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2020年10月22日木曜日

◆上田に9試合ぶりゴールが生まれた鹿島が敵地で3発快勝! 神戸は4戦未勝利に《J1》(超WORLDサッカー!)






21日、明治安田生命J1リーグ第33節のヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズがノエビアスタジアム神戸で行われ、3-1で鹿島が勝利した。


三浦淳寛新体制に代わって3連勝を収めていた神戸だが、ここ3試合は未勝利。4試合ぶりの勝利を目指して1-2で敗れた前節のサンフレッチェ広島戦からスタメを7選手変更のターンオーバー。“鹿島キラー“の藤本が今季2度目のスタメンとなる田中と2トップを形成した。

一方、鹿島は前節の北海道コンサドーレ戦に0-1で敗れて連勝が「2」でストップ。バウンスバックが求められる今節は、その一戦からスタメンを4名入れ替え、エースのエヴェラウドが外れた前線には19試合ぶりに上田が名を連ねた。

神戸のACL参戦により、前倒し開催となった一戦は鹿島が主導権を握る。11分にボックス中央手前からファン・アラーノがミドルシュートを放つもGK前川に弾かれる。これで得た左CKの流れからファン・アラーノがボックス左外からクロス。ニアサイドに走り込んだ犬飼がヘディングシュートを放ったが、左ポストに嫌われた。

決定機を逸した鹿島だったが、その直後の12分。敵陣左サイドの深い位置で三竿がボールを奪うとボックス中央へパスを送る。反転して前を向いた上田が対峙したDFのタイミングを外して右足を一閃。これが、ゴール右に決まり、鹿島が先制に成功した。

出鼻をくじかれた神戸は14分、ボックス左まで持ち運んだ古橋がGKとDFの間を通す絶妙なクロスを供給。ファーサイドに藤本が待ち構えていたものの、ギリギリのところで永戸にスライディングで処理されてしまう。

18分にはアンドレス・イニエスタのピンポイントパスから古橋がゴールに迫るなど、試合はオープンな展開に。そのなかで、神戸は39分に藤本からのパスを受けた田中がボックス中央手前からふわりとした浮き球パスを供給。ボックス左に走り込んだ安井がフリーでダイレクトシュートを放つも、GK沖の正面に飛ばしてしまう。

対して、40分に上田がGK前川との一対一の局面をゴールに結びつけられなかった鹿島だったが、43分に追加点。敵陣中央左サイドからボックス左まで持ち運んだファン・アラーノがグラウンダーのクロスを送る。ファーサイドに走り込んだ和泉がプッシュしてリードを広げた。
ハーフタイム明けに安井を下げてセルジ・サンペールを投入した神戸は、後半立ち上がりから前掛かりになる。攻めあぐねる時間が続いたが、左CKを獲得した61分、アンドレス・イニエスタがインスイングのクロス。ニアサイドの西がフリックすると、ゴール前の藤本が頭で押し込んで1点を返す。

70分を過ぎたあたりからホームチームに流れが傾きはじめたが、68分に上田を下げてエヴェラウドを投入した鹿島が78分に止めを刺す。犬飼から送られてきたボールをボックス右で収めたファン・アラーノが走り込んできた土居にパス。土居がゴール左へと流し込んで、鹿島が決定的な3点目を手にした。

その後、鹿島は古橋の快足を活かした神戸の猛攻に遭うものの、粘り強い対応で反撃を許さず。結局、試合巧者ぶりを披露した鹿島が3-1で逃げ切り、2試合ぶりの勝ち点3を手にした。一方、神戸は4試合未勝利で連敗と低空飛行が続いている。

ヴィッセル神戸 1-3 鹿島アントラーズ
【神戸】
藤本憲明(後16)
【鹿島】
上田綺世(前12)
和泉竜司(前43)
土居聖真(後33)




◆上田に9試合ぶりゴールが生まれた鹿島が敵地で3発快勝! 神戸は4戦未勝利に《J1》(超WORLDサッカー!)