Jリーグが20年東京オリンピック(五輪)の大会期間中、J1のリーグ戦を中断する方向で調整していることが12月31日、関係者への取材で分かった。詳細は今後詰める。五輪による中断が設けられれば、シドニー五輪が行われた00年以来。
関係者によると、東京五輪の盛り上がりへの配慮や、J1の鹿島アントラーズや北海道コンサドーレ札幌、浦和レッズ、FC東京などの本拠地が五輪のために使用できなくなることが理由という。
サッカー界では、最大の祭典のワールドカップ(W杯)とは異なり、五輪中はリーグ戦を続行するのが通例で、これまでは代表選手の招集にクラブ側への一定の配慮が必要だった。中断が実現すれば、森保一監督の下で1968年メキシコ五輪の「銅」以来のメダル獲得を目指すサッカー男子日本に追い風が吹きそうだ。J2とJ3はW杯期間中もリーグ戦を開催してきたことなどから、東京五輪の間も試合を行う方針で検討を進めている。
◆五輪期間中J1中断へ、メダル狙う男子日本に追い風(ニッカン)