフェMF柴崎岳獲得の意思はないようだ。

先日スペイン『デスマルケ』は、柴崎の代理人ロベルト佃氏、マヌエル・フェレール氏が、レバンテのオフィスに入っていく写真を公開。これにより、レバンテの柴崎移籍が現実味を帯びてきたとも報じられている。

しかし『Goal』が入手した情報によれば、レバンテは柴崎の代理人を務める両者から逆オファーを受けたものの、現時点で柴崎の獲得に動く気はないようだ。

2016-17シーズンは2部で優勝を果たし、1年で1部復帰を決めたレバンテは、チームの陣容の半分を入れ替える考えだが、現時点では柴崎の獲得を考慮していない模様。優先すべき獲得候補がほかに存在しており、柴崎を引き入れるかどうかは、補強の進展次第となりそうだ。

また『マルカ』や『アス』といったスペイン主要メディアも、柴崎に興味を持っているとうわさされていたレバンテ及びそのほかのクラブが、同選手獲得を目指しているとは報じていない。現時点では、代理人側から売り込みをかけた段階であるだけのようだ。

盛んに伝えられている柴崎移籍報道だが、現地では具体的なオファーを考えているリーガ1部クラブは報じられていない。日本のメディアに並ぶような“争奪戦”の様相はなく、今後も慎重に見守っていく必要がありそうだ。

柴崎岳、現時点でレバンテに獲得の意思なし…争奪戦はなく代理人が売り込んだ段階か


◆【鹿島】吹田スタ5連勝で前半戦単独首位ターン…大岩体制無傷の公式戦6連勝(報知)



 ◆明治安田生命J1リーグ 第13節 G大阪0―1鹿島(5日・吹田スタジアム)

 ACLのため延期されていた試合が行われ、鹿島は敵地でG大阪を下し、勝ち点36で単独首位に浮上した。この日の試合で、J1は全チームが前半戦17試合を終えた。

 鹿島は後半10分にMF小笠原からのパスを受けた遠藤が、ペナルティーエリア内右サイドの角度がない位置から左足でニアサイド角にゴールを決めて先制。後半ロスタイムの相手CKでは、ゴールライン上のDFがクリアして難を逃れて勝利した。

 鹿島は吹田スタジアムで、昨季のリーグ戦1試合、クラブW杯2試合、天皇杯1試合と、この日の試合と合わせて5連勝。昨年開場したスタジアムでの好相性ぶりも継続された。

 昨季2冠クラブは、今季途中の5月31日に石井前監督の解任があったが、その後の大岩体制では公式戦無傷の6連勝。17節までの前半戦を終わってみれば、J最多タイトルを誇る名門が“定位置”に返り咲いた。


◆鹿島 遠藤の芸術的ループで首位ターン 大岩監督就任後無傷の5連勝(スポニチ)


明治安田生命J1第13節最終日   鹿島1―0G大阪 ( 2017年7月5日    吹田S )


 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響で未消化だった明治安田生命J1リーグ第13節の残り2試合が行われ、昨季王者の鹿島が1―0でG大阪を下して5連勝。勝ち点36とし、同35で暫定首位だったC大阪を抜いて首位に立ち、前半戦の首位ターンを決めた。

 鹿島は後半10分、小笠原が相手選手2人の間に正確なパスを通し、これを遠藤がペナルティーエリア右から左足ループで決勝ゴール。遠藤は「満男さんからいいボールが来ると思って。中に入れる選択肢もあったが、イチかバチか狙ったら入った」と角度のない位置から決めた技ありの決勝ゴールを冷静に振り返った。

 5月31日にコーチから監督に就任後、リーグ戦で無傷の5連勝を飾って首位に立った大岩監督は「色々な厳しい条件の中で選手がよく頑張ってくれたと思います」と試合を振り返り、「選手がピッチで表現してくれていることが(結果に)反映されていると思うので、自信を持って次の試合に臨みたい」と中2日で迎える8日のFC東京戦(味スタ)へ静かに闘志を燃やしていた。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/07/05/kiji/20170705s00002179327000c.html

◆鹿島、遠藤の決勝弾で首位浮上!J1初の“アウェー戦全勝ターン”(サンスポ)


後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・遠藤(上)=市立吹田サッカースタジアム(撮影・岩川晋也)

 明治安田J1第13節最終日(5日、G大阪0-1鹿島、吹田ス)鹿島が敵地でG大阪と対戦し、後半10分にMF遠藤康(29)が決勝点。勝ち点36とし、同35のC大阪を抜いて単独首位に浮上した。

 鹿島は前半31分、DF西のクロスをMF中村が合わせたが、G大阪のGK東口の正面でセーブされ得点ならず。前半を0-0で折り返した。

 後半10分、MF小笠原がペナルティエリア右の遠藤へパス。遠藤が左足で合わせて先制点を奪った。 

 鹿島はJ1初の“アウェー戦全勝ターン”となった。昨季のクラブW杯で2勝を挙げるなど、4戦全勝と相性抜群の市立吹田スタジアムで勢いを加速させた。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170705/jle17070519530008-n1.html

◆鹿島が前半戦首位ターン!G大阪との大一番制す!!敵地戦は今季8戦全勝(ゲキサカ)




[7.5 J1第13節延期分 G大阪0-1鹿島 吹田S]

 鹿島アントラーズが敵地でガンバ大阪を1-0で下した。リーグ5連勝で勝ち点を36に伸ばした鹿島が首位に浮上。前半戦の首位ターンに成功した。公式戦の連勝は7に伸びた。G大阪はリーグ戦4試合ぶりの黒星となった。
 
 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦った4チームの第13節延期分が5日に行われた。この試合で全チームがちょうどシーズン半分の17試合を消化することになる。そして暫定首位C大阪と勝ち点2差の3位・鹿島、同3差の4位・G大阪の直接対決は、勝った方が首位(G大阪は2点差以上勝利)で前半戦を折り返すことが出来る大一番だった。

 試合は前半から緊迫した展開が続いた。前半27分にG大阪が迎えた決定機、カウンターからMF倉田秋のスルーパスに反応したFW長沢駿が前に出たGK曽ヶ端準をループシュートで外すが、カバーに入ったDF三竿健斗にクリアされ、先制点にならなかった。

 前半31分には鹿島がチャンスを迎える。右サイドからDF西大伍が素早くクロスを入れると、走り込んだMF中村充孝が合わせる。しかしGK東口順昭に防がれると、勢い余った中村はそのまま東口と接触。アフター気味のプレーにG大阪サポーターからは大ブーイングが浴びせられた。

 スコアレスで折り返した後半、勢いよく入ったのは鹿島だった。そして後半10分、奪われたボールを高い位置で奪い返すと、MF小笠原満男のスルーパスに右サイドから走り込んだMF遠藤康がそのまま左足でシュート。一瞬、クロスを上げると思ったのか、東口の反応が遅れ、かき出すことが出来なかった。

 畳みかけたい鹿島は後半15分からFWペドロ・ジュニオールに代えてMF土居聖真を投入。一方のG大阪は同20分からMF今野泰幸に代えてMF遠藤保仁をピッチに送り込んだ。

 だがリードを奪った鹿島は強い。落ち着いたボール回しから相手になかなかいい形でボールを渡さない。中央で舵を切る小笠原とMFレオ・シルバの安心感も抜群。なんとか反撃したかったG大阪だが、鹿島に逃げ切られてしまった。

 これで今季のJ1リーグ戦は前半戦が終了。リーグ戦の敵地戦8戦8勝、中2日で戦った難しい一戦を制した鹿島が、勝ち点を36に伸ばして首位ターンを決めた。暫定で首位に立っていたセレッソ大阪が、12年ぶりの首位浮上を確定させることは出来なかった。

(取材・文 児玉幸洋)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?220377-220377-fl

◆【鹿島】吹田スタ5連勝で前半戦単独首位ターン…大岩体制無傷の公式戦6連勝(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ 第13節 G大阪0―1鹿島(5日・吹田スタジアム)

 ACLのため延期されていた試合が行われ、鹿島は敵地でG大阪を下し、勝ち点36で単独首位に浮上した。この日の試合で、J1は全チームが前半戦17試合を終えた。

 鹿島は後半10分にMF小笠原からのパスを受けた遠藤が、ペナルティーエリア内右サイドの角度がない位置から左足でニアサイド角にゴールを決めて先制。後半ロスタイムの相手CKでは、ゴールライン上のDFがクリアして難を逃れて勝利した。

 鹿島は吹田スタジアムで、昨季のリーグ戦1試合、クラブW杯2試合、天皇杯1試合と、この日の試合と合わせて5連勝。昨年開場したスタジアムでの好相性ぶりも継続された。

 昨季2冠クラブは、今季途中の5月31日に石井前監督の解任があったが、その後の大岩体制では公式戦無傷の6連勝。17節までの前半戦を終わってみれば、J最多タイトルを誇る名門が“定位置”に返り咲いた。

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170705-OHT1T50172.html

◆鹿島、勝負どころ逃さず(毎日新聞)




 ○鹿島1-0ガ大阪●(吹田スタ・5日)

 その時のために力をためていたかのようだった。前半は停滞しながらも一発で仕留めた鹿島。ACLと並行しながらの日程に、なかなか上向かなかったリーグ戦だったが、終わってみれば昨季に続き、首位で折り返した。

 序盤から出足が遅くロングボールの落下点にはガ大阪の選手に一歩早く入られる。球際で負け、簡単にボールを失った。「ボールに足がつかず危ないシーンもあった。ふわふわしていた」と昌子が振り返ったように、中2日で迎えた試合の入りは決して良くはなかった。

 しかし、勝負どころを逃さない。後半10分、敵陣深くで一度はガ大阪にボールを取られながらも、小笠原がすぐさま奪い返す。攻撃へと重心が傾いていた相手守備の背後を取るように、右サイドからゴール前へと走り込んでいた遠藤がボールを受け、「興味本位でやってみた」と角度のないところからニアへと蹴り込む。一振りで情勢を変えてみせた。

 5月末にACLの敗退が決まり、石井監督が解任。大岩監督の就任以降、「勝ち続けよう」という言葉とともに、リーグ戦5戦全勝で首位ターン。ただ、選手の頭に浮かぶのは、第1ステージを制しながらも、第2ステージで失速した昨季。2ステージ制に助けられてなんとか年間優勝を勝ち取っただけに、「昨年の同じことがないように」と昌子は言う。首位という結果に浮かれる様子はない。【丹下友紀子】

 鹿島・大岩監督 厳しい条件の中でピッチでみせてくれたパフォーマンスは称賛に値する。結果は1-0だが、それ以上に価値のある試合だった。

 ガ大阪・長谷川監督 決めるべきところで決めきれず、競り負けた。後半の入りの失点が多い。しっかり入らせたい。

https://mainichi.jp/articles/20170706/k00/00m/050/149000c

◆鹿島・遠藤、技ありループで決勝弾!敵地全勝で単独首位ターン(デイリー)




「明治安田生命J1、G大阪0-1鹿島」(5日、吹田サッカースタジアム)
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響で未消化だった2試合が行われ、鹿島はG大阪を1-0で下し、5連勝で単独首位に浮上した。

 0-0の後半10分、MF小笠原満男(38)のスルーパスに敵陣深く走り込んだMF遠藤康(29)が「興味本位で狙ってみた」と角度のない位置から左足ループシュート。クロスを警戒して飛び出しかけたGK東口の逆を突く技ありの一発が決勝点となった。

 大岩剛監督(45)は就任後リーグ戦無傷の5連勝。出番を与えられた選手が起用に応える好循環に「それぞれのパフォーマンスをピッチ上で表現してくれた結果。チーム力が上がっていく要因」と手応えをにじませた。

 アウェー全勝で前半戦を折り返す快挙にもDF昌子は「どちらかと言うと珍記録。ホームで連勝するのが一番かっこいい」と複雑な表情を浮かべた。2ステージ(S)制だった昨季は最終的に年間王者に輝いたが、第1Sを制しながら第2Sは11位と失速。昌子は「今季はそうならないようにしたい」と話し、遠藤も「最後に首位にいないと意味がない」と続けた。

https://www.daily.co.jp/soccer/2017/07/05/0010344796.shtml

◆鹿島、5連勝で首位浮上!Jリーグ初の敵地全勝ターン(サンスポ)


後半、ゴールを決めた遠藤(中央)をペドロジュニオール(左)と金崎(右)が祝福。昨季J1王者が首位ターンを決めた (撮影・岩川晋也)

 明治安田J1第13節最終日(5日、市立吹田スタジアムほか)アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響で未消化だった試合で、鹿島はG大阪を1-0で下して5連勝。勝ち点36でC大阪をかわして首位に浮上した。後半10分にMF遠藤康(29)が先制点を奪い、そのまま逃げ切り、J1史上初の“アウェー全勝ターン”を決めた。川崎は浦和を4-1で破り、同32で5位に上がった。

試合終了間際、鹿島ゴール前でもみ合う鹿島・GK曽ケ端(中央右)とG大阪・GK東口(同下)=吹田スタ

 蒸し暑い大阪の夜。汗でシャツをぬらした大岩監督は試合終了の笛を聞くと、決勝弾を決めたMF遠藤とベンチでがっちりと握手を交わした。

 「厳しい条件の中、ピッチの中で見せた彼らのパフォーマンスは称賛に値する」

 大岩監督は選手をねぎらった。アウェーでのG大阪戦はリーグ前半戦の最終戦で、後半戦を占う上で重要な上位対決だった。スコアレスで折り返すと、迎えた後半10分、MF遠藤が技ありのゴールを決めた。MF小笠原の縦パスを受け、最後は得意の左足でボールを柔らかく浮かせ、ゴールのニアサイドへと流し込んだ。「中に返す選択肢もあったけど、いちかばちか狙ったら入った」と驚いた。

 大岩体制になって無傷のリーグ5連勝で首位ターンを決めた。J1史上初のアウェー全勝(8戦)で折り返したが、前半は大事なホームで苦戦が続いた。5月19日の川崎戦までのホーム7戦で5敗を喫し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でも16強で敗退。クラブは同31日、石井監督を解任。当時の大岩コーチを監督に昇格させた。

 新指揮官は課題のある選手を遠慮することなく名指しし、問題点を修正。選手の自主性を重んじた石井前監督と異なる指導法で、低空飛行のチームを浮上させた。白星が続いても積極的にメンバーを変更してチーム内の競争をあおり、混戦模様のリーグ前半戦を首位で折り返した。

 「選手全員でやっていきたい」と先を見据えた大岩監督。MF遠藤も「最後に1位になっていないと意味がない」と言い切った。昨季J1王者が底力を発揮し、勢いに乗って勝負の後半戦に臨む。 (一色伸裕)

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170706/jle17070605020004-n1.html

◆鹿島首位!曽ケ端吠えた、ロスタイム気迫の全員守備(ニッカン)




<明治安田生命J1:G大阪0-1鹿島>◇第13節◇5日◇吹田S

 鹿島アントラーズがガンバ大阪との上位対決を1-0で制し、首位に立った。

 0-0の後半10分、左太もも痛から復帰し、6試合ぶりに先発起用されたMF遠藤康(29)が決勝ゴールを奪った。MF小笠原満男(38)のスルーパスに、右サイドでDF2人に囲まれても左足でシュート。不規則な回転のボールは相手GKのタイミングも外し、ゴール右上隅に吸い込まれた。

 後半ロスタイムには相手CKに全員で体を張って守りきった。ヘディングシュートをゴール前でMFレオ・シルバ(31)がクリア。最後は、左手負傷で離脱したGKクォン・スンテ(31)に代わって先発したGK曽ケ端準(37)が、相手GK東口のダイビングヘッドを好セーブ。勢い余って突進した東口と一触即発となるなど、闘志を前面に出した。

 昨季J開幕戦、クラブW杯、天皇杯を含め、この日の勝利で吹田スタジアムでは5戦全勝。今季開幕から続いてきたアウェー全勝(延長やPKでの勝利は除く)での折り返しに、DF昌子源(24)は「アウェーの全勝はどちらかというと珍記録。ホームで無敗ということがやりたいこと。ホームでも連勝できるように頑張ります」。ベテラン、若手問わず、先発が入れ替わりながらも結果が出ている現状に「みんながチームのためというのを示してくれている。最後の(CKからの)プレーが、チーム全員で戦うというところを証明できたと思う」と満足な表情を浮かべた。

 次節は再び中2日で、3戦連続アウェーとなるFC東京戦(8日、味スタ)。総力戦で連覇に向けて勝ち点3を積み重ねるつもりだ。

https://www.nikkansports.com/soccer/news/1850736.html

◆鹿島が首位浮上 G大阪4試合ぶり●/G-鹿13節(ニッカン)




<明治安田生命J1:G大阪0-1鹿島>◇第13節◇5日◇吹田S

 鹿島アントラーズがガンバ大阪を破り、首位に浮上した。J史上初のアウェー全勝ターン。昨季のJ王者がワンチャンスをものにした。

 前半は両軍決定機を決められなかった。ホームのG大阪は前半27分、MF倉田のスルーパスにFW長沢が反応。抜け出してGKと1対1になったがシュートはGKに当たってしまい、こぼれ球をクリアされた。一方の鹿島は同31分、DF西のパスにMF中村が抜け出すがワンタッチのシュートはG大阪GK東口の好セーブに阻まれた。

 先制点は鹿島だった。後半10分、ボールを受けたMF遠藤が角度のないところから技ありのシュート。今季2点目が決まった。

 G大阪は後半20分から7試合ぶりにベンチスタートだったMF遠藤を投入。しかし、試合巧者の鹿島相手になかなか攻撃の形を作りきれない。1点が遠く、4試合ぶりの黒星となった。

https://www.nikkansports.com/soccer/news/1850671.html

◆鹿島がリーグ5連勝で首位ターン! 遠藤康の技あり弾でG大阪下す(サッカーキング)


G大阪 鹿島

 延期分の2017明治安田生命J1リーグ第13節が5日に行われ、ガンバ大阪と鹿島アントラーズが対戦した。

 最初にチャンスを作ったのはG大阪。1分、ゴール前の混戦から長沢駿がパスを出し、倉田秋がシュートを放ったが、ボールは惜しくも枠左に外れた。対する鹿島は9分、ペドロ・ジュニオールが右サイドをドリブルで持ち込んでラストパス。しかし、ここはG大阪の守備陣に阻まれた。立ち上がりから両チーム一進一退の攻防が続く。

 本拠地で先制点を狙うG大阪は15分、藤本淳吾のスルーパスからアデミウソンがシュートを打ったものの、ここは枠をとらえることができない。22分には、藤本のFKから最後はファビオが合わせたが、ボールはクロスバーの上に逸れた。ホームのG大阪が徐々にペースを握り始める。

 すると26分、攻勢をかけるG大阪に決定機が訪れる。倉田のスルーパスから長沢が裏に抜け出し、相手GKと1対1の展開。しかし、ここは鹿島GK曽ヶ端準の好セーブに見舞われた。一方の鹿島は30分、中村充孝がゴール前フリーでシュートを放ったものの、ゴールネットを揺らすには至らず。互いにチャンスを生かせないまま、試合を折り返す。

 後半に入り50分、G大阪はエリア手前で細かくパスを繋ぎ、最後は藤本がミドルシュート。しかし、ボールは枠を大きく外れてしまう。すると55分、アウェイ鹿島がついに試合の均衡を破る。小笠原満男のスルーパスに抜け出した遠藤康がループシュート。これがゴール右角に決まり、鹿島が待望の先制点を奪った。

 同点を狙うG大阪は67分、左サイドからのクロスを長沢が頭で落とすと、最後は藤本がシュート。しかし、ボールは枠を大きく外れた。G大阪はアデミウソンに代えて泉澤仁を投入して反撃を仕掛けるが、なかなか決定機を作ることができない。

 試合はこのまま終了。鹿島が1-0でG大阪を下した。次節、G大阪は8日に清水エスパルスと、鹿島はFC東京と対戦する。

【スコア】
ガンバ大阪 0-1 鹿島アントラーズ

【得点者】
55分 0-1 遠藤康(鹿島)

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170705/608927.html?cx_cat=page1

◆【動画】鹿島アントラーズが5連勝で首位浮上!G大阪との上位決戦を制す/J1リーグ第13節(GOAL)


明治安田生命J1リーグ第13節でガンバ大阪と鹿島アントラーズが対戦した。

決勝点を決めた遠藤康 (C) Getty Images for DAZN

■J1第13節 G大阪 0-1 鹿島

G大阪:なし
鹿島:遠藤(55分)

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明治安田生命J1リーグ第13節が5日に市立吹田サッカースタジアムで行われ、ガンバ大阪と鹿島アントラーズが対戦した。試合は鹿島が1-0でG大阪を下し、5連勝を飾った。鹿島はセレッソ大阪をかわして首位に浮上した。

AFCチャンピオンズリーグの影響で延期されていた第13節の未消化分。第17節で鹿島は敵地で柏レイソルを破り、首位との勝ち点差を2に縮めた。今節でG大阪に勝てば第11節以来の首位に浮上する。一方、G大阪は2試合ぶりの白星で勝ち点を32に伸ばし、首位と勝ち点3差の4位。首位を追いかける中で、負けられない試合が続く。G大阪はMF遠藤保仁に代わってMF藤本淳吾が先発入り。鹿島は前節に引き続いてMF三竿健斗が最終ラインに入った。

両チームともにチャンスを作れない時間が続く中、最初の決定機はG大阪に訪れた。27分、ハーフウェイライン付近でボールを持った倉田秋が前線へスルーパスを通す。これに抜け出した長沢駿がGKと一対一になったが、GK曽ヶ端準がタイミングのいい飛び出しでブロックし、失点を免れた。

34分、右サイドでボールを持った西大伍がGKとDFの間にグラウンダーのクロスを入れた。これに反応した中村充孝がダイレクトで合わせたが、ボールはGK東口順昭の正面に飛んでしまった。このまま0-0でハーフタイムを迎える。

スコアが動いたのは55分。鹿島がペナルティエリア手前でボールを奪い返すと、小笠原満男が絶妙なスルーパスを送る。ペナルティエリア内右に走り込んでいた遠藤康がクロスを上げると見せかけ、ニアサイドにふわりとしたシュートを放つ。GK東口は逆を突かれる格好になり、ボールはゴールネットを揺らした。

試合終盤にはG大阪が猛攻を仕掛けたが、なかなか1点が遠い。後半アディショナルタイムにはGK東口がヘディングシュートを放つ場面もあったが、GK曽ヶ端を中心に鹿島がリードを守りきった。


【動画】鹿島アントラーズが5連勝で首位浮上!G大阪との上位決戦を制す/J1リーグ第13節


◆2017明治安田生命J1リーグ 第13節(オフィシャル)


明治安田J1 第13節

遠藤が芸術的ループ弾!鹿島がアウェイでG大阪を撃破、リーグ戦5連勝で首位浮上!

7月のアウェイ4連戦、第2章を迎えた。J1第13節未消化分、対するはガンバ大阪。リーグ戦17試合目、折り返しとなる一戦で難敵と対峙した鹿島は、55分に遠藤が鮮やかなループシュートを決めて先制に成功する。終盤はG大阪の猛攻に遭ったものの、チーム一丸で1点を死守。1-0と勝利を収め、5連勝でJ1首位に立った。

鹿島は3日前、首位の柏とアウェイで激突し、3-2と勝利を収めた。満員の日立台で先制を許しながらも、金崎の火を噴くような強烈ミドルで同点に追い付き、永木の直接FKで逆転に成功。一時は2-2とされたものの、ペドロ ジュニオールが鮮やかなドリブルシュートで3試合連続得点を挙げ、底力を見せて勝ち点3を奪い取った。大岩監督就任後、これで公式戦5連勝。リーグ戦では4連勝となり、暫定3位に浮上した。



昌子が「チーム力はシーズン序盤よりも上がっていると思う」と手応えを語れば、大岩監督も「全てがスーパーゴールだったとはいえ、アクションを起こして生まれたもの。チームが上昇気流に乗っていると思う」と、就任時から求め続けるアグレッシブな姿勢を体現した選手たちを称賛した。課題と反省はもちろんあるが、勝利という結果の下でそれらと向き合えることこそ収穫だ。休む間もなく戦いは続く。中2日で組まれたG大阪との激突に向けて、チームはトレーニングに打ち込んだ。すぐに迎えた試合前日には、入念なミーティングとセットプレー練習を敢行。限られた準備期間で難敵との対峙を繰り返す日々は、昨季のクラブW杯を想起させる。センターバックでのチャレンジに臨んでいる三竿健斗は「次の試合が楽しみ。課題を克服するチャンス」と過密日程を前向きに捉える言葉を残し、大阪へと飛んだ。



台風が過ぎ去り、不安定な大気に覆われた大阪。水曜日のナイトゲームにも関わらず、吹田には数多くの背番号12が足を運んだ。勝利への渇望を胸にボルテージを高めていく。大きなチームコールが鳴り響く中、読み上げられたメンバーリスト。大岩監督が指名した先発11人は、3日前から3名の変更が施されていた。無念の離脱を強いられたクォン スンテに代わって曽ケ端、ボランチの一角に小笠原、そして右サイドハーフに遠藤を指名。実績十分の3選手へ信頼を託し、必勝を期す。最終ラインは右から西、健斗、昌子、山本の4人。ボランチには小笠原とともにレオ シルバが君臨し、2列目には遠藤と中村、そして前線には金崎とペドロが並んだ。そしてベンチには、GKの川俣、ブエノ、伊東、永木、土居、鈴木、金森が座る。



19時3分、キックオフのホイッスルが鳴り響いた。開始早々、鹿島は右サイド深くまで突破されてピンチを迎えたが、ペナルティーエリア内からの相手のシュートが枠を逸れて事なきを得る。立ち上がりから両チームともに縦への意識を高め、非常にテンションの高い展開となった。鹿島は6分、FKのリスタートから中村がペナルティーエリア手前までドリブルで持ち込んだものの、足を滑らせてシュートを打つことはできず。それでも、瞬時の機転で金崎がシュートチャンスを生み出してみせた一連のプレーからは、一瞬の隙も許されない、濃密な試合が繰り広げられる予感が漂った。









15分過ぎからは次第に鹿島が中盤でセカンドボールを拾えるようになったが、決定機を作るには至らない。激しいボディコンタクトの応酬となり、ルーズボールを確保した側が素早いカウンターで背後を狙う展開となった。ハイレベルかつスピーディーな攻防に、両ゴール裏もヒートアップしていく。鹿島は27分、曽ケ端が1対1のピンチでシュートを身体に当て、カバーに戻った健斗のクリアによってG大阪の望みを絶つ。大ピンチだったが、スコアレスのまま試合は推移することとなった。











ペドロと金崎が献身を体現するプレスとポストプレーを絶えず繰り返す中、なかなかシュートまで持ち込めなかった鹿島。決定機は31分に生まれた。中盤でのボール奪取から右サイドへ展開し、西のクロスに中村が反応。背番号13の左足シュートがG大阪ゴールを襲ったが、惜しくも相手GKの正面を突いてしまった。





前半のラスト15分も一進一退の攻防が繰り広げられた。G大阪のビルドアップに対して、鹿島は各選手がマークを受け渡しながらポジションをスライド。統制を保ち、ひとたびマッチアップの場面となれば、激しいプレスとタックルで戦いを挑んでいった。ボールを奪えなくとも、相手の攻撃を後方に戻させる厳しい守備を見せれば、大岩監督がピッチサイドで拍手を惜しまない。アグレッシブな姿勢を示し続けたまま、前半はスコアレスで終了した。



ハーフタイム、アントラーズレッドのゴール裏はタオルマフラーを掲げ、来るべき後半45分に向けてより強く揺るがない決意を常緑のピッチへ注ぎ込んだ。そして始まった、勝負のセカンドハーフ。前半から変わらず、激しいマッチアップと素早い攻守の応酬が続いていった。







51分、惜しみなくプレスを続けた金崎が相手のクリアを身体に当てると、こぼれ球に反応したペドロが長距離のボレーでゴールを狙う。古巣相手の一戦、ブーイングを浴び続けた背番号7の冷静かつ巧みなチャレンジは枠を越えたが、どこからでもゴールを狙う姿勢はチーム全員の共通意識として浸透。そして4分後、次のチャレンジが結実することとなった。熱戦の均衡を破ったのは、あまりにも鮮やかなループシュート。主役は、約2カ月ぶりに先発のピッチに帰ってきた背番号25だ。

55分、敵陣右サイドでの波状攻撃。クロスを阻まれてもすぐにセカンドボールを奪い、二度三度とゴールへの挑戦を続けた。そして、敵陣中央で小笠原がボールを収める。瞬時にパスコースを見出したキャプテンからのスルーパス、その走路には遠藤がいた。ペナルティーエリア右奥へ進出した背番号25は、だれも予想し得なかった左足でのループシュートを選択。角度のないところから放たれ、鮮やかな弧を描いたボールがゴールへ吸い込まれる。1-0。青黒の沈黙、そしてアントラーズレッドの歓喜が夜空を切り裂いた。







リードを奪った鹿島は60分に土居を投入。背番号8はスペースを狙い続け、そして献身的なプレスでチームのために走り続けた。拮抗した展開のまま残り15分を切ると、指揮官は伊東をピッチへ送り出す。G大阪の選手交代に対して即座に反応し、サイドアタックを封じるべく、背番号24を最終ラインに加えた。「とにかく集中力が全てだった」と振り返った伊東は、試合後に充実の表情を見せていた。終了間際に投入され、ミドルゾーンに強度をもたらした永木も含め、全選手がしっかりと任務を遂行。後半アディショナルタイムには相手のCKからゴールライン上に密集が殺到するピンチを迎えたが、最後の一線だけは死守してみせた。













1-0。完封勝利を告げるホイッスルが鳴り響き、吹田の夜にアントラーズレッドの歓喜が爆発した。これでリーグ戦5連勝、勝ち点36で17試合を終了。単独首位に立って、リーグ戦の折り返しを迎えることとなった。とはいえ、まだ何も勝ち得てはいない。曽ケ端が、昌子が、遠藤が、「最後に一番上にいないと意味がない」と淡々と語り、チームは吹田の地を後にした。休む間もなく、3日後には第18節のFC東京戦を控えている。明日、鹿嶋へ帰還するチームはわずかな準備期間を経て、土曜日のアウェイゲームへ向かう。連勝街道を突き進むべく、総力戦の日々は続く。





【この試合のトピックス】
・大岩監督就任後、リーグ戦5連勝。公式戦は6連勝となった。
・J1でのG大阪戦は2試合ぶり、アウェイでは2年連続の勝利を収めた。
・遠藤が先発に復帰。5月14日に行われたJ1第11節の神戸戦以来、リーグ戦6試合ぶりの先発出場を果たし、4月16日の第7節仙台戦以来となる今季2得点目を挙げた。
・曽ケ端がリーグ戦3試合ぶりの先発出場を果たした。
・ブエノがリーグ戦3試合ぶりのベンチ入りを果たした。
・リーグ前半戦、アウェイゲーム全勝はJ1初。



監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・攻撃の時、サイドにボールをあてて、もっと深さを使って攻めよう。
・ボールがない時のポジショニングを意識して、正しい位置をとること。
・連動した守備をもう一度確認すること。

ガンバ大阪:長谷川 健太
・もっとテンポよくボールを動かす。
・攻めている時のリスク管理をしっかり。
・後半の立ち上がり、しっかり入る。

[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
この厳しい条件の中で選手がピッチで見せてくれたパフォーマンスは称賛に値すると思う。1-0という結果だが、それ以上の価値があると思う。

Q.中村選手や金崎選手に続いて今日は遠藤選手と、起用する選手が次々に結果を出しているが、その要因は?先発起用するにあたって考えていることは?

A.結果を出している選手は経験があるし、パフォーマンスが悪いから先発を外れていたというわけでもない。それぞれのパフォーマンスをピッチの上で表現しているということ。結果が出ているのは自分自身、嬉しい。それがチーム力を上げる要因になる。とはいえ、彼らは得点を決めているが、それ以外のプレーも評価している。それ以外の選手も評価している。得点以外の評価を忘れてはいけないと思う。

Q.連戦で中2日、移動もあった中での戦いだった。前半はチャンスの数が少なかったように思うが、守備を重視していたのか?

A.守備を重視して前半を戦おうという意識は特になかった。ただ、ピッチの上で起きていることに対して「それぞれの選手同士で判断をしてプレーしなさい」と伝えていたし、自分たちだけでなく相手もキツそうだったので、試合自体がスローテンポになったので、そのように見えたのではないかと思う。

ガンバ大阪:長谷川 健太
リーグ戦の折り返しの試合で、何が何でもホームで勝ちたかったが、決めるべきところで決めるか、決められるかという展開だった。ある程度は予想していたが、ミスから取られてしまった。(アントラーズの決定機は)遠藤のあの1本と、前半の中村の1本くらいだったと思う。うちも前半の立ち上がりにチャンスがあったが、決めきれなかった。そのことが、競り負けるという結果につながったと思っている。リーグ前半戦の最後に勝ち点を積み上げることはできなかったが、32ポイントという結果は悪くなかったと思う。ただ、後半戦で35ポイント以上取れないと優勝に手が届かないと思うので、35プラスアルファを取れるかどうかに懸かっていると思う。次の試合が中2日で控えている。コンディションを見ながらメンバーを考えていきたい。


選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
誰が点を取るかではなく、チームが勝つことが大事。得点の場面は興味本位で狙ってみて、狙ったら入ったという感じ。クロスを上げる選択肢もあったけど、あの位置からだったらいけるかなと思って打ってみた。自分のゴールはもちろん嬉しいけど、チームが勝てたことが何よりも良かった。

【昌子 源】
勝ちたい気持ちで上回ったと思う。絶対に後半勝負になると思っていて、健斗とは「仕事が増えるから、2人で守らないといけない」と話していた。連勝できたのは良かったけど、監督が変わる前にできなければいけなかったという思いもある。個人的にはボールが足についていなかったプレーもあったし、次に向けて反省しないといけない。

【三竿 健斗】
気合いを入れてプレーした。声が通らなかったので、源くんとはお互いをよく見ていた。インターセプトの回数も多かったし、勇気を出して前に出て良かった。源くんと近い位置をとって、うまく反応できたと思う。自分は読みで勝負するしかないので、賢くプレーする必要がある。

【山本 脩斗】
先に失点すると苦しくなるので、しっかりと守備から入ろうと思っていた。タイトルが懸かった試合ではないけど、勝てば首位で折り返せるということもわかっていたし、上位対決では気持ちも昂る。良いモチベーションでやれていると思う。

【曽ケ端 準】
先制した後は相手が前線に人数をかけてくることはわかっていた。カウンターで追加点を取れれば良かったけど、しっかりと対応できていたと思う。意思統一をしっかりとやって戦えていたと思う。

【土居 聖真】
カウンターを仕掛け合うような展開の中で、ボールをキープする時間を少しでも作ることを心がけてプレーしていた。ここで勝つと負けるとでは全く違うので、勝ち切れたことは大きい。

【伊東 幸敏】
あの時間帯に入るのは、集中力が全てという感じ。泉澤選手が投入されて、自分も「行くぞ」とベンチから呼ばれた。藤春選手への対応もあったので難しい展開だったけど、あの時間帯にピッチに入って、チームの集中力というものを強く感じた。




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