
天皇杯全日本サッカー選手権大会・ラウンド16の2試合が開催。鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島の一戦は延長の末に鹿島が2-0で勝利した。
強雨の中、行われた一戦は開始3分に鹿島がチャンスを作る。金森健志がカットインしてマイナス気味にクロスを送ると、安部裕葵がフィニッシュ。しかし、枠へ飛ばすことができなかった。33分には山本脩斗のクロスにセルジーニョが頭で合わせたが、これは林卓人のセーブに遭い、ポストに直撃してしまった。
一方の広島は、この日先発入りした渡大生とベサルト・ベリーシャの2トップにボールが収まらず。決定的なチャンスを作れない。後半開始直後にベリーシャからフェリペ・シウバがPA手前からシュートを放つも決まらず。広島は70分、渡に代えて温存していたパトリックを投入。勝負に出る。
鹿島も金森に代えて鈴木優磨を、セルジーニョを下げて土居聖真を投入した。しかし、両者90分で先制点を奪ういことができず。勝負の行方は延長戦に持ち込まれた。すると96分、鹿島はFKのチャンスからレオ・シルバが直接叩き込んで、均衡を破る。さらに117分、三竿健斗がドリブルで持ち上がると、PA手前からそのまま右足シュート。これが決まり、鹿島が勝負を決定づけた。
試合はそのままタイムアップ。鹿島がリーグで首位を走る広島を延長戦の末に2-0で下し、8強進出を決めた。なお、準々決勝の全カードが決定。鹿島は山梨中銀スタジアムでJ2のヴァンフォーレ甲府と対戦する。
その他の対戦カードは以下のとおり。
■ラウンド8対戦カード
10/24(水)19:00一斉キックオフ
浦和レッズvsサガン鳥栖(熊谷陸)
鹿島アントラーズvsヴァンフォーレ甲府(中銀スタ)
ジュビロ磐田vsベガルタ仙台(未定)
川崎フロンターレvsモンテディオ山形(NDスタ)
■試合結果
鹿島アントラーズ 2-0 サンフレッチェ広島
■得点者
鹿島:レオ・シルバ(96分)三竿健斗(117分)
広島:なし
◆120分の死闘を制したのは鹿島!粘る広島を振り切る…8強の全カードが決定/天皇杯ラウンド16(GOAL)