ページ

2020年6月28日日曜日

◆J2町田・平戸が鮮烈ゴール!思わず抱擁しちゃった 終了間際に東京Vに追いつかれ…再開初戦ドロー(中スポ)






◇27日 J2・第2節 東京V1-1町田(味の素スタジアム)




 無観客の味スタに町田ポポビッチ監督の絶叫が響き渡る。開始3分、背番号10を背負う平戸がペナルティーエリア左角から弾丸右ミドルを対角線のゴールに突き刺した。平戸はベンチへ向かって駆け出し、喜びのあまり高江、佐野と抱擁した。鮮烈な今季初得点に控え選手も歓喜の声を張り上げ、総立ちだった。

 「これ以上のない立ち上がりだった」。同監督はそう褒めたたえながらも、その後は防戦一方の展開だった。「選手たちが美しい1点目に満足してしまったのかもしれない」と顔をしかめた。

 東京Vがボールを支配し、町田がカウンターを狙う攻防の連続。重い試合が動いたのは終了間際だった。後半46分、パス交換でペナルティーエリア内に侵入した東京Vの山下が倒された。PKだった。球を手渡されたのは途中出場の主将、MF藤本だった。

 昨年8月11日の鹿児島戦で右膝に重傷を負い、約11カ月ぶりの復帰戦。緊張、重圧もかみしめ「思い切り蹴ろう。何も考えず、強気にいこう」。得意の左足で右隅に流し込み、貴重な勝ち点1をたぐり寄せた。

 終盤は足をつる選手がいた。苦悶(くもん)の表情を浮かべ腰を折る選手もいた。終了の笛が鳴ると、選手たちは次々とピッチに力なく座り込んだ。激闘、真っ向勝負。ボールを蹴る音、体と体がぶつかり合う音。指示の声、叱咤の声、喜びの声―。125日ぶりのJ2再開。超厳戒態勢下の試合ながら、サッカーのある日常が戻ってきた。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【ふるさと納税】五島列島 ほぐし生節と無添加かまぼこセット
価格:20000円(税込、送料無料) (2020/6/28時点)



◆J2町田・平戸が鮮烈ゴール!思わず抱擁しちゃった 終了間際に東京Vに追いつかれ…再開初戦ドロー(中スポ)