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2019年1月14日月曜日

◆森保監督、無敗継続も笑顔なし 1点だけ…大迫不在で攻撃面の不安的中/アジア杯(サンスポ)





 サッカー・アジア杯1次リーグF組(13日、オマーン0-1日本、アブダビ)大黒柱を欠く試練の一戦を乗り切った。それでも、決勝トーナメント進出を決めた森保監督に笑顔はなかった。

 「1-0で前半を折り返して、できれば、同じような流れで、さらに追加点を奪えれば理想的な展開でしたけど」

 簡単な試合ではなかった。右臀部(でんぶ)の違和感を訴えたFW大迫が不在。攻撃面での不安が的中した。試合直前まで悩み抜いた1トップにはFW北川を起用。守備では献身的な動きを見せたが、肝心のシュートは0本。後半12分に北川に代えてFW武藤を投入したが、こちらも不発だった。

 一方、守備では改善が見られた。発熱で調整が遅れたMF遠藤がボランチに復帰し、初戦はボランチで起用したDF冨安を本職のセンターバックに戻した。初戦で2失点を喫した守備陣は、無失点と奮闘した。

 シーズン中の海外組と12月初旬からオフに入っていた国内組とのコンディション差が露呈。UAE入り後もMF中島とMF守田が離脱。GK東口も腰の痛みを訴え、当初の想定からは大幅なズレが生じた。代表監督として調整に苦しんだが、第3戦を残して1次リーグ突破を決めた。

 「できれば選手全員を起用したい。選手もそれを望んでいますし、総力戦ですから」

 17日のウズベキスタン戦は疲労の色が濃い選手を休ませる余裕も生まれた。これで昨年7月の監督就任から7試合で無敗(6勝1分け)。厳しさを増す大会で、さらに勝ち星を重ねる。

発熱で出遅れたものの、この試合はボランチで先発したMF遠藤
「難しい試合になったが、勝ち点3を積み上げることが大事だった。前半から相手のカウンターを防ぐことは意識してできた。追加点を取れれば理想だったが、無失点で終われてよかった」

主将のDF吉田
「決して楽な試合ではなかったが、1次リーグ突破を2試合目で決められたのは大きい。クリーンシート(無失点)は自信につながる」

アジア杯

 アジア連盟(AFC)が主催する4年に1度、アジア王者を決める大会。日本は68年第4回大会から予選に出場し、日本開催となった92年第10回大会で初優勝して以降、最多4度の優勝を誇る。今大会は出場チームがこれまでの16から24に拡大。1次リーグは4チームずつ6組に分かれ、各組上位2チームと3位のうち成績上位4チームの計16チームが決勝トーナメントに進む。




◆森保監督、無敗継続も笑顔なし 1点だけ…大迫不在で攻撃面の不安的中/アジア杯(サンスポ)