【ベルリン2日】元日本代表DF内田篤人(29)の所属するブンデスリーガ2部、ウニオン・ベルリンがクラブの公式サイトで内田の鹿島移籍を発表した。内田にとっては2010年7月以来、8シーズンぶりの古巣復帰となる。
内田はベンチを外れた昨年12月15日(日本時間同16日)のインゴルシュタット戦後に今後の去就について「あと半年、ここでの契約がある」とした一方で「(冬の移籍を)考えていなくはない」と話していた。ウニオン・ベルリンとの契約は今夏まで残っているため、違約金200万ユーロ(約2億7000万円)がかかるとされるが、両クラブ間で合意したとみられる。
15年6月に右膝を手術した内田は昨夏、7シーズン所属した1部のシャルケからウニオン・ベルリンに移籍。左太もも裏肉離れなどもあり出番に恵まれず、リーグ18戦で2試合の出場にとどまる。シャルケ時代に指導を受けたケラー氏が昨年12月4日にウニオン・ベルリンの監督を解任され「残念だし寂しい」と胸中を明かしていた。
鹿島はかつての背番号「2」を空き番とし、右サイド要員とする方針。人気者が古巣で輝きを取り戻す。
内田 篤人(うちだ・あつと)
1988(昭和63)年3月27日生まれ、29歳。静岡・函南町出身。静岡・清水東高から2006年に鹿島入団。08、09年Jベストイレブン。10年7月にシャルケ(ドイツ)、17年8月にウニオン・ベルリン(ドイツ2部)へ移籍。A代表デビューは08年1月のチリ戦。W杯は10年南アフリカ、14年ブラジル大会でメンバー入り。J1通算124試合3得点。ブンデスリーガ通算104試合1得点。代表通算74試合2得点。1メートル76、62キロ。
内田、8季ぶり鹿島復帰!背番号は以前の「2」用意