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2020年3月23日月曜日

◆「隣国に比べて平和」 海外助っ人Jリーガー、新型コロナ懸念も「帰国考えなかった」(FOOTBALLZONE)






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今季鹿島に加入したブラジル人MFアラーノ 「今はブラジルが心配」と胸中吐露

 今季からJ1鹿島アントラーズに加入した23歳のブラジル人MFファン・アラーノが、世界中で拡大する新型コロナウイルスを受けて、「隣国に比べてここは平和」「帰国は考えなかった」と語っている。ブラジルメディア「UOLエスポルチ」が伝えた。

 今年1月4日、SCインテルナシオナル(ブラジル)から完全移籍で鹿島に加入したアラーノ。今月21日のトレーニングマッチ・北海道コンサドーレ札幌戦にスタメン出場し、試合は2-4で敗れたものの、アラーノは1ゴールと上々の結果を残した。

 期待の新戦力は、新型コロナウイルスの影響で延期が囁かれる東京五輪について言及し、「聖火リレーは始まったけど、他国が新型コロナウイルスで苦しんでいるなか、他国の人たちがどうやってここに来るのか疑問だ」と指摘。さらに、現時点では「他国が難しい状況にあるなら、残念ながら開催は難しいだろうね」と持論を展開している。

 その一方、加入間もない鹿島での生活については手応えを得ているようだ。その助けになっている1人が、偉大なる母国の英雄ジーコ氏だ。鹿島テクニカルディレクターを務めるジーコ氏について、「多くのヒントをくれる」と感謝の言葉を口にしている。

 現在Jリーグは4月3日の再開を目指して協議が進められているが、19日には今季Jリーグの全カテゴリーにおいて「昇格あり」「降格なし」の特例ルールが適用されることが決まった。

 新型コロナウイルス拡大に世界中で懸念が膨らんでいるなか、アラーノは「僕たちはクラブへ行き、普通にトレーニングをしている。隣国に比べてここは平和だ」と明かす。もっとも不安が消えたわけではない。「(ブラジルへ)帰国は考えなかったけど、みんな怖いでしょ? 何が起こるかは分からない」と心境を吐露した。

「家族が向こうにいるので、今はブラジルが心配だ。サッカーが戻り、人々の日常が戻ることを願っている」

 アラーノは新型コロナウイルス騒動の1日も早い収束を祈っている。


◆「隣国に比べて平和」 海外助っ人Jリーガー、新型コロナ懸念も「帰国考えなかった」(FOOTBALLZONE)