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2018年3月21日水曜日
◆大迫、「結果」7分で11回連呼!「ラストチャンスの気持ち」(スポニチ)
親善試合 日本代表-マリ代表 ( 2018年3月23日 ベルギー・リエージュ )
大迫は念仏のように「結果」を連呼した。約7分の取材時間で実に11回。「結果ですよね。結果が一番大事。形にこだわってもW杯ではうまくいかない試合が絶対に出てくる。そういう時にしっかり結果を出せるチームにならないといけない。結果でしか評価されない。勝つことで単純に内容も上がると思う」と強調した。
17年の国際AマッチはFW陣で原口と並ぶ最多の577分に出場。不動の1トップの地位を築きつつあるが、2得点と結果は物足りなかった。昨年10月6日のニュージーランド戦を最後に出場3試合ゴールがない。一方で所属するケルンでは2試合連続得点中と上昇気配。「とにかく結果を出す。ラストチャンスの気持ちで臨む」とマリ、ウクライナ戦を見据えた。
大迫、「結果」7分で11回連呼!「ラストチャンスの気持ち」
◆大迫勇也の半端ない自覚「W杯結果は僕の出来次第」(ニッカン)
ドイツ・ブンデスリーガのケルンに所属する日本代表FW大迫勇也(27)が、2度目のW杯(ワールドカップ)に向かう覚悟を打ち明けた。19日から始まった日本代表のベルギー遠征合流前に、ケルン市内で取材に応じ「W杯の結果は自分の出来次第」と力強く宣言。開幕まで3カ月を切ったロシア大会へ、不動の1トップが自負を口にした。スカパー!のサッカー専門番組「スカサカ!ライブ」の人気コーナー「今まさに聞く」では元日本代表DF岩政大樹(36)との対談が実現した。
森の中に開かれたケルンの練習場で、大迫は味方選手に激しく体をぶつけていた。気温が氷点下10度を下回る中、選手たちから湯気が立つ。「代表の前にクラブ。実力と自信をつける場所はここ」。そこから車で1時間半と近い、雪の舞うリエージュへ。練習初日。大迫はジョギングで最後方を走った。隣には半年ぶりに招集されたFW本田。笑顔で言葉をかわす。日本のために戦う10日間へ、頭を代表モードに切り替えた。
合流前には、インタビューで代表への覚悟を語っていた。ハリルホジッチ監督の信頼は厚く、ロシア行き当確の1人と目される。代表復帰した16年11月以降、出場した9試合にすべて先発。しかし「正直、気にしてない。『必要なければ選んでくれなくていい』。それくらいの開き直り、攻めていく気持ちでいい」。28歳で迎えるW杯へ、臆することない精神状態にある。
4年前のブラジル大会はコートジボワール、ギリシャ戦に先発も無得点。1分け1敗で迎えた最終コロンビア戦でスタメンから外され、ベンチの中で敗退の笛を聞いた。「悔しさ、ふがいなさしか味わえなかった。できない自分がいた。ただそれだけ」。もう出場するだけでは意味がない。
大会後に移籍したケルンで牙を磨き直した。ドイツは娯楽が少なく、サッカーを愛する国民が多い。「スポーツする人間にとって本当に素晴らしい環境。この国に来て、心の底から『サッカーって楽しいな』と思えるようになった」。失意の大迫には心地よかった。
昨季は自己最多の30試合7得点。チームを5位に押し上げ、25年ぶりとなる欧州リーグ出場権の獲得に貢献した。今季前半は過密日程を初体験。「木曜にセルビアで試合して金曜の朝6時に帰ってきて、土曜調整、日曜にリーグ戦。シーズン中なのに対人練習もバチバチやるし。そこに代表も重なってきて」。チームは計13人もの負傷者を出し、大迫も年末年始は肺炎で離脱した。強行出場を続けた結果。同時に、代えの利かない存在であることを際立たせた。
「ようやく万全」と笑う今は、絶好調だ。日本人FWでは高原、岡崎以来となるブンデス通算100試合に2月26日ライプチヒ戦で到達した。ケルンでは攻撃の「全権」を任され、大迫がボールに触ってリズムが刻まれる。ポストプレー、パス出しに守備。その上で「点を取るために、わざと練習で守備をサボってみたり。いかに『戻ってこい』から『前に残っとけ』と言わせるか、毎日が勝負」。今月18日のレーバークーゼン戦では、2戦連発となる今季4点目に加え、計8回あった決定機のうち6回に絡んだ。
代表でも、より得点を求められる。「ハリルホジッチ監督から、すごく言われる。元FWだからか、映像を見せられながら『こうやってゴール前に入っていけ』と。だけど…」。例えば相手の背後を突く動きも必要だが「監督から言われたことしかやらないなら誰が出ても同じ。自分は嫌。いい意味で割り切って自分にできること、自分しかできないことをやりたい。まず自分にボールが集まるように」。前線で起点になった上でゴールに迫っていく。
精神的にも充実の一途をたどる。昨年11月のブラジル、ベルギー戦では、同ポジションの岡崎に本田、香川の「ビッグ3」が初めて全員招集されなかった。高まる責任感。日本を引っ張る思いが熱くほとばしった。
大迫 正直、W杯の結果は僕の出来次第で変わってくる。それくらいの気持ちで準備しないといけない。
2度目のW杯。「戦うのは前提だけど、楽しみしかない」。ドイツで対戦し「半端ない」と思ったFWは第3戦の相手ポーランドのレバンドフスキだ。「ゴールに対して貪欲。どこからでも、苦しい時でも点が取れる」。欧州予選10戦16発の男を筆頭に難敵だらけの舞台だが、引く気はない。「W杯でゴールを決める」夢へ-。まず親善試合のマリとウクライナに勝ち、日本国民の夢も膨らませる。【木下淳】
◆大迫勇也(おおさこ・ゆうや)1990年(平2)5月18日、鹿児島県加世田市(現南さつま市)生まれ。鹿児島城西高3年時の全国選手権で、1大会10得点の最多記録(準優勝)をマーク。敗れた相手が言った「半端ないって」が代名詞になる。6クラブ争奪戦の末、09年に鹿島入り。13年に19得点でベストイレブン。14年1月にドイツ2部1860ミュンヘンへ移籍、6月にケルン移籍。家族はモデル三輪麻未夫人と長女。利き足は右。182センチ、71キロ。血液型O。
▼スカパー!の24時間サッカー専門チャンネル「スカサカ!」では、毎週金曜午後9時から「スカサカ!ライブ」を放送中。23日放送から番組MCに元日本代表DF岩政大樹と安藤幸代を迎え、さらにパワーアップ。リニューアル1回目の放送では、岩政の人気コーナー「今まさに聞く」に大迫勇也が登場する。
無料放送の23日に前編(午後11時30分から)、30日に後編(同9時から)。未公開部分も含めた完全版は特別番組で4月6日午後8時からスカサカ!(CS800、プレミアムサービス580)で。スカパー!はドイツ・ブンデスリーガの18-19年から2シーズンの独占放送権・配信権(地上波を除く)を獲得。ブンデスリーガの動向にも注目。
大迫勇也の半端ない自覚「W杯結果は僕の出来次第」
◆2大会連続のW杯出場へ…大迫勇也、欧州遠征では「結果を出し切るだけ」(サッカーキング)
日本代表は19日、ベルギーでトレーニングを開始した。
国際Aマッチウイーク前のブンデスリーガで2試合連続得点を記録したFW大迫勇也(ケルン/ドイツ)は「結果を求めることが一番ですね」と抱負を語っている。
大迫は「負けるとどうしても、(内容が)良くてもネガティブに捉えられることもあると思います。W杯は本当に短期間だし、勢いに乗れるかどうかだと思っているので」と、結果を残すことの重要性を強調。4年前のブラジル大会やドイツでのプレー経験を踏まえて「そこ(結果)でしか評価されないので」と語った。
そして2大会連続のW杯メンバー入りに向けて、大迫は「今はブンデスで毎試合いろいろな国の代表選手と対戦することができているので、本当にこの経験は間違いなくプラスだと思っています。その中で結果を出し続けることがW杯でも結果を得られる近道だと思うので、毎試合、しっかりと結果を出せるラストチャンスという気持ちで臨んでいます」と話している。
日本代表は23日に国際親善試合のマリ代表戦、そして27日に「キリンチャレンジカップ2018 in EUROPE」のウクライナ代表戦に臨む。大迫は「2試合とも難しい試合にはなると思います。その中でしっかりと結果を出し切ることだけを、まずは考えています。試合中にやるべきことは、これからミーティングで(ヴァイッド・ハリルホジッチ)監督からもらえると思うので、それを頭に入れつつ、しっかりと試合に臨みたいと思います」と意気込んでいた。
2大会連続のW杯出場へ…大迫勇也、欧州遠征では「結果を出し切るだけ」
◆MF柴崎、自分のプレー示す「速攻と遅攻使い分ける」(報知)
MF柴崎は合宿合流前にスポーツ報知の取材に応じ、W杯メンバー入りへの思い、ハリル・ジャパンでの役割を語った。1次リーグの相手を仮想したマリ戦、ウクライナ戦(ともにリエージュ)で攻撃のタクトを振り、存在感を示す覚悟だ。
柴崎は気温の下がる練習場で入念にストレッチを行った。昨年9月以来の代表合流。練習前にはチームメートと談笑するなど、表情は明るい。「まずは(この合宿で)しっかりと自分のプレーを示す。代表の戦術は理解しているので、その中で適応する」をテーマに掲げ、チームにおける自分の役割にも言及した。
「攻撃をしっかりと作っていくこと。速攻と遅攻を使い分け、その状況に合った判断をしたい。1つのミスが命取りになるので、プレー精度、質ともに追求する」。ハリル監督は「縦」を意識した攻撃を強調し、前線の選手には相手DFラインの背後を狙うように指示してきた。だが、中盤にパスを出せる選手が少なく、今も攻撃面では未熟さが目立つ。欠けたピースにはまるのが柴崎だ。
「チームとしては少ない全員が集まれる時間を無駄にせず、しっかりコミュニケーションを取ること。メンバーが決まるまで競争がある。個人として選ばれるに値するプレーを示し、まずはそこまで集中したい」と柴崎。初のW杯出場へ、勝負の2試合を迎える。(取材・豊福 晋)
MF柴崎、自分のプレー示す「速攻と遅攻使い分ける」
◆植田、同級生の中島初招集刺激!「僕も負けてられない気持ち」(スポニチ)
親善試合 日本代表-マリ代表 ( 2018年3月23日 ベルギー・リエージュ )
DF植田は同世代のアタッカーの初招集に刺激を受けた。中島とは同じ94年生まれ。16年リオ五輪を一緒に戦うなどアンダーカテゴリーの代表から成長をともにしてきた間柄だ。
自身は15年1月のアジア杯で初招集されたが、国際Aマッチ出場は国内組で臨んだ昨年12月の東アジアE―1選手権の2試合のみ。「(中島は)高校の時から一緒にやってきた仲間。僕も負けてられないという気持ちでいます」と視線を上げた。
植田、同級生の中島初招集刺激!「僕も負けてられない気持ち」
◆「ないんじゃないんですか。でも…」DF植田直通、100パーセントで準備を進める(ゲキサカ)
W杯開幕まで3か月を切り、5月31日に予定される本大会メンバー発表までの活動も残りわずかとなった。この大事な時期の活動機会に、メンバー入りを果たした日本代表DF植田直通(鹿島)は「このチャンスを生かさないといけない思いでいる」と意気込んでいる。
「W杯前ということもあるし、このタイミングで呼ばれたことはすごくうれしく思う」
今回メンバーに入った選手は、W杯本大会メンバー23人に近い位置にいることは間違いない。だが、ロシア行きの切符を手に入れたわけではなく、サバイバルレースは続くため、23日のマリ戦と27日のウクライナ戦でのアピールは必要不可欠となるだろう。だからこそ、植田も「まずは試合に出ること」と出場機会をつかむことが重要だと感じている。
「試合に出たときに何ができるかだと思うので、そこは今まで鹿島でやっていることを出すだけ。海外の選手が相手でも自分の強さという部分を出していければいいと思う」
12月のE-1選手権では右SBの位置に入ってA代表デビューを飾った。今回はDF酒井宏樹とDF遠藤航が不参加の可能性があり、同ポジションに入ることも考えられるが、「ないんじゃないですかね」と苦笑。しかし、「でも、出れるならどこでも出ます。僕は常にどこでも準備するだけだと思うし、常に100パーセントで取り組んでいきたい」と、いつ、どこで、どのような状況で出場機会が訪れても、自身の持っているものをすべて出せるように100パーセントで準備を進める。
(取材・文 折戸岳彦)
「ないんじゃないんですか。でも…」DF植田直通、100パーセントで準備を進める