1点ビハインドの状況でルーキーふたりを投入
鹿島のふたりの高卒ルーキーがJリーグ公式戦でデビューを飾った。
JリーグのYBCルヴァンカップが2月16日、J1リーグ戦に先立って各地で開幕。パロマ瑞穂陸上競技場では、名古屋グランパス対鹿島アントラーズの一戦が行なわれた。
この試合で鹿島の高卒ルーキーで東福岡高出身の18歳、荒木遼太郎が67分に途中出場。0-1と名古屋にリードを許す展開の中で、今季加入のファン・アラーノとの交代でピッチに入った。
すると、投入直後からボールに積極的に関わった荒木は69分に広瀬陸斗からのスルーパスに反応。クロスを供給するとエヴェラウドがこれに合わせシュートを放つが、GKランゲラックの好守に阻まれ得点はならず。さらに、荒木は直後にも和泉竜司の決定機を演出するなどチャンスメイクで存在感を示した。
さらに鹿島は81分に、今冬の高校選手権で優勝を飾った静岡学園高卒のルーキー、松村優太を土居聖真に代えて投入。ドリブル突破から相手の警告を誘うなど、荒木と同様に積極的なプレーを見せた松村だが、90分にゴール前でGKランゲラックに足裏を見せてタックルに行ってしまい、一発退場となってしまう。
試合は0-1で名古屋に軍配が上がり、鹿島はACLに続き2連敗となった。松村にとってはほろ苦いデビュー戦となってしまったが、鹿島は積極的な若手の起用でチーム内競争を高めているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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