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2017年8月20日日曜日

◆2ゴールの興梠慎三、“浦和らしい”コンビネーション炸裂に「試合前から話していた」(GOAL)




FC東京戦で2ゴールを挙げた興梠慎三。今季のゴール数をキャリアハイの15点に乗せている。

浦和レッズのFW興梠慎三はFC東京戦で2ゴールを挙げて、試合後には満足げな様子で取材に応じた。

浦和は19日、明治安田生命J1リーグ第23節でFC東京と対戦した。先発出場を果たした興梠は2ゴールをマークし、2-1での勝利に貢献。自身のシーズン得点数も「15」としてキャリアハイに乗せている。

興梠自身もコンディションの良さを感じていることを認める。

「(今までのシーズンでは)13、12という得点しか取れていなかったので、そういう意味では、今この時点で15点取れているってことは、非常に自分自身のコンディションもいいのかなと思います」

また、自ら打開できる選手ではないと語る興梠は、味方が作り上げたチャンスに感謝しつつ、久々に浦和らしいコンビネーションが生まれたことに満足しているようだ。

「中央でのコンビネーションというのがなかなか出せない試合が続いたので、試合前でも『そろそろフリックとか入れていこうか』っていう話し合いをしていました。前の3人が試合で長くやっているし、わかり合えているっていうのもあったので。今日はちょっと失敗してもいいから、とりあえずチャレンジしてみようというのは試合前から言っていました」

2ゴールで得点ランク単独トップに立った興梠。今後のゴール量産にも期待が集まるところだ。





2ゴールの興梠慎三、“浦和らしい”コンビネーション炸裂に「試合前から話していた」

◆ジーコ、日本からの驚きオファーに「人生は面白い」お茶目な一面も披露(テレビドガッチ)




元日本代表監督のジーコが、テレビ東京で8月20日、27日の2週連続にわたり『FOOT×BRAIN』(毎週日曜11:00~)にゲスト出演。20日の放送では、番組MCの勝村政信、皆藤愛子、そして、番組アナリストで鹿島アントラーズ時代の愛弟子でもある秋田豊と共に、その足跡を辿っていく。

かつてブラジル代表としてセレーゾ、ファルカン、リベリーノと黄金のカルテットを形成し世界を席巻したジーコ。一度は引退したが、91年に住友金属(後の鹿島アントラーズ)で現役選手として復帰し、国内最多の19冠を達成する鹿島の礎を築く。そして2006年には、日本代表監督に就任しドイツワールドカップで指揮を執った。日本サッカー界への多大な貢献が評価され、2016年に殿堂入りを果たした。

収録の冒頭、勝村は「スタジオが騒然としています。“神様”がスタジオに降りてきて下さいました」と感動を伝え、ジーコは、長年連れだった通訳の鈴木國弘さんと共にスタジオに降臨。勝村と皆藤と握手を、秋田とは熱く抱擁を交わし再会を喜んだ。

20日の放送では、世界の一流プレイヤーだったジーコが、どうしてサッカー後進国の日本にやってきたのか? Jリーグ創設から25年、日本サッカーはどれだけ進化したのか? などをテーマにトークを展開。秋田と過ごした鹿島時代を振り返りながら「人生は面白い」と当時について振り返り、秋田も「これはジーコさんから教えてもらったこと」と、プロとしての在り方や、すごく細かかったという戦術練習など、鹿島に根付く“ジーコスピリッツ”について明かしていく。

また、ジーコに孫が生まれ、その母親が日系人であることを告白。「自分の血に日本の魂も入ることになるのは、すごく嬉しいです」と喜ぶ一幕も。そのほか、ジーコのスーパープレー集が披露されると、秋田のコメントにかぶせて「その前にごめん、今のすごいゴールだったね」とカットイン。甲高い声で喋る番組キャラクターのFOOT君から問いかけがあると、「ボールが喋ってるの?」と目を丸くしながら、日本語で「コンニチワ ハジメマシテ ヨロシクオネガイシマス」とモノマネをするなど、お茶目な一面も披露する。

ジーコ、日本からの驚きオファーに「人生は面白い」お茶目な一面も披露

◆ケルン大迫勇也が狙う二桁得点の難易度と達成への鍵は?【海外日本人展望】(GOAL)



海外で戦うサムライたちの2017-18シーズンが始まる。彼らは新たな一年のスタートをどのような形で切るのか? チームにおける序列やシーズンの目標は? 識者たちが海外組の“現在地”を探る。

チーム内序列:中心選手

ノルマ:年間を通して主軸としてフル稼働する

目標:ブンデスリーガでの二桁得点&昨季と同程度のアシスト

文=遠藤孝輔

■新戦力コルドバとのコンビネーション成熟が鍵

7月31日のテストマッチ(対ボローニャ)で右足首の靭帯を損傷したケルンの大迫勇也は、2017-18シーズン最初の公式戦となるDFBポカール1回戦(対レーア)を欠場。8月20日に控えるボルシア・メンヒェングラードバッハとのブンデスリーガ開幕戦にも間に合いそうになく、ホームゲームの第2節ハンブルガーSV戦での復帰に照準を合わせる。

シーズン前の重要な準備期間に離脱を余儀なくされたとはいえ、ペーター・シュテーガー監督からの信頼は揺らがない。かねてから大迫の才能に惚れ込んでいるオーストリア人指揮官は、改めて「勇也は代えの利かないプレーヤーだ」と口にしている。コンディションさえ整えば、不動のレギュラーとして大きな期待を寄せられそうだ。

主戦場は昨シーズン同様にセカンドトップ、トップ下になるだろう。前線でしっかりとボールを収めてから、ラストパスやシュートに持ち込める大迫は、最後の30メートルでのアイデアに欠けるケルン攻撃陣に欠かせない存在だ。1本のロングパスやアーリークロスをゴールに結びつけていたストライカー、アントニー・モデストの退団(今夏に天津権健へレンタル)に伴い、ますます味方からボールを託される機会が増えるかもしれない。

そのモデストに代わる得点源となりそうなのは、今夏にマインツから加入したコロンビア人のジョン・コルドバで、前任者同様にパワーとスピードに長けるタイプだ。このストライカーとのコンビネーションを磨くことも、さらなる飛躍のために不可欠となる。互いの特徴をよく理解し、ピッチで阿吽の呼吸を見せていたモデストと同じように、理想的なパートナーシップを築けるか。得点力の低下が不安視されるチームにとっても、大迫とコルドバの連携構築は今シーズンの行方を左右する重要テーマの一つだ。

■過去10年のケルンで二桁得点を挙げたのは4人だけ

昨シーズン同様に崩しのタスクも求められる中で、大迫が狙うのはブンデスリーガでの二桁得点だ。アシスト(昨季は8)を減らさずに、ゴール数を増やすことに強いこだわりを見せる。それを達成するには何が必要か。本人が語るポイントは「ゴール前に入る機会を増やすこと」。チャンスメークの仕事をこなしながら、いかにフィニッシャーらしさを出していくか。その絶妙なバランスを見出すことが鍵になるだろう。

そもそもブンデスリーガで10ゴール以上を奪う難易度はどの程度か。16-17シーズンは15人が記録したが、PKなしで二桁の大台に乗せたのは12人。15-16シーズンは18人(PKなしが17人)、14-15シーズンは18人(PKなしが16人)で、1チームに達成者が1人いるかどうか。過去10シーズンのケルンでは、前述のモデスト、アンソニー・ウジャー、ルーカス・ポドルスキ、ミリボイェ・ノバコビッチしか二桁得点者になっていない。

日本人プレーヤーに目を向ければ、06-07シーズンのフランクフルトで高原直泰(11得点)、11-12シーズンのドルトムントで香川真司(13得点)、13-14から2シーズン連続で当時マインツの岡崎慎司(15得点→12得点)が達成している。高原はブンデスリーガ参戦5シーズン目、香川は同2シーズン目、岡崎は同4シーズン目の大台到達だった。大迫にとっては今季がドイツ5シーズン目、ブンデスリーガ1部は4シーズン目になる。

■自身初となるヨーロッパリーグでも輝きを放てるか

大迫自身は「まずはブンデスリーガ」と国内の戦いにプライオリティーを置いているが、自身初となるヨーロッパリーグでのパフォーマンスにもやはり注目だ。8月25日に控えるグループリーグのドローで、ケルンがアーセナルやミランのようなビッグクラブと同組になるようなら、われわれ日本人にとってはさらに目が離せなくなるだろう。

両チームの本拠地であるエミレーツ・スタジアムやサン・シーロで輝きを放った暁には、ドイツ国外の有力クラブからオファーが舞い込む可能性もグッと高まる。すでにバイエルンの世界的な守備者たちを脅かした実績を持つ大迫なら、舞台を欧州に移しても十分に実力を発揮できるのではないか。不安は蓄積疲労くらいだろう。

27歳と多くのフットボーラーが脂の乗り切る年齢になった大迫にとって、今季はケルンに収まる器の持ち主かが問われるシーズンになるかもしれない。本人が一つの目標にするドイツで優勝を争えるチームへの移籍を実現させるには、やはり「二桁得点+8アシスト前後」の目標達成が必要になるのではないか。


◆ヘタフェ柴崎岳がリーガ開幕戦のメンバー入り! 1部デビューなるか(サッカーキング)


柴崎岳

 MF柴崎岳の所属するヘタフェが20日に開催されるリーガ・エスパニョーラ第1節アスレティック・ビルバオ戦の帯同メンバー18名を発表し、柴崎もメンバー入りした。



 同クラブは19日にアスレティック・ビルバオ戦に向けた帯同メンバー18名をクラブ公式ツイッターで発表。柴崎の他、昨シーズンはテネリフェ(スペイン2部)で柴崎とともにプレーしたセネガル人FWアマト・ディエディウや、レアル・サラゴサ(スペイン2部)で39試合21ゴールを記録したスペイン人FWアンヘル・ロドリゲスも名を連ねている。

 柴崎は試合に出場すればリーガ・エスパニョーラでのデビューに。5日に行われたジローナとのテストマッチでは決勝ゴールをマークするなど順調にアピールしていただけに、スターティングメンバー入りの期待も高まる。

 同試合は、現地時間20日18時15分(日本時間20日25時15分)キックオフ予定。

ヘタフェ柴崎岳がリーガ開幕戦のメンバー入り! 1部デビューなるか

◆内田がシャルケ退団へ…ドイツ移籍最優先に他の欧州各国リーグ、鹿島復帰の可能性も(報知)




 ドイツ1部シャルケ04所属のDF内田篤人(29)が、クラブを退団することが19日、濃厚となった。ドイツ大衆紙ビルトが報じた。内田が18日に移籍仲介人の秋山佑輔氏を伴いクラブ幹部と去就について話し合い、退団が選択肢となった。既にテデスコ新監督が内田に対し、右サイドのレギュラー争いが厳しく出場機会を得るのは難しいと伝えたという。クラブとの契約は18年6月まで。これまで契約が残り1年となった段階で2度更新してきたが、今回は延長オファーを受けていなかった。

 秋山氏は「シャルケに残る、残らないも含め、選手にとって何がベストか考えて数日で結論を出したい」と述べた。関係者の話では退団の場合は、ドイツ国内を最優先に、他の欧州リーグ移籍、鹿島復帰の可能性も浮上する。

 内田は2010年7月にJ1鹿島からシャルケ04に加入した。日本代表でもレギュラーとして活躍し14年のブラジルW杯にも出場したが、長年右膝の負傷に悩まされた。15年の手術後の公式戦出場は16年12月の欧州リーグ1試合にとどまっている。現在は右膝も完治。7月の一時帰国の際には「昨シーズンも(練習は)できている。あとは試合だけ。いつでも試合に出られる」と語っていた。

内田がシャルケ退団へ…ドイツ移籍最優先に他の欧州各国リーグ、鹿島復帰の可能性も

◆シャルケ退団報道の内田篤人、去就は本人次第か…今後数日で決断?(サッカーキング)


内田篤人

 シャルケに所属するDF内田篤人が、今夏の移籍市場で同クラブを退団する可能性が浮上しているようだ。ドイツ紙『ビルト』の報道を引用し、ドイツメディア『sport.de』が報じている。

 報道によると、内田は18日、代理人とシャルケのスポーツディレクター(SD)を務めるクリスティアン・ハイデル氏と去就について話し合いの場を持ったという。ドメニコ・テデスコ新監督は[3-4-3]のシステムを好むが、右サイドハーフにはより攻撃的な選手を起用する意向で、内田のプレースタイルはより守備的だと捉えられているようだ。

 今回の報道では内田がシャルケを退団する可能性も伝えられているが、少なくとも現時点では他のどのクラブとも加入合意には至っていないと報じられている。同選手の現行契約は残り1年。右ひざの負傷に長きに渡って悩まされてきた内田は、2015年に手術を受けた後、公式戦出場は1試合のみとなっている。

 そして19日付のドイツメディア『WAZ』によると、内田は去就について考える時間を得るため、今後数日間に渡って休暇を与えてほしいと申し出たという。ハイデルSDは「シャルケはアツト・ウチダを放出することはない」と強調している模様で、去就についての判断は内田自身に委ねられたようだ。

 果たして、内田はどのような選択をするのか。今後の動向に注目が集まる。

シャルケ退団報道の内田篤人、去就は本人次第か…今後数日で決断?

◆内田篤人がシャルケ退団へ? J復帰でもピッチに立てるのは…(サッカーダイジェスト)


プレシーズンでポジションを勝ち取れず…。


 日本代表DFの内田篤人に、7年間所属したシャルケを退団する可能性が急浮上している。現地時間8月19日、ドイツの『ビルト』紙が伝えた。
 
 2010年夏に鹿島アントラーズからシャルケに移籍した内田は、1年目から右SBのレギュラーに定着。ブンデスリーガやチャンピオンズ・リーグで活躍した。
 
 しかし、2015年6月に長年に渡って痛みを抱えていた右膝を手術。長期のリハビリを経て、16年12月のレッドブル・ザルツブルク戦(ヨーロッパリーグ)で戦列復帰したが、16-17シーズンの出番は結局この1試合のみだった。
 
 完全復活を期した新シーズンは、プレシーズン頭から全体練習に参加。ドメニコ・テデスコ新監督の下、3-4-3システムの中で右サイドに加えて左サイドでも試された。しかし、不慣れな左WBではやはり満足にアピールできず、右WBの序列でもダニエル・カリジューリ、コケに続く3番手に甘んじる。
 
 そして、今シーズン初の公式戦となった8月14日のDFBカップ1回戦では、ベンチメンバーからも外れた。新シーズンのシャルケは欧州カップ戦に出場しないため、戦うのはブンデスリーガとDFBカップのみ。内田にとってはかなり苦しい立場だ。
 
 この状況に業を煮やしたか。18日に内田は代理人を連れ立ってクリスチャン・ハイデルSDと話し合いの場を持ったという。そしてビルト紙は、指揮官が「レギュラー争いが激しく出場機会を得るのは難しい」と本人に伝えたことも含め、退団が濃厚になったと報道。代理人も「選手にとって何がベストか考えて数日で結論を出したい」と語ったという。
 
 シャルケとの現行契約が来夏で切れる内田は、6月30日の離日時に「(欧州は)8月いっぱい移籍市場が開いている。これだけ長く怪我していて、チームの構想に入ってなかったら仕方がない」と心情を吐露していた。
 
 仮にこのままシャルケ退団となったとして、欧州の移籍市場は8月31日まで開いているが、実績十分とはいえ過去2年半をほぼ棒に振っている29歳にはたして声は掛かるのか。しかし、8月18日で日本の夏の移籍市場は閉まっており、古巣の鹿島を含めてJリーグのクラブと契約しても、選手登録してピッチに立てるのは来年以降だ。その去就に注目が集まる。

内田篤人がシャルケ退団へ? J復帰でもピッチに立てるのは…

◆内田篤人にシャルケ退団の可能性が浮上…代理人を交えてチーム幹部と話し合い(GOAL)




シャルケの内田篤人が、クラブ首脳陣と話し合いの場を持った模様。契約満了を1年後に控え、これまで7シーズンプレーしたシャルケを去る可能性もあると見られるが果たして……。


シャルケに在籍する内田篤人の去就がドイツで話題となっているようだ。

現地時間18日、内田は代理人とともにシャルケのスポーツディレクター、クリスチャン・ハイデルと話し合いの場を持った模様。現地ドイツの記者によると、シャルケから去る可能性もあるという。

内田は10-11シーズン以来シャルケに在籍し、今シーズンでドイツ挑戦8年目を迎えていた。しかし、ここ2シーズンはひざの負傷に悩まされ、過去2年間のリーグ戦出場数はゼロ。

今夏のプレシーズンでは練習試合でプレーしていたものの、先日行われたドイツカップ1回戦では出場することができず。新シーズンは負傷からの完全復活を目指すとともに、コケや下部組織から昇格したルーク・ヘメリッヒとのポジション争いに挑むことが有力視されていた。

内田本人の意向は現時点で不明だが、シャルケとの契約は2018年6月まで。負傷箇所の回復具合が順調ではないことから、今シーズン主力として起用される可能性は低く、契約を解除して他のチームに新天地を求めるというシナリオも十分に考えられる。

ロシア・ワールドカップを前に日本代表復帰を目指す内田は、どのような道を選択するのか。引き続きその動向が注目される。

内田篤人にシャルケ退団の可能性が浮上…代理人を交えてチーム幹部と話し合い

◆【鹿島】レアンドロ弾で先制! 2―0でホーム5戦連続完封勝利(報知)




  ◆明治安田生命J1リーグ戦第23節 鹿島2―0清水(19日、カシマスタジアム)

 流れるようなパスワークで抜け出した。前半17分。MFレアンドロはボールをいったんMF小笠原に預けると、前へ。小笠原が鋭い縦パスを送ると、それをFW金崎が落とし、再びレアンドロのもとへ。スピーディーなパス交換でレアンドロは中央を抜け出した。ペナルティーエリア内に入ると、右足を振り抜き、先制点。「ハーフライン付近で前を向くことができて、金崎選手とうまく抜けることができた」。背番号11は今季5点目に笑みを浮かべた。

 17日にクラブのレジェンドであり、元日本代表監督のジーコ氏が約5年ぶりに鹿嶋市内のクラブハウスを訪問。「勝つことの重要性、タイトルを取ることの意味を追求してほしい。今年も(J1で)1位にいる。最後まで1位でいるのは難しいが、それを皆で継続させてほしい」と選手に伝えた。誰もが再び勝利への気持ちを再確認。その哲学を現体制で最も長く受け継いできた小笠原が起点となった。

 GK曽ケ端はジーコの言葉を聞いて、「勝つということが、自分たちにもサポーターにもはねかえってくると。(勝利に徹するということを)今日、初めて聞いた選手もいるだろう」と気持ちを新たにした。当初、ジーコ氏は17日の夕方に訪問予定だったが、クラブ関係者がお願いし、練習の見学もすることに。トップチームだけでなく、ユースやジュニアにも魂が注入された。

 守ってはホームでは5戦連続の完封勝利。2―0で首位をきっちりとキープした。DF昌子は「ジーコさんにクラブハウスで激励していただいた。もう1つの負けられない理由ができた」。鹿島はジーコ魂で連敗せず、きっちりと勝ち点3をつかんだ。

【鹿島】レアンドロ弾で先制! 2―0でホーム5戦連続完封勝利

◆鹿島2発で首位守る 清水攻めきれず/鹿-清23節(ニッカン)




<明治安田生命J1:鹿島2-0清水>◇第23節◇19日◇カシマ

 鹿島アントラーズが2-0で清水に勝ち、首位をキープした。

 前半17分、MFレアンドロが右足で決めて先制。レアンドロ-MF小笠原満男-FW金崎夢生と細かいパスで清水エスパルスDFを切り裂いたゴールだった。

 同37分にはFW土居聖真がゴール前中央で右足シュートを放つもゴール左に。後半42分には金崎夢生が右足でゴール。日本代表ハリルホジッチ監督の御前試合で1ゴール1アシストの活躍を見せた。大岩剛監督新体制後、前節13日の川崎フロンターレ戦で初めて敗れたが、心身ともにしっかり立て直した好内容だった。

 清水は前半7分に、右クロスをゴール前でフリーで受けたMFミッチェル・デュークが右足シュートを外すなど、少ない好機を生かすことは出来なかった。

 試合後、ハリルホジッチ監督は「今日は代表候補選手を見に来た。(金崎)夢生が点をとれたことは良かった。(別会場のC大阪)杉本も点をとっている。2人のうち1人が代表に入る可能性がある」と話した。代表発表は24日の予定。

鹿島2発で首位守る 清水攻めきれず/鹿-清23節

◆鹿島金崎、ハリル御前で1G1A「しっかり絡める」(ニッカン)




<明治安田生命J1:鹿島2-0清水>◇第23節◇19日◇カシマ

 首位の鹿島アントラーズのFW金崎夢生(28)が、2-0と快勝した清水エスパルス戦で全2得点に絡んだ。

 前半17分、MF小笠原満男(38)からパスをダイレクトでつないでMFレアンドロ(24)の先制点を演出。後半42分にはMF三竿健斗(21)のパスを受けると、自ら仕掛けて相手DFを抜き去り、右45度からグラウンダーのシュート。逆サイドのポスト内側に当てネットを揺らした。

 「最初はパスを出そうと思ったんだけどね。しっかり決められて良かった。逆にあれを決めなかったら、みんなに怒られる。ほかにもチャンスがあったから、もう少し早く決めていれば、もっと良かった」とエースとしての自覚を言葉にした。

 スタンドには日本代表ハリルホジッチ監督(65)が視察に訪れていた。昨年6月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦以降、遠ざかっている日本代表。24日に発表されるW杯アジア最終予選残り2試合の代表復帰に向け「調子は良いと思うし、しっかり絡めると思う。いつでも、どこでも、どんなチームでも、自分のプレースタイルで頑張りたい」。FW大迫が右足首痛の不安を抱える中、日本代表FW陣の救世主となる決意も明かした。

 日本代表指揮官も視察を終え「(金崎)夢生が点をとれたことは良かった。(別会場のC大阪)杉本も点をとっている。2人のうち1人が代表に入る可能性がある」と言及。金崎のゴール後は、すぐさまノートにメモする姿も見られた。

 鹿島にとっては9戦無敗だった大岩剛監督(45)新体制後、前節川崎フロンターレ戦で初黒星を喫していただけに、大きな白星ともあった。次節はアウェーで2位セレッソ大阪戦。金崎は「連敗は絶対にダメなので勝てて良かった。次も大事な試合。しっかり勝ち点3をとれるように準備したい」と上位決戦にも意気込んだ。

 清水戦では鹿島DF山本脩斗(32)がJ1通算200試合出場。MF中村充孝(26)が同100試合出場を達成した。

鹿島金崎、ハリル御前で1G1A「しっかり絡める」

◆ハリル御前で金崎がゴール! 前節黒星の首位・鹿島が危なげなく勝利(サンスポ)


後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎(手前)=カシマ

 明治安田生命J1リーグ第23節が19日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと清水エスパルスが対戦。試合は、2-0で鹿島が勝利を収めた。

 鹿島は前節、川崎フロンターレに1-3で完敗。首位の座はキープしたが、大岩剛監督が就任してから初の黒星を喫した。連敗を阻止すべく、前節は出番のなかった土居聖真を2トップの一角として起用。MF遠藤康がベンチスタートとなった。また、先発メンバーに名を連ねたDF山本脩斗がJ1通算200試合出場、MF中村充孝がJ1通算100試合出場を達成した。

 清水も前節は黒星。6勝7分け9敗で13位となっている。降格圏内の16位との勝ち点差は6のため、アウェイだが勝ち点を積み重ねたい。フォーメーションは「4-4-2」。187センチの長谷川悠と、前々節に今季初の先発出場を果たして2得点を決めた北川航也が2トップを組む。また、加入後初先発のMF増田誓志は、古巣戦となる。なお、この試合は日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も視察していた。

後半、ゴールを決める鹿島・金崎(左端)=カシマ

 試合は序盤より、鹿島が主導権を握る。鹿島は17分、MF小笠原満男、FW金崎夢生、MFレアンドロとパスをつなげると、レアンドロがドリブルで敵陣を中央突破。最後は右足でボールをゴールへと流し込み、先制に成功する。さらに37分、鹿島は決定機を迎える。ペナルティエリア手前中央の位置から土居がシュート。これは枠を外れる。清水は何度かカウンター攻撃を仕掛けるも得点に至らず、前半は鹿島の1点リードで終了する。

 後半も鹿島が主導権を握る。60分、土居が敵陣中央で相手に倒されてFKを獲得。DF植田直通のキックは枠を外れる。その直後、清水は一瞬の隙を突き、MFミッチェル・デュークが右足で強烈なシュートを放つも、鹿島守備陣のブロックに遭う。流れを変えたい清水の小林伸二監督は64分、増田を下げてMF村田和哉をピッチに送り出す。

 清水は77分、北川を下げ、サンフレッチェ広島から加入したばかりのMF清水航平を投入。86分には、MF枝村匠馬と交代でFW金子翔太を送り出す。しかし、追加点は鹿島。MF三竿健斗からのパスを受けた金崎が、個人技で打開してゴールを決める。鹿島は、その後も清水に決定機を与えず、2-0で白星を挙げた。(Goal.com)

ハリル御前で金崎がゴール! 前節黒星の首位・鹿島が危なげなく勝利

◆金崎がハリル御前でダメ押し弾!鹿島、立て直しの一戦で清水に完封勝ち(ゲキサカ)




[8.19 J1第23節 鹿島2-0清水 カシマ]

 鹿島アントラーズがホームで清水エスパルスを2-0で下した。

 バヒド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れた一戦は、立ち上がりからボールの主導権を握ったホームチームが先制点を挙げる。前節、大岩剛体制で9試合続いていたリーグ戦無敗記録がストップした鹿島は前半17分、MFレアンドロがハーフェーライン付近でMF小笠原満男にパスを入れて、攻撃のスイッチを入れると、小笠原の縦パスをFW金崎夢生がダイレクトで落とし、レアンドロが中央突破して右足シュート。ゴール右隅に流し込み、華麗な攻撃でゴールネットを揺らした。

 MF増田誓志が加入後初スタメン、DF六平光成を右サイドバックで起用した清水は、人数をかけたサイド攻撃を仕掛けていくが、なかなか決定的な場面を作ることができない。前半のシュートは、7分のMFミッチェル・デュークの1本にとどまり、ボール支配率は32%と鹿島に圧倒された。

 後半に入っても鹿島のペースで試合は進む。7分、DF三竿健斗がレアンドロとのワンツーで中央を突破し、ペナルティーアーク内から右足を振り抜くも枠を外れる。一方、流れを変えたい清水は19分、増田を下げてMF村田和哉を投入する。鹿島も23分にMF中村充孝に代えてFW鈴木優磨をピッチに送り込み、突き放しにかかった。

 清水は左SB松原后、右MF村田がサイドから仕掛けるが、決定的なシーンに結び付けることができない。後半32分には、広島から加入したMF清水航平を投入。37分には、FKからGK曽ヶ端準にパンチングでクリアされたボールにMF竹内涼が反応したが、ボレーシュートは枠を捉えきれなかった。

 すると、鹿島がとどめの一発を決める。後半42分、インターセプトした三竿のパスをPA手前で受けた金崎が縦に仕掛け、PA内から強引に右足を振り抜く。これが左ポスト内側に当たってゴールに吸い込まれ、2-0。鹿島が前節の敗戦を払拭した。

金崎がハリル御前でダメ押し弾!鹿島、立て直しの一戦で清水に完封勝ち

◆鹿島が清水に快勝で首位キープ…レアンドロ弾で先制、終盤には金崎が追加点(サッカーキング)


金崎夢生

2017.08.19 18:30
県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ 2 終了 0 清水エスパルス

 2017明治安田生命J1リーグ第23節が19日に行われ、鹿島アントラーズと清水エスパルスが対戦した。

 先制したのは鹿島だった。17分、小笠原満男からの縦パスを受けた金崎夢生がワンタッチで落とすと、抜け出したレアンドロが右足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。前半はこのまま鹿島の1点リードで折り返す。

 後半はなかなかスコアが動かなかったが、終盤に鹿島が追加点を奪う。87分、高い位置でボールを持った金崎がドリブルを仕掛け、ペナルティエリア内右からシュート。ボールは左ポストの内側を叩いてネットを揺らした。

 試合はこのまま2-0でタイムアップを迎え、勝利を収めた鹿島が首位をキープしている。

 次節、鹿島は26日にアウェイでセレッソ大阪と、清水は27日にホームで浦和レッズと対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 2-0 清水エスパルス

【得点者】
1-0 17分 レアンドロ(鹿島)
2-0 87分 金崎夢生(鹿島)

鹿島が清水に快勝で首位キープ…レアンドロ弾で先制、終盤には金崎が追加点

◆2017明治安田生命J1リーグ 第23節(オフィシャル)


明治安田J1 第23節

ジーコ・スピリットを胸に、鹿島が再出発!レアンドロと金崎のゴールで清水を撃破!

8月最後のホームゲームで、鹿島が再び勝利の道のりを歩み始めた。J1第23節、清水エスパルスをカシマスタジアムに迎え撃つと、17分に鮮やかな連係からレアンドロが先制ゴール。リードを保ったまま終盤を迎えると、87分に金崎が強烈な一撃を決めた。2-0と清水を破り、鹿島が勝ち点3を獲得。首位の座を守った。

1週間前、鹿島は大岩監督就任後初めての屈辱を味わった。川崎F戦、1-3。上位対決を落とし、2位以下との勝ち点差を広げることができなかった。悔しさと向き合いながら失意の選手たちを迎えたビジタースタンドは、大きなチームコールをピッチへと届け、ともに歩む意思を改めて示してみせた。意地の一撃を決めた鈴木は「負けた後の、次の試合が大事。真価を問われるのは、次」と繰り返して奮起を誓っていた。

15日に練習を再開した選手たちは、日々激しさを増すポジション争いに身を置き、切磋琢磨の日々を送った。そして17日、久しぶりの青空に恵まれたクラブハウスに、神様が降臨。円陣を成した選手たちに、約10分間にわたってジーコ・スピリットの神髄が語られていく。「このクラブの伝統は、勝つことだ――」。グラウンドに緊張感が張り詰める。魂を注入され、昌子は「アントラーズを作った人。言葉の重みが違う。勝利への執着心があるクラブと言っていた。その言葉にふさわしい試合をしたい」と、不退転の決意を語った。



試合前日のトレーニングを終え、大岩監督は「川崎F戦では自分たちがなかなかアクションを起こすことができなかった。自分たちがやるべきことの再確認をした」と、5日間の準備期間を振り返った。システム変更の是非を数多く報じられた敗戦ではあったが、選手も指揮官も、より本質的な部分を見つめ直す必要性を強調。「相手の方が球際やボールを奪う、奪い返すという気持ちで上回っていた。そういうことを、自分たちからもう一度やっていこうという話をした」。個々のマッチアップで相手を上回ること、その積み重ねがなければ勝利を掴むことなどできない。土居は「どれだけ優勝したいかという気持ちが大事。一人、二人が頑張っても難しい。全員でそういう意識を持ってやっていければ」と、懸ける思いを言葉に託した。



大岩監督は前節から先発メンバーを2名入れ替えた。ボランチの一角に小笠原を復帰させ、前線には土居を起用。その他、GKは曽ケ端、最終ラインは右から西、植田、昌子、山本が並ぶ。ボランチは小笠原とともに三竿健斗がコンビを組み、2列目はレアンドロと中村。前線は土居とともに金崎がゴールを狙う。ベンチに座るのは、GKの川俣とブエノ、伊東、レオ シルバ、遠藤、安部、鈴木というラインナップだ。

2週間ぶりに帰還したカシマスタジアムへ、背番号12が続々と足を運んだ。アントラーズレッドの情熱が、聖地を埋め尽くしていく。「引き続き、クラブの伝統とサポーターの伝統を保てるように努力してほしい。彼らが一番、クラブを強くする」。ジーコから託された思いとともに、鹿嶋の空にチームコールが響き渡る。18時33分、キックオフのホイッスルが鳴り響いた。

立ち上がりから、鹿島がボールポゼッション率で清水を圧倒する展開となった。攻撃陣を形成する4選手が流動的な動き出しと鮮やかなコンビネーションで相手DFを翻弄し、敵陣へ押し込む時間が続く。9分には土居がペナルティーエリア手前でボールを持ち、浮き球を右前方へ。金崎が追ったが、相手DFにカバーされてシュートまでは持ち込めなかった。とはいえ、創造性とゴールへの意欲に満ちた攻撃で得点の予感を感じさせた。





続いてのチャンスは13分。右CKをクリアされたところからの二次攻撃で、小笠原が右サイド深くへ。クロスから植田が頭で落とし、ゴール前での密集から金崎が狙ったものの、至近距離からのシュートは相手DFにブロックされた。3試合ぶりの先発復帰となった小笠原は、的確なタイミングで攻撃のスイッチを入れる縦パスを連発。百戦錬磨の背番号40がピッチの支配者となって君臨した。





そして17分、歓喜の瞬間が訪れた。小笠原が縦パスを通すと、金崎がワンタッチで落としたところにレアンドロが反応。力強いドリブル突破で清水を切り裂くと、ペナルティーエリアに差し掛かったところで右足を振り抜く。試合前の雨で濡れたピッチを這うグラウンダーのシュートは回転の度に速度を増し、そしてゴール右隅へ突き刺さった。1-0。2日前、母国を遠く離れた鹿嶋の地でジーコとの再会を果たし、喜びと勝利への決意を胸にピッチに立った背番号11がスコアを刻んでみせた。















リードを奪った鹿島はなおも攻勢をかけていく。26分には土居の縦パスから中村がポストプレー、最後は金崎が狙ったが、枠の外へ。30分を経過しても敵陣でのプレータイムは長いままで、両サイドを広く使って深い位置まで押し込む展開が続いた。37分にはショートカウンターから土居がペナルティーエリア手前でボールを持ち、右足を一閃。強烈な右足シュートは枠の左へ逸れたが、清水ゴールを脅かした。追加点こそ奪えなかったが、前半は1-0とリードを保ったまま終了した。





後半も、鹿島が敵陣に押し込む展開が続いていった。なかなかシュートまで持ち込めない場面もあったが、ペナルティーエリアの周辺で冷静にパスをつなぎ、突破口を見出していく。50分にはエリア手前で前を向いた金崎が左足ミドルシュート。52分にはレアンドロのラストパスを受けた健斗が左足で狙う。枠を捉えることはできなかったが、フル稼働を続ける背番号20は出足の速いパスカットと果敢な攻撃参加を連発。ミドルゾーンで輝きを放っていた。



60分以降は清水に押し込まれる場面も増え始めたが、昌子が冷静なカバーリングでピンチの芽を摘んでいく。植田はエアバトルで圧倒的な存在感を発揮し、曽ケ端は安定感抜群のセービングで失点を阻止した。





追加点を目指す大岩監督は、68分に鈴木を投入。ゴールへの渇望を隠さない背番号9は出場直後、バックパスへのハイプレスから相手GKのフィードを身体に当てる。ルーズボールを拾った土居のシュートへつなげ、チャンスを作り出してみせた。



1点差のまま、残り15分を切った。清水にセットプレーのチャンスを与える場面も増え始めたが、鹿島の集中力が切れることはなかった。大岩監督は82分、殊勲のレアンドロに代えて伊東を投入。西をサイドハーフへ配置転換し、インテリジェンスと高度なテクニックを誇る背番号22に高い位置でのゲームコントロールを託した。



そして、待望の瞬間は87分に訪れた。パスカットを繰り返していた健斗がボールを奪い、ショートカウンターを発動。金崎がペナルティーエリア右側でパスを受けると、ドリブルで縦へ持ち出して右足を振り抜く。角度のない位置から放たれた一撃は、針の意図を通すかの如く相手GKの手を避け、そして左ポストを弾いてゴールへ吸い込まれた。2-0。エースが今季9得点目を挙げ、勝利を決定付けた。









「真価を問われる」一戦で、しっかりと掴んでみせた勝ち点3。ジーコ・スピリットを胸に、鹿島が聖地で力強く再出発を果たした。次戦は8月26日、第24節のC大阪戦だ。勝ち点差4で2位につける難敵との首位攻防戦は、優勝争いを左右する大一番。敵地で迎えるシックス・ポインターに向けて、チーム一丸で準備を進めていく。









【この試合のトピックス】
・今季のJ1での清水戦は2戦2勝で、ホームでは4戦負けなし。J1での通算戦績は24勝6分24敗となった。
・山本がJ1通算200試合出場を達成した。初出場は磐田所属時の2008年8月9日、神戸戦。鹿島では112試合目の出場だった。
・中村がJ1通算100試合出場を達成した。初出場は京都所属時の2009年4月25日、磐田戦。鹿島では79試合目の出場だった。
・レアンドロが今季J1での5得点目を記録した。
・金崎が2試合ぶりのゴールを決め、今季J1での得点数を9に伸ばした。
・小笠原が3試合ぶり、土居が2試合ぶりの先発復帰を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・攻撃の時、ゴール前でうまくいかなくてもタイミングを合わせることを繰り返し、みんなでチャンスをつくろう。
・攻守の切り替えを早くして、ボールの奪われ方に気を付けること。
・サイドをうまく使い、深さをとって、攻撃を仕掛けよう。


清水エスパルス:小林 伸二
・後半立ち上がり集中すること。
・慌てずにしっかりボールを回すこと。
・サイドチェンジを効果的に使おう。



[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
選手たちが前半から非常にアグレッシブにアクションを起こしてくれた。攻撃も守備も非常にアグレッシブでいいゲームだった。90分を通して、そういったプレーができたことをうれしく思う。

Q. 前半の途中、三竿健斗選手を少し下げて3バックのような形になったが、それはベンチからの指示か、選手の判断か。

A. ビルドアップに関しては、常日頃から課題にしている。3人で回す形と4人で回す形、両方を持っているなかで、相手がどう出てくるかによって使い分けようと話している。今日の場合は、選手たちの判断で、後ろの3枚だけではなく、2列目の選手、フォワードの選手がうまく連動して、ボールを引き出してくれていた。非常にいいポゼッションだったのではないかと思う。

Q. レアンドロ選手がすばらしいゴールを決めた。最近調子がいいが評価は?

A. 最近調子がいいのだが、少し疲れが出てきていた。しかし、ここ数日でしっかりコンディションを整えてくれた。そういうところも、彼を信頼して、継続して使っている一つの理由だ。今日の試合では、非常に大きい1点を取ってくれて、チームに貢献してくれた。


清水エスパルス:小林 伸二
前半の立ち上がり、少しボールが収まらない状態だった。失点のところはドリブルで上がられたときに、一人のセンターバックがチャレンジするんだったら、もう一人のセンターバックがカバーしなくてはいけない。そこが緩かった。後半はアントラーズが少し緩くなったので、ここからと思い選手を交代したが、イージーミスから2点目を取られたのが痛かった。選手交代が裏目に出たことは少し残念だった。今日は少し違った形でチャレンジしたが、思った以上に前半は右サイドでボールを回せなかった。もう少しトレーニングをする必要がある。切り替えて次の準備をしたい。


選手コメント

[試合後]

【金崎 夢生】
前節で負けていたし、連敗は絶対にダメなので、しっかりと勝てて良かった。ゴールを決められたことは良かったけど、もっと早い時間帯に決められれば良かった。

【レアンドロ】
誰がゴールを決めたかというよりも、チームが勝ったということが重要。前節で悔しい負け方をしていたので、ホームではしっかりと勝たないといけないと思っていた。練習を日々時間をかけてやっていると、お互いの特長が理解できるようになる。得点の場面は、それがうまく出たのではないかと思う。

【昌子 源】
優勝するためには連敗をしてはいけないので、負けた後の試合が大事になる。今日はリスク管理を意識して、相手のクリアボールをできるだけ拾えるようにした。今週はジーコから激励をもらって、負けられない理由があった。これを続けられるようにしたい。

【土居 聖真】
積極的に行くことができていて、危ない場面もなかった。内容も結果も素晴らしかったと思う。ただ、攻撃では噛み合わないところもあった。相手云々よりも自分たちの問題で、タイミングや技術のところ。次は上位対決。切り替えてやっていかないといけない。

【植田 直通】
負けた次の試合が大事だということはわかっていた。無失点に抑えることができたし、前線の選手は2点を取ってくれた。良い勝ち方ができたと思う。

【中村 充孝】
パスの出し方について最終ラインに要求したり、もっとやってほしいと思うことを伝えていた。攻撃でのイメージというのは全てが合うわけではないので、これを続けていくだけ。次が大事。また頑張ります。

【山本 脩斗】
200試合については特に意識しないけど、節目の試合で勝てたことは良かった。前節で負けていたし、ここで勝てた意味は大きい。次は上位との対決。しっかりと準備していきたい。


2017明治安田生命J1リーグ 第23節