◆◆ワールドサッカーダイジェスト / 2019年9月5日号
バルセロナBは現地時間8月18日、開幕前最後のプレシーズンマッチで、同じ2部B(実質3部)に昇格してきたリャゴステラと対戦した。
1-1のドローに終わったこの試合で、鮮やかな先制点を叩き出したのが安部裕葵だ。
開始3分、左サイドでボールを受けると、ドリブルで仕掛けて、3人に囲まれながらも右足でシュート。見事にネットを揺らしてみせた。
テストマッチとはいえ、今夏に鹿島アントラーズからスペインへ渡って以来、これが嬉しい初ゴールとなった。
このドリブルからの一撃を、スペイン紙『SPORT』は次のように絶賛している。
「ヒロキ・アベは、最後のプレシーズンマッチでバルサBでの初得点を記録した。日本のストライカーは、個人技でリャゴステラのディフェンスを、冷静なショットでGKを驚愕させた。
ヒロキは、ファーストチームの日本ツアーの最中に怪我をして、プレーするのが困難だった。だが、昨日の試合では、バルサが獲得するに値するクラスの選手だということを証明するのに、3分とかからなかった。アンス・ファティとともに、攻撃に新鮮な空気を持ち込んでいた」
プレシーズンに故障をして出遅れた日本の俊英が、逸材が揃うチームでの定位置奪取に向け、アピールに成功した。
なお、バルサの公式ホームぺージによると、8月25日に開催されるバダロナとの開幕戦は、手続きが間に合わず、安部は欠場する見込みのようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆「個人技で敵を驚愕させる」「3分で証明」安部裕葵のバルサB初ゴールをスペイン紙が絶賛!(サッカーダイジェスト)