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[5.22 ACLグループリーグ第6節 鹿島2-1山東魯能 カシマ]
負ければグループリーグ敗退の可能性もある瀬戸際の一戦で先制を許す展開の中でも冷静さを失わなかった。前半11分にCKから失点した鹿島アントラーズだが、MF三竿健斗は「失点したけど、取り返せる余裕もあった。あんまり気にならなかった」と淡々と振り返る。
前々節の慶南FC戦(●0-1)、前節のジョホール戦(●0-1)と、いずれも決勝トーナメント進出を決められる可能性がありながら2連敗。グループリーグ突破の行方は最終節までもつれ込み、この日は引き分け以上が自力突破の条件だった。それでも、“追い込まれた”という感覚はなかった。
「どの試合も勝てば決定するようなシチュエーションだった。このチームでやっている以上、どの試合も勝たないといけないし、どの試合もプレッシャーの感じ方は変わらない。いつもと同じプレッシャーだった」。過剰にプレッシャーを感じることなく、いつもどおりの緊張感の中できっちりと勝ち切った。
常勝軍団の勝負強さ、前回王者の意地を見せた逆転勝利。アジア連覇に向けてまずは第一関門を突破した三竿は「もう一回優勝することを目標にやっている。去年優勝したプライドと強さを見せていかないといけない」と、次なる舞台に向けて表情を引き締めた。
(取材・文 西山紘平)
◆慌てず動じず逆転で決勝Tへ…鹿島MF三竿「プライドと強さを見せていく」(ゲキサカ)