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[10.6 J1第28節 C大阪0-1鹿島 ヤンマー]
J1リーグは6日、第28節3日目を行った。ヤンマースタジアム長居ではセレッソ大阪と鹿島アントラーズが激突。開始6分のDF犬飼智也のゴールが決勝点となり、鹿島が1-0で完封勝ち。7試合無敗(5勝2分)で今季初めて首位に浮上した。
5連勝と好調のC大阪は、28日のG大阪戦(3-1)と同じ11人を送り込み、上位進出を目指す。対する6試合負けなし(4勝2分)の鹿島は、札幌戦(1-1)から5人を変更。FW伊藤翔やMF永木亮太、MF中村充孝、DF伊東幸敏、そして左SBに町田浩樹を起用した。
試合は早々に動いた。すでに今節の試合を終えた首位FC東京と勝ち点1差で、首位浮上の可能性がある鹿島は、前半6分に永木の左CKからファーサイドの町田がヘッドで中央へ折り返し、DF犬飼智也がヘディングシュートを放つ。飛び出したGKキム・ジンヒョンより一瞬早く合わせたボールはゴールに吸い込まれ、鹿島がスコアを動かした。
鹿島が先制したものの、果敢にゴールに迫ったのはC大阪だった。前半13分、ハーフェーライン付近からMFソウザがスルーパスを送り、抜け出したFW柿谷曜一朗がPA左から右足を振り抜くが、GKクォン・スンテがストップ。17分には、ソウザの右CKからFWブルーノ・メンデスがバックヘッドで狙うが、わずかに枠を外れた。
まずは同点に追いつきたいC大阪だが、前半34分にセットプレーからの競り合いの際にDF丸橋祐介が左腰あたりを痛め、DF舩木翔との交代を余儀なくされる。41分には、右サイドのFKからソウザがクロスを送り、ファーサイドに流れたボールをDF木本恭生が頭で合わせるが、GKクォン・スンテに阻まれ、1点ビハインドのまま前半を終えた。
後半は1-0のまま推移。互いにゴールに迫るも、崩し切るには至らず、決定的なシーンは前半ほど多くない。C大阪はFW鈴木孝司とFW高木俊幸を投入し、セットプレーやロングスローから得点のチャンスを伺うが犬飼を中心とした鹿島の粘り強い守りを突破できず、同点の一発が遠い。
1点リードしている鹿島は、押し込まれる時間帯も冷静に対応。足を痛めたMFセルジーニョに代えてMF遠藤康、MF名古新太郎、FW上田綺世をピッチに送り込み、ダメ押しの2点目を目指したが、1-0のままタイムアップを迎えた。勝った鹿島は勝ち点を55に伸ばし、FC東京(勝ち点53)をかわして首位に浮上。一方のC大阪はクラブ史上2番目の6連勝とはならなかった。
◆鹿島がついに首位浮上!! 前半6分の1点守り抜いて好調C大阪を撃破(ゲキサカ)