サポーターをめぐる冒険 Jリーグを初観戦した結果、思わぬことになった[本/雑誌]...
新型コロナウイルスの感染拡大で中断されていたサッカーJ1の試合が4日、無観客の「リモートマッチ」で再開した。鹿島アントラーズはアウェーで川崎フロンターレと対戦し、1―2と1点差に泣いたが、地元の茨城県鹿嶋市の居酒屋では、サポーターがテレビの映像に静かに声援を送った。
この日は、8日にホームである北海道コンサドーレ札幌との対戦に向け、約20人のサポーターが鹿島神宮駅近くの商店街に掲げる幕を10枚仕上げた。チームカラーの深紅の布地で縦1・3メートル、幅2・5メートル。アントラーズが獲得した主要タイトル20冠にちなみ、金色の星二つを描いた。
作業の後、「家で飲むのは寂しい」「仲間たちと応援したい」と、有志がなじみの居酒屋に集まった。参加者は店で手指を消毒後、座席の間隔を広げ、大声を出さずに応援した。
試合は2月の開幕戦以来。市商工会青年部アントラーズ応援委員長も務める山町浩信さん(37)は「再開できてうれしいが、早く完全な形に戻ってほしい」と話した。(村山恵二)
◆茨城)アントラーズ 無観客でもリモート観戦(朝日新聞)