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2019年11月21日木曜日

◆柴崎が所属のスペイン2部リーグ・デポルティボ、3部落ちへ深刻危機(デイリー)



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 サッカー日本代表のMF柴崎岳が所属するスペイン2部リーグ、デポルティボが、約40年ぶりとなる事実上の3部リーグ・2部Bへの降格が現実味を帯びてきた。降格を回避するためには、これまでの倍以上のペースで勝ち点を獲得しなければならない計算になる。20日までにスペインのスポーツ紙・アスが伝えている。

 同紙によると、デポルティボはリーグ戦16節消化時点で、勝ち点10の最下位。2部残留ラインは例年勝ち点50が目安となっており、残り26試合(全勝ち点78)のうち半分以上となる40ポイントを手にする必要がある。

 ここまでのポイント獲得率は21%に満たず、劇的なペースアップが欠かせない。同紙によると1997~98年シーズンから現行システムを続けているスペイン2部リーグで、現在のデポルティーボと同様の状態から勝ち点50に到達したチームはわずかに1で、それ以外は全て2部Bへカテゴリーを落とした。

 デポルティーボは1999~2000年シーズンでスペインリーグ優勝を果たすなど、90年代後半から2000年代前半にスペイン国内だけではなく欧州チャンピオンズリーグでも活躍したスペイン有数のチーム。2部Bに降格した場合、1980~81年シーズン以来39季ぶりのことになる。


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◆柴崎が所属のスペイン2部リーグ・デポルティボ、3部落ちへ深刻危機(デイリー)





◆“歴史的惨敗”を仔細に振り返ったMF柴崎岳「全責任は僕にある」(ゲキサカ)



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[11.19 キリンチャレンジ杯 日本1-4ベネズエラ パナスタ]

 日本代表MF柴崎岳(デポルティボ)は前半の4失点が響いて敗れたキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦の試合後、ピッチ内で起きた事象を仔細に振り返った。その上で「うまくいかなかったという現実を受け止めて、3月にはまた代表戦があるのでそれまでにチームとして成長したい」と先を見据えた。

 FIFAランキング26位のベネズエラをホームに迎えた一戦。相手は来年3月の南米予選前ラストゲームということで本気のメンバー構成で乗り込んできた一方、日本はDF吉田麻也(サウサンプトン)やFW南野拓実(ザルツブルク)ら主力陣を帯同させず、新戦力の発掘に力点を置いて試合に臨んだ。

 そうした中、前半8分にサイドを個人技で破られ、クロス攻撃から先制点を献上した日本。そこからはカウンターで好機をつくる場面もあったが、同30分から立て続けに失点を喫して一気に0-4というスコアとなった。前半4失点は1954年以来、なんと65年ぶりの記録的な惨劇だ。

 この日、吉田不在のため代わりにキャプテンマークを巻いてピッチに立った柴崎はこの連続失点を次のように振り返った。

「基本的に全てのゴールがクロスからの対応だったので、まずはクロスというところにフォーカスすると、人にもつけていない状態だったし、簡単に高精度のボールを上げられる距離感を作られてしまったのはある。あとは奪われ方の部分。あそこまで持って行かれる奪われ方、また奪われたとしてもリアクションが一歩二歩遅くて後手を踏み、そこでゴール前に持って行かれてクロスの対応になった。守備の距離感が全体的に遠かった」。

 とはいえ、同じようにサイドを崩される形で奪われた4失点。試合が決まってしまうまでに修正はできなかったのか。

「1失点目の後からクロスを上げる選手に対してあまりにも距離が開いていて、クロスボールを上げられているという指摘はお互いにあった。指摘や声かけはしていたが、無意識のうちにズルズルと下がって守備をしてしまう部分があった。いくら意識していても、無意識は見えないところからやってくる。より強く思わないといけないというか、それをするのは個人のところ。チームがいくら声かけしても、やるのは個人なのでそこに少し差があった」。

 そうして0-4で迎えたハーフタイム、森保一監督は「1点ずつしか取れないが、1点でも追いつくことを考えて、最後まで戦おう」と選手たちを鼓舞したという。そして選手間でも「声を荒げたりしてもしょうがないし、まずは冷静になぜこうなっているかを話し合って修正しようということで、建設的な話し合いをして後半に臨むことができた」(柴崎)。

 その結果、後半は相手のペースが落ちたこともあり、試合の形勢を引き戻した日本。さらにMF山口蛍(神戸)のゴールで1点を返すことにも成功した。「後半のほうがアグレッシブに行けていたという見方をしている」と振り返った柴崎は「クロスを上げる選手のプレッシャーにも行けていたし、横にプレーさせたり、バックパスさせる守備ができていた」と手応えも語った。

 すると、やはりこの一戦の課題は前半の試合運びということになる。もっとも、それはこの試合に限った話ではない。アジア杯決勝のカタール戦(●1-3)でも前半の連続失点が敗戦につながり、直近のカタールW杯アジア2次予選のタジキスタン戦(○3-0)、キルギス戦(○2-0)でも序盤に立て続けにピンチを招くなど、森保ジャパンにおいては継続的に見られる課題だ。

 それらの試合で共通していた点の一つとしては、相手がアンカーを置くシステムを採用してきたのに対し、日本の前線からのプレスがうまくハマらなくなった瞬間、各選手の裏のスペースを突かれて崩されているという流れが挙げられる。そうした時の対処法は各選手でも共有しているというが、難しい現状もあると柴崎は語る。

「各々こうなったらこうしようという共有はできているけど、僕たちが前からボールを取りたくても相手が上回ることももちろんある。そういったときは中盤でのブロックを取りながらむやみに行かず、距離感をコンパクトにしながらということもある。もちろんそれは試合展開によるし、0-2とか0-3になってしまうと心理状態も個々人で違うこともある。そこを統一するのは簡単なことではない」。

「まず個人として言えるのは、そういうところの共有は試合前を含めてしっかりできていた。それでも予想外というか、相手がビルドアップのうまさが成熟している部分もあったということ。ただそういうところで取り切れない時に、僕のところでもうちょっと前線の選手をうまく動かせる指示ができれば良かった」。

 この日はキャプテンとしてピッチに立った柴崎。また森保ジャパンにおけるボランチは攻守の要になるポジションだということもあり、ピッチ内の修正においては自身が周りをオーガナイズするべきだという責任も受け止めた。

「(ピッチ内の修正に対する)全責任は僕にあると思う。他に責任があるとも思わないし、振り返って試合を見てみないとわかり得ないこともあるので細かいことは言えないが、そこの責任というか、うまくできていなかったというのはある。試合後にもそういったことを永嗣さん(GK川島永嗣)とも話した。そこは真摯に受け止めたい」。

 ハーフタイムと試合後には、日本代表戦では異例のブーイングが監督、選手たちに向けられた。「当然ですよね。サポーターの皆さんもこういった試合を見に来ているわけじゃないし、当然の反応だと思う。言い訳をせずに真摯に受け止めるべき現状だと思う」。敗責を背負い、現実と向き合う背番号7は今後に向けてチーム全体の巻き返しを期する。

「いつも出ている選手との比較をすると、ボールへのプレッシャーのかけ方、距離感とかが、いつもより一歩二歩遠いという印象はあったので、まだまだ代表での試合がこなせていない選手にとっては改善すべきものかなと思う。それができた時に大きな力になっていくと思う」。

 厳しい言い方をしつつも、今後に向けた期待を語った柴崎。「試合に絡めていない選手からすると刺激になる一戦だったと思う。こういったベネズエラのようないいチームと、トップのリーグでやっている選手もいるし、そういう選手のプレーは見ていてもわからないので、肌で感じて、実際にやってみてというところが大きかったと思う。それは成長するための材料になる」。この敗戦を未来への糧とみるか、森保ジャパンの限界とみるかは今後の戦いに委ねられる。

(取材・文 竹内達也)




◆“歴史的惨敗”を仔細に振り返ったMF柴崎岳「全責任は僕にある」(ゲキサカ)





◆大迫勇也の五輪出場に向けて協会が動き出した模様…ブレーメンSD「これは複雑なテーマ」(GOAL)



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ブレーメンの回答は年末年始?


来年の東京オリンピックに向けて、ブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也のオーバーエイジ(OA)枠での招集を巡る水面下の駆け引きはすでに始まっているようだ。クラブのフランク・バウマンSD(スポーツディレクター)は、日本サッカー協会(JFA)から問い合わせを受けていることを明かしている。

東京オリンピックのサッカー大会が開催されるのは2020年7月26日~8月8日まで。五輪のサッカー大会を開催するのは国際サッカー連盟(FIFA)ではないため、各国のサッカー協会側は選手に対する拘束力を有しないが、OA枠としての招集の可能性が報じられる大迫は先日、地元メディアの取材に対して「僕にとって本当に特別なことです」と出場を熱望している様子を示していた。

そして、このタイミングでクラブはJFAから同選手の招集の可能性について問い合わせを受けていることが判明。ブレーメン専門メディア『ダイヒシュトゥーベ』によれば、バウマンSDもその事実を認めたという。「これは複雑なテーマ」と前置きすると、「オリンピックはプロのサッカー選手にとっても特別であることを考慮しなければならない。このチャンスを奪い取るとなれば、選手とクラブの間の関係にどのような影響があるのか」と信頼関係を傷つける可能性を指摘している。

一方、クラブは現時点においてまだ最終的な決断に至っていないようだ。同SDは「これについて話し合うのはまだ早すぎる」と語り、『ダイヒシュトゥーベ』ではJFAへの回答は数週間後、年末年始あたりになるとの予想が述べられている。


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◆大迫勇也の五輪出場に向けて協会が動き出した模様…ブレーメンSD「これは複雑なテーマ」(GOAL)


◆鹿島が脱落の可能性…J1優勝争いは頂上決戦を意識した最終局面へ(GOAL)







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残り3試合となっている明治安田生命J1リーグ。優勝争いでは最終節の頂上決戦・横浜FMvsFC東京を巡り複雑な状況が発生している。3位に下降した鹿島は可能性をつなぐことができるのか。また、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権争いも6クラブに絞り込まれた。

鹿島に優勝消滅の可能性


第31節終了時点で優勝の可能性を残すのは、首位・FC東京(勝ち点62・得失点差20)、2位・横浜F・マリノス(同61・23)、3位・鹿島アントラーズ(同59・25)のほかに、4位・川崎フロンターレ(同57・25※1試合多く消化)まで。FC東京と横浜FMが直接対決を残しているため、5位・セレッソ大阪(同53・12)の優勝は消滅している。ACL出場権に関しては、そのC大阪と6位・サンフレッチェ広島(同51・16)までが望みをつなぐ。

第31節では、鹿島が川崎Fに敗れたことでFC東京が首位に返り咲き。とはいえ、前述の通りFC東京は最終節で横浜FMとの直接対決を控えているため、現状での勝ち点差1に甘んじることはできない。

そして、鹿島は得失点差でもリーグトップかつ、FC東京との勝ち点差が「3」、横浜FMとの勝ち点差が「2」と数字上では決して絶望的な差ではない。しかし、実際には最終節に横浜FMvsFC東京の直接対決が行われるため、第32節次第で優勝レースから脱落する窮地に追い込まれている。


首位:FC東京[勝ち点62・得失点差20]


■残り3試合の日程
32節:vs 湘南(味スタ)
33節:vs 浦和(味スタ)
34節:vs 横浜FM(日産ス)

ホーム8連戦の終盤3試合を3連勝で終え、ついに12勝3敗と地の利を感じさせてきたホームに戻ってくる。その2試合で1勝1分け以上の成績であれば、最低でも最終節前の勝ち点は「66」。同じ期間に横浜FMが連勝したとしても「67」と、優勝の行方を直接対決に託すことができる。その条件で最終節で勝利を収めればFC東京の勝ち点は最低でも「69」、鹿島が3連勝を飾っても「68」どまりだ。

とはいえ、鋭いカウンターを武器とするチームなだけに、しっかりとホームで連勝を飾って横浜FMとの対戦で「引き分け以上で優勝」というシチュエーションに持ち込みたい。



2位:横浜FM[勝ち点61・得失点差23]


■残り3試合の日程
32節:vs 松本(サンアル)
33節:vs 川崎F(等々力)
34節:vs FC東京(日産ス)

FC東京を追う立場ではあるが、直接対決を残しているために勝ち点差1という状況はそれほど苦しいものではない。とはいえ、次の試合で引き分けた場合もFC東京を自力で上回るチャンス残されるが、勝ち点差2の鹿島に得失点差で上回られているため再び3位に下降する可能性も。そうなれば、最終節でFC東京に勝利したとしても鹿島の結果に左右されることになるため、状況がより難しくなる。



3位:鹿島[勝ち点59・得失点差27]


■残り3試合の日程
32節:vs 広島(Eスタ)
33節:vs 神戸(カシマ)
34節:vs 名古屋(豊田ス)

痛恨の敗戦を喫してFC東京との勝ち点差を「3」、横浜FMとの勝ち点差を「2」に広げられた。上位2クラブが次節で勝利を収めた場合、FC東京の勝ち点は「65」、横浜FMの勝ち点は「64」となる。そして、鹿島がもし広島戦で敗北を喫すれば、そこから連勝を収めたとしても勝ち点は「65」。

FC東京と横浜FMがともに第33節を落として最終節を迎えたとして、両クラブの直接対決がどう転ぼうと「横浜FMが勝ち点67」、「FC東京が勝ち点68」、「FC東京が勝ち点66かつ横浜FMが勝ち点65」のいずれかの結果しかありえない。つまり、鹿島は広島戦で勝利を収められなければ、優勝が消滅する可能性が出てきている。



4位:川崎F[勝ち点57・得失点差25※1試合多く消化]


■残り2試合の日程
33節:vs 横浜FM(等々力)
34節:vs 札幌(札幌ド)

今週末に試合が行われない川崎Fに優勝の可能性が残るのは、第32節で「FC東京が敗北かつ横浜FMが引き分け以下」だった場合のみ。どちらかが勝利を収めれば、逆転優勝は不可能となる。さらに、そのうえでその2クラブが第33節に敗北し、最終節の横浜FMvsFC東京が引き分けに終わらなければならず、奇跡を待たなければならない。

ACL出場権に関しては残り3試合で「FC東京が1分け2敗以下」、「横浜FMが2分け1敗以下」、「鹿島が1勝1分け1敗以下」のいずれかを満たせばよいが、どれも簡単に起こり得るものではない。もどかしい立場となっている昨年度王者は、わずかな希望を信じて最後まで戦い抜くことができるのだろうか。



5位:C大阪[勝ち点53・得失点差12]


■残り3試合の日程
32節:vs 神戸(ノエスタ)
33節:vs 清水(ヤンマー)
34節:vs 大分(昭和電ド)

FC東京を勝ち点差9、横浜FMを勝ち点差8で追うC大阪だが、最終節で両方が勝ち点1、もしくはどちらかが勝ち点3を上積むため、優勝は消滅している。また、鹿島との勝ち点差は「6」に開いており、ヴィッセル神戸戦を引き分け以下で終えた場合にはACL圏浮上の希望も潰えるかもしれない。



6位:広島[勝ち点51・得失点差16]


■残り3試合の日程
32節:vs 鹿島(Eスタ)
33節:vs 湘南(BMWス)
34節:vs 仙台(Eスタ)

わずかにACL圏浮上の可能性を残す広島。鹿島との勝ち点差は「8」と、数字上は鹿島が残りの試合で1分け2敗以下であればチャンスが残されるが、仮に広島が3連勝を飾ったとしても勝ち点は「60」。得失点差で競うことになれば分が悪く、実質的には鹿島が3連敗するという限定的な結果でのみ希望がつながる。その鹿島戦が次に控えているため、勝利して可能性を残したいところ。


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◆鹿島が脱落の可能性…J1優勝争いは頂上決戦を意識した最終局面へ(GOAL)