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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、サッカーJリーグは25日、3月15日までに予定していたJ1、J2などの全公式戦の延期を決めた。本県のJ1鹿島、J2水戸両チームとも「受け入れるしかない」とし、試合再開に向け準備を進める。
J1鹿島は、28日に予定されていたホーム開幕戦を含めたリーグ戦3試合、YBCルヴァン・カップ2試合の計5試合が対象。鈴木満フットボールダイレクターは決定を受け入れるしかないとし、現時点ではクラブの活動についてJリーグから自粛要請などはないといい、「手荒い、うがいなど感染予防策を徹底しながら、再開に向けて練習していく」と話した。
選手会長の犬飼は「サポーターの安全が第一なので、(試合の延期は)必要なことだと思う」とした上で、「今季勝てていない自分たちにとって、準備期間があるのは悪くない。再開に向けてしっかり準備していきたい」と話した。
J2水戸は、3月1日(ホーム、栃木戦)、同8日(アウェー、松本戦)、同14日(アウェー、磐田戦)の計3試合が対象となった。また、29日に予定されていた「eスポーツチャレンジカップ」も延期。クラブの広報担当者は「受け入れるしかない状況。チケットが払い戻しになるのかどうかも決まっていない。(試合開催に向け)準備してきたものもあり、各部署で対応に追われている」と語った。
いずれも、延期された試合の日程やチケットの取り扱いについては未定のため、両クラブとも購入したチケットはそのまま手元に残しておくように呼び掛けている。(藤谷俊介、志賀敦文)
◆新型肺炎 J公式戦延期「受け入れるしかない」 J1鹿島、J2水戸 試合再開向け準備(茨城新聞)