アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦は10日午後6時半(日本時間11日午前0時)からテヘランで行われ、初優勝を狙う鹿島アントラーズがペルセポリス(イラン)と対戦する。ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本の16強入りに貢献したDF昌子は「勝って優勝を決める」と気持ちを高ぶらせる。
W杯の余韻も冷めぬうちの7月25日、セレッソ大阪とのJ1戦で左足首を強くひねるアクシデントに見舞われた。当初は全治3週間の診断。だが傷ついた軟骨に痛みが残り、リハビリは長引いた。
その頃、先輩の内田に掛けられた言葉で肩の力が抜けた。「おまえはみんなに頼られて、試合に出てほしいと思われる。だからけがしない限りは休めなかった。今のうちにリフレッシュしろよ」。長期離脱を受け入れて目標をACL決勝に定め、約3カ月後の10月14日に公式戦に復帰した。
昌子が不在の間は代役が必死に穴を埋めた。仲間の支えでたどり着いた大一番だ。守備の要は「改めてチームメートやスタッフの力をすごく感じた。みんなのために体を張って頑張りたい」と特別な思いを抱いて臨む。
◆鹿島昌子、仲間の支えでたどり着いた大一番(ニッカン)