鹿島アントラーズのコーチ兼テクニカルディレクターを務めるジーコ氏が日本とアジアのサッカーの展望を語った。
ここ最近のJリーグには元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタやFWフェルナンド・トーレスといった世界的なトップ選手が参戦。こうした流れについてジーコ氏は「(Jリーグの世界的な選手たちは)間違いなく若手の成長に役立つ。素晴らしい選手から学ぶことでより良い選手になれる。欧州のサッカー界は最高の選手たちがそろっているから間違いなく伸びるだろう。メッシやC・ロナウドが毎週末ブラジルでプレーしてくれていたらと思うよ」とコメント。
また、アジアが欧州とのレベルの差を埋めるためには「おそらくアジアサッカー界に必要なのは代表だけでなくクラブレベルでもっと欧州や南米のチームと対戦することだ。アジアのクラブチームはアジア同士の対戦しかない。今の時代、欧州や南米のチームと対戦できる可能性はあるはずだ。鹿島はここまで59試合を戦ってきたが、アジア以外のクラブとの対戦は2回だけだ。プレシーズンでツアーに行くこともできたかもしれないが、現行のスケジュールでは不可能だ。欧州のクラブはシーズン開幕前に8~10試合ほどの大会を戦っているしね。アジアのクラブはそういうことはやっていないよね」と語っている。
◆ジーコ氏、アジアサッカーに必要なのは「もっと欧州や南米のチームと対戦すること」(サッカーキング)