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2018年6月13日水曜日

◆スタメン10人変更でようやく初勝利…西野監督「ポイントを持って、攻守に修正できている」(ゲキサカ)



植田直通 柴崎岳 昌子源




 ロシアW杯を控えた日本代表にとって、開幕前最後のテストマッチとなったパラグアイ戦。8日のスイス戦(●0-2)から先発10人を入れ替えて臨み、4-2で逆転勝利を飾った。就任後初勝利の西野朗監督は試合後、テレビインタビューに応えた。

「過去2試合、同じ状況で前半を折り返して、攻撃的にいかなきゃいけないけど、前半はディフェンスもよくできていたので、高いリスクは持たない中でボールを持って、落ち着いて行こうと思った。そのバランスと推進力が出たと思う」。就任後の2試合と同じく先行される展開になりながら、最後は笑って終えた。

 前半にミドルシュートで先制された日本だったが、ここまで2試合連続無得点に終わった攻撃陣がゴールラッシュを見せた。MF乾貴士が4年ぶりの2得点を記録すると、オウンゴールで追加点を挙げ、最後の仕上げはMF香川真司。指揮官も「ただ縦に急ぐのではなく、ボールを保持しながら縦の攻撃が出た」と笑顔を見せた。

 これでロシアW杯には、勝利という結果を携えて臨む形となった。「一試合一試合、ポイントを持って攻守に修正できている。起用できなかったメンバーもこのアグレッシブさを捉え、あとわずかですけど良い準備をしていきたい」。メンバー23人が試合経験を得た状態で、1週間後、運命のコロンビア戦に挑む。

スタメン10人変更でようやく初勝利…西野監督「ポイントを持って、攻守に修正できている」