23日、明治安田生命J1リーグ第18節の鹿島アントラーズvs湘南ベルマーレが県立カシマサッカースタジアムで行われ、1-0で鹿島が勝利を収めた。
前節はアウェイでのセレッソ大阪戦を1-2で勝利し6連勝を達成した鹿島。スタメンを4名変更し、永戸勝也、ファン・アラーノ、三竿健斗、土居聖真が外れ、杉岡大暉、荒木遼太郎、永木亮太、遠藤康を起用した。
対する湘南は、前節は清水エスパルスとの“裏天王山”で敗れ最下位に転落。その清水戦からはスタメンを1名変更し、古林将太が外れ、舘幸希が起用された。
6分に湘南が先にチャンス。右サイドから茨田がグラウンダーのパスを出すと、石原直が繋いで最後は松田がシュートもシュートは決まらない。
鹿島は17分浮き球のパスに反応した杉岡がボックス内でトラップ。落としたボールをエヴェラウドがシュートも、DFがブロックする。
さらに鹿島は28分には右サイドから遠藤がクロス。ファーサイドの杉岡がダイレクトクロスを入れると岡本の手に当たるもPKはなし。30分には敵陣で小泉がパスカット。こぼれ球を永木が強烈なミドルを放つも、GK谷がわずかに触れてゴールとはならない。
43分にも鹿島がチャンス。右サイドを崩すと、荒木のヒールパスを受けた小泉がボックス内でシュートを狙いに行くが、金子が対応してシュートは打てない。
ゴールレスで迎えた後半、60分に湘南はチャンス。鹿島のCKの流れからカウンター。レオ・シルバのパスをカットした茨田が縦パス。右サイドでパスを受けた松田が中央に走り込んだフリーの石原直へ。しかし、パススピードがなくカットされる。
さらに61分に湘南はビッグチャンス。左サイドからの齊藤のクロスを石原直がヘッド。シュートは左ポストに嫌われると、跳ね返りを松田が折り返し石原直がシュート。しかし、GK沖が前に出てセーブする。
64分にも湘南がビッグチャンス。カウンターから左を上がった石原広がグラウンダーのクロス。これをニアで受けた松田がGK沖を釣り出しラインぎりぎりでクロス。岡本が無人のゴールにボレーで狙うも、和泉が間一髪戻ってクリアする。
湘南ペースで試合が進むと、67分に右サイドを突破した茨田がボックス右からクロス。ファーサイドでフリーとなった齊藤がボレーも、ミートしない。
鹿島は72分、左サイドから大きくサイドチェンジ。ファン・アラーノからのクロスをボックス中央で染野がヘッドも枠を捉えられない。76分には杉岡のクロスをエヴェラウドがボックス内でヘッド。しかし、これは力なくGK谷がキャッチする。
終盤にかけてはホームの鹿島が猛攻。湘南は体を張って守っていたがアディショナルタイム5分、ファン・アラーノがミスパスも相手からボールを奪い強引にシュート。これが相手DFに当たって跳ね上がると、そのままネットを揺らし鹿島がついに先制する。
その直後に試合終了のホイッスル。鹿島が執念の勝利で7連勝を達成。主導権を握っていた湘南は粘りを見せるも、最後の最後に力つき連敗となった。
鹿島アントラーズ 1-0 湘南ベルマーレ
【鹿島】
ファン・アラーノ(後50)