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2018年3月22日木曜日

◆けがをしにくい体の使い方、サッカークリニック(信濃毎日新聞)





 佐久市下小田切の雨宮病院は4月15日、けがをしにくい体の使い方などを学ぶ「サッカークリニック」を佐久総合運動公園陸上競技場(佐久市平賀)で開く。これまでもサッカーや野球を楽しんでいる子どもらを対象にクリニックを開催してきたが、スポンサーを募ることで参加費を無料にし、初心者らの受講をしやすくしている。今後、同市以外の地域でもクリニックを開く構想も進めている。

 これまでのクリニックは1人当たり500〜千円程度の参加費が必要だった。今回、参加対象者や開催地域を拡大しようと、同病院が設立した関連会社が加わってスポンサーを募集。佐久市や長野市などから建設業やホテルなどの計4社が年間を通じたスポンサーとなり、会場費や講師費用を調達した。

 サッカークリニックは午前が幼稚園保育園児と小学1〜3年生対象。午後が小学4〜6年生対象。パスやシュートの練習の中に、けがをしにくい動き方の講習を組み込む。園児は鬼ごっこなど、小学生は試合も取り入れる。

 運動が好きな子どもに広く一流の選手に教わる機会をつくろうと、五輪代表チームやJ1鹿島アントラーズなどでプレーした平瀬智行さんら6人が講師を務める。

 雨宮病院所属で日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチの西村陽介さん(34)は「普段サッカーをしていなくても、体を動かすことが好きな子なら大歓迎。クリニック受講者から将来のプロの選手が育つといい」と話す。

 ボールや飲み物、タオル、運動靴を持参。チーム単位の参加もできる。4月8日までに雨宮病院リハビリテーション科(電話0267・82・5311)に申し込む。


けがをしにくい体の使い方、サッカークリニック