ヘタフェで出場機会に恵まれていない日本代表MF柴崎岳に、ウエスカが関心を示しているようだ。1月2日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。
柴崎は今シーズンのリーガ・エスパニョーラでわずか3試合の出場にとどまっており、今冬の移籍が取り沙汰されている。そこで、現在リーガ・エスパニョーラで最下位に沈んでおり、後半戦の巻き返しを狙うウエスカが柴崎の獲得に乗り出しているようだ。
同紙はウエスカにとっての懸念点について触れている。まず、柴崎は今季の公式戦で出場機会を得られていないが、移籍市場での評価は高く、他のクラブとの争奪戦になるという点だ。資金の面で優位に立つ他のクラブが柴崎獲得に乗り出した場合、ウエスカは手を引く可能性が高いと見られている。
次に、1月5日に開幕を迎えるAFCアジアカップUAE2019の存在を挙げている。現在ウィンターブレーク中のリーガ・エスパニョーラは1月3日から再開するが、アジア杯に出場する柴崎は1月下旬から2月初旬にかけてチームに合流することになる。そのため、シーズン終了までに残されたわずかな時間の中で柴崎はチームに溶け込み、結果を出す必要がある。しかし、同紙はテネリフェやヘタフェに移籍した時のことを引き合いに出し、「当時はチームに馴染むのに時間を要した」と指摘している。
果たして、柴崎のウエスカ移籍は実現するのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。
◆降格圏脱出を目指すウエスカ、柴崎獲得を画策か…懸念点はアジア杯?(サッカーキング)