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2019年4月20日土曜日

◆日本のユースサッカー指導者「選手の選抜は人格重視」=中国メディア(サーチナ)






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 中国メディア・東方網は16日、中国のユースサッカー大会に参加した日本のユースクラブ指導者が、青少年選手育成の上で「一番に重んじるのはプレーよりも人格だ」と語ったとする記事を掲載した。

 記事は、広東省広州市で先日開かれた第3回恒大杯国際サッカーチャンピオンシップ(U-17)に参加した鹿島アントラーズユースの磯崎敬太コーチの話を紹介。未来のトップ選手を育てるユース人材選抜のポイントについて、「まずは、人としてどうか。クラブは最初に選手の人格を大切にするため、選ばれるのは誠実で素直な子たちだ」と語ったことを伝えた。

 また、2点めのポイントとして「負けず嫌いでとことんやり切る選手」を挙げ、すぐに諦めてしまう選手は、たとえ技術があっても選抜の対象にならないと述べたことを紹介。そして、この2点をベースとして、基本的な動作、テクニックや戦術的な能力、フィジカル面を考慮し、体格については最重要ポイントではないことを説明したとしている。

 記事によれば、磯崎氏はさらに、このような選手選びのポリシーを持っているのは鹿島ユースだけにとどまらず、日本全国のユースクラブ、学校の部活動すべてが同じであるとし、「サッカーが人生のすべてではなく、サッカー選手である前に1人の人間である。この順序に従って、まずは、礼儀や相手をリスペクトする心を大切にするのだ」との考え方を示したという。

 さらに、サッカー選手の「文武両道」についても、日本はこの点において成熟した考え方を持っており、クラブとして子どもたちに学校へ行く時間と権利を可能な限り確保すべきという方針を持つ必要があると指摘。「逆に、もし学校の成績がひどい選手がいたらクラブとしてはいらない。最低限の基準をクリアできるまで勉強してから、またおいでと言う」と語ったとのことである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)




◆日本のユースサッカー指導者「選手の選抜は人格重視」=中国メディア(サーチナ)