鹿島シーズンレビュー2018 [DVD]
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は7日から8日にかけてグループステージ第5節が行われる。今節での突破の可能性を有しているのは、サンフレッチェ広島と鹿島アントラーズの2チームで、逆に敗退の危機に直面しているのが川崎フロンターレと浦和レッズだ。日本勢4チームの状況を整理する。
サンフレッチェ広島
広島が入るグループFは、本田圭佑が所属するメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)が2試合を残してグループステージ敗退が決定している。3連勝中の広島が勝ち点9でF組の首位に立ち、2位に同7で広州恒大、3位に同6で大邸FCが続いている。
広島は8日に広州恒大とホームで対戦。この試合に勝てば、1試合を残しての首位突破が決定する。引き分けた場合でも、もう1試合の大邸FCvsメルボルンの結果に関係なく2位以内が確定し、突破が決まる。また、敗れた場合でも、大邸FCがメルボルンに敗れると突破が決まる。広島が広州恒大に敗れ、大邸FCが引き分け以上に終わった場合のみ、最終節まで持ち越される。
【グループF】
1:サンフレッチェ広島[9・2]
2:広州恒大[7・4]
3:大邸FC[6・1]
4:メルボルン・ビクトリー[1・-7]
※MD4終了時、カッコ内は勝ち点・得失点差
【広島の条件】
5/8(水)19:00
vs 広州恒大(中国)
○→突破
△→突破
●→大邸●で突破
鹿島アントラーズ
グループEに入る前回覇者の鹿島は、現在勝ち点7で2位につけている。同8で山東魯能(中国)が首位に立ち、同5で慶南FC(韓国)が3位、同1でジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)が最下位に沈んでいる。
鹿島は8日にアウェイでジョホールと対戦する。鹿島が勝利し、もう1試合の山東魯能vs慶南で、慶南が引き分け以下に終われば、鹿島の2位以内が確定する。鹿島が引き分け以下に終わった場合は、他試合の結果に関係なく最終節まで突破決定が持ち越される。
【グループE】
1:山東魯能[8・2]
2:鹿島アントラ―ズ[7・2]
3:慶南FC[5・0]
4:ジョホール・ダルル・タクジム[1・-3]
※MD4終了時、カッコ内は勝ち点・得失点差
【鹿島の条件】
5/8(水)21:45
vs ジョホール(マレーシア)
○→慶南が△以下で突破
△→最終節に持ち越し
●→最終節に持ち越し
浦和レッズ
グループGに入る浦和は、4試合を終えて3位に位置。首位を走るのは韓国王者の全北現代で勝ち点は9をマーク。2位には北京国安(中国)が同7で続き、浦和が同4で3位、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)が最下位に入る。
7日にブリーラムと対戦する浦和は、勝てば2位浮上の可能性が出てくる。引き分けた場合は、もう1試合の北京国安vs全北で、北京国安勝てば敗退が決定。敗れた場合はさらに厳しい条件となり、北京国安が引き分け以上に終わると、1試合を残してグループステージ敗退が確定する。
【グループG】
1:全北現代モータース[9・3]
2:北京国安[7・2]
3:浦和レッズ[4・1]
4:ブリーラム・ユナイテッド[3・-6]
※MD4終了時、カッコ内は勝ち点・得失点差
【浦和の条件】
5/7(火)20:00
vs ブリーラム(タイ)
○→最終節に持ち越し
△→北京国安○で敗退
●→北京国安△以上で敗退
川崎フロンターレ
川崎Fが所属するグループHは、蔚山現代(韓国)が勝ち点8で首位に、2位に同5で上海上港(中国)、3位に同4で川崎F、最下位に同3でシドニーFC(オーストラリア)が続く混戦模様だ。
川崎Fは7日にフッキ、オスカルら世界的タレントを擁する上海上港とホームで激突。グループステージ突破のためには、引き分け以上が絶対条件となる。引き分けた場合は、最終節・シドニーFC戦での勝利が条件となり、その上で上海上港の結果次第という他力本願の状況となる。勝利すると2位に浮上。より有利な状況で最終節を迎えられる。一方で上海上港に敗れた場合は、グループステージ敗退が決定する。
【グループH】
1:蔚山現代[8・2]
2:上海上港[5・0]
3:川崎フロンターレ[4・-1]
4:シドニーFC[3・-1]
※MD4終了時、カッコ内は勝ち点・得失点差
【川崎Fの条件】
vs 上海上港(中国)
○→最終節に持ち越し
△→最終節に持ち越し
●→敗退