鹿島アントラーズ三連覇 (単行本・ムック) / 茨城新聞社
浦和レッズは28日、オズワルド・オリヴェイラ監督を解任し、前ヘッドコーチの大槻毅氏が新監督に就任することを発表した。
浦和は現在、J1リーグ戦で5勝2分6敗の11位。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では決勝トーナメント進出を果たしたものの、リーグ戦では直近4試合4連敗と大きく苦戦していた。
オリヴェイラ監督は昨年4月下旬に就任したが、わずか1年余りでの解任。“組長”の愛称で親しまれる大槻氏は昨季、オリヴェイラ監督の就任前にトップチームの暫定指揮官を務め、公式戦4勝2分という快進撃を牽引した実績を持つ。
浦和は同日、立花洋一代表名義での声明を発表した。以下、公式サイトより全文を引用する。
「日ごろより浦和レッドダイヤモンズをサポートいただき、ありがとうございます。
オズワルドオリヴェイラ監督には、就任以来、勝利へのこだわり、メンタリティーなどを選手に植え付けていただき、本当に感謝しています。また、彼の力があったからこそ、天皇杯を最高の形で優勝することができました。本当にありがたかったです。特にこの優勝で、浦和レッズに関わる人たちが一つになったときの強さをあらためて体現してくれました。
今年は、ACLとリーグの2冠を目標に掲げスタートしていますが、リーグでは、思い通りの結果が出ておりません。特にホームゲームでの試合内容が悪く、トレーニングでも改善されず、非常に苦しい状況が続いています。
これまでチームに対しては、ACLとリーグを戦い抜けるだけの戦力補強を行いました。また、オリヴェイラ監督の要望を受け、コンディション回復機器の導入や、食事の提供などのサポートを実施してきました。
しかしながら、それらを生かし切れているとは言えない現状があり、このままでは、優勝はもとより上位進出もままならないと判断し、監督、ヘッドコーチの経験がある大槻 毅氏に監督に就任していただくこととしました。
大槻氏は、チームを外から見ていて足りない部分も把握しており、その戦術的な部分を植え付けることで、チームを躍動させてくれると確信しています。何より、クラブとして掲げている、浦和のために最後まで走り、闘い、貫くことを体現させ、特にホーム埼玉スタジアムでの強い浦和レッズを復活させてくれると期待しています。クラブとしても、その構築に向けて全力でサポートしていきます。
みなさまにはご心配をおかけし、大変申し訳ありませんが、引き続きのサポートをよろしくお願いいたします」。
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