G大阪は3日、フランス1部トゥールーズから日本代表DF昌子源(27)を完全移籍で獲得したと発表した。この日、メディカルチェックを受け、契約書にサイン。背番号は「3」に決まった。関係者の話を総合すると複数年契約で、移籍金は交渉の末に200万ユーロ(約2億4000万円)で合意、昌子の年俸は1億円。5日に加入会見に臨む予定だ。
昌子は19年1月に鹿島からトゥールーズに完全移籍。すぐにレギュラーポジションを奪うなど順調なスタートを切った。昨季は半年間でリーグ戦18試合に出場し、同年4月にはフランス代表FWエムバペらを擁する世界的強豪・パリSGとの対戦も経験したが、今季は足首や太ももの負傷に苦しみ、リーグ戦出場はわずか1試合にとどまっていた。
コンディション面の問題を解決するために、日本での再起を検討。プロ生活をスタートさせた鹿島への恩義も感じていたが、チーム編成とのタイミングが合わず、かつてジュニアユース時代に所属したG大阪からのオファーに応じた。G大阪は日本代表DF三浦弦太、韓国代表DF金英権とともに強力なDFがそろうことになった。(金額は推定)
◆昌子 源(しょうじ・げん)1992年12月11日、神戸市生まれ。27歳。フレスカ神戸でサッカーを始め、G大阪ジュニアユースを経て米子北高へ進学。2011年に鹿島入り。対人守備、スピード、フィード力を備えたセンターバック。18年ロシアW杯では日本代表の主力として16強進出に貢献。19年1月にフランス1部トゥールーズに移籍。フランス1部19試合0得点、J1通算157試合8得点、国際Aマッチ18試合1得点。182センチ、76キロ。
◆【G大阪】昌子、年俸1億円で複数年契約 完全移籍で強力DF陣そろう(報知)