長澤奈央 「Nao N ナ・オ・ン」【電子書籍】[ 長澤奈央 ]
今季の優勝争いは川崎F、鹿島、浦和が軸になる。川崎Fは連覇した実績と、レアンドロ・ダミアンらが加わり、戦力が整っている。鹿島は小笠原、昌子が抜けたが鈴木、安部、三竿健、町田ら生きのいい若手が多く、戦力的には十分に優勝を狙える。浦和はゼロックス杯では、まだまだかみ合っていなかったが、オリヴェイラ監督は開幕に合わせるというよりも、1年間を通してチームをつくるので、尻上がりに良くなるはず。杉本、山中といい補強もしている。ACLの過酷な日程を克服できれば、この3チームが戦力的にはいい。
これに続くのがG大阪と神戸だ。G大阪は昨季途中で宮本監督が就任した後、守備が整い安定した。神戸はイニエスタとポドルスキに加えてビジャが加わったが、日本人を含めて連係が整えば優勝争いに加われる。問題はどれだけ安定して守れるかだ。
名古屋や湘南、仙台などのスタイルを持っているチームにも注目したい。そして選手個々では東京五輪世代。安部、小川(磐田)、三好(横浜)、久保(FC東京)らがピッチ上でアピールできるか注目だ。(スポニチ本紙評論家、元日本代表DF)
◆【中田浩二氏の展望】今季のJ1、川崎F、鹿島、浦和の優勝争いに割って入るG大阪と神戸(スポニチ)