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2020年3月11日水曜日

◆鹿島上田、延期も前向く「アピールする期間延びた」(ニッカン)



上田綺世 Ayase.Ueda


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鹿島アントラーズは3月後半にかけて、練習試合2試合を追加することに決めた。

DF町田は「今までの試合はカテゴリーが下のチームだったが、少しレベルの高い相手になると思うので、その中でどれだけできるか」。MF和泉はJの決断に「率直な思いは、早く試合がしたい。でも亡くなっている方もおり、仕方のないこと」と一同の思いをまとめた。U-23日本代表の3月の活動も中止が決まったが、FW上田は「チームで監督にアピールする期間が延びた。ネガティブなことばかりじゃない」と前向きにとらえた。


◆鹿島上田、延期も前向く「アピールする期間延びた」(ニッカン)


◆J1デビュー外国人で誰がブレイクするか。 移籍金を基準にズバッと診断(Sportiva)



ファン・アラーノ Juan Alano


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 いつの時代もJリーグの舞台を華やかに彩ってきた、助っ人外国人選手――。

 とりわけ近年は、ルーカス・ポドルスキ(アンタルヤスポル/トルコ)、アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)、フェルナンド・トーレス(引退)、ジョー(名古屋グランパス)、ダビド・ビジャ(引退)、レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)、トーマス・フェルマーレン(ヴィッセル神戸)など、数々のビッグネームが来日してファンを魅了している。

 果たして今シーズンは、どのような助っ人外国人選手が新たにJリーグの舞台に登場するのか。今回は初めてJ1でプレーすることになったニューカマー外国人選手に絞り、サッカー選手の市場価値を掲載するwebサイト『transfermarkt』における移籍金(獲得費用)をひとつの基準としながら、各選手の期待値をチェックしてみる。

 まず、今シーズンのJ1リーグ(18チーム)に加入した新外国人選手は計15人(3月7日時点)。意外なことに、ディフェンディングチャンピオンの横浜F・マリノス、2位のFC東京、資金力のあるガンバ大阪、ヴィッセル神戸、名古屋グランパスは、J1未経験の新外国人選手の補強が皆無だった。

 これに大分トリニータ、柏レイソル、横浜FCを含めた計8チームは、現有戦力もしくは他のJ1チームからの獲得で新助っ人の補強を賄っている。DAZNマネーによってバブルの様相を呈している近年Jリーグではあるが、今シーズンはこれまでの傾向から一転し、派手な動きが少ない静かな移籍市場に終始した。

 そんななか、未知数の新外国人選手を積極的に獲得したのが、鹿島アントラーズと清水エスパルスの2チームだ。

 昨シーズン3位に終わった鹿島は、ザーゴ新監督の招聘のほか、DF陣に日本人即戦力を大量補強するなど、開幕前に最も派手に動いたチームと言える。その姿勢は外国人選手の補強にも表れ、レアンドロ(FC東京)、セルジーニョ(長春亜泰/中国)を放出した代わりに、初来日となるふたりのブラジル人選手を完全移籍で獲得している。

 まず、インテルナシオナル(ブラジル)から推定約1億6800万円(122万ポンド)の移籍金で加入した23歳のファン・アラーノは、開幕戦のサンフレッチェ広島戦で右MFを務めたように、レアンドロの抜けた穴を埋める。日本のサッカーにフィットするまでには多少時間を要するだろうが、テクニックと創造性に優れたプレーには伸びしろを感じさせる。長い目で見れば、投資に見合った活躍が期待できそうだ。


 一方、メキシコのケレタロFCから加入した28歳のブラジル人FWエヴェラウドは、2019年はローン先のシャペコエンセで28試合11得点を記録。鹿島が支払った移籍金は不明だが、彼がケレタロFCに移籍した際の移籍金が推定約1億700万円(78万3000ポンド)だったことから推測すると、ファン・アラーノの移籍金に近い金額が推測される。

 エヴェラウドは恵まれた体格を生かした空中戦の強さと、パワフルなショットを武器とする万能型FWで、新たな得点源として大きな期待を背負う。開幕戦は不発に終わったが、獲得に使った額を考えれば、年間ふたケタ得点は最低ノルマ。ストライカーだけにゴール量産のためには、周囲との連係を深めることが最大のキーポイントになる。

 昨シーズンまで横浜FMでヘッドコーチを務めたピーター・クラモフスキーを新監督に招いてチーム改革を目論む清水は、ニューカマー3人をいずれも完全移籍で獲得した。今シーズンのJ1のなかで、未知数の助っ人外国人選手に最も多額な資金を投資したチームとなった。

 とくに、今シーズンのニューカマー15人のなかで最高額となる推定約2億3000万円(162万ポンド)を投資したのが、開幕直前にスイスのルガーノから加入したブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオだ。

 CFのみならず左右のウイングでもプレー可能なポリバレントタイプのFWで、ルガーノではヨーロッパリーグにも出場している。ここ2シーズンは国内リーグでふたケタ得点をマークするなど、その実力も折り紙つきだ。再開後のJリーグで最も注目すべき新外国人選手と言えるだろう。

 また、開幕戦でも能力の高さを発揮したブラジル人CBヴァウドには推定約9900万円(72万ポンド)をセアラー(ブラジル)に支払って獲得したほか、アメリカ・デ・カリ(コロンビア)からブラジル人GKネト・ヴォルピも補強した。

 清水がふたりに支払った移籍金は不明だが、昨季のコロンビアリーグ優勝の原動力となった実力派GKは、攻撃サッカーを標榜するクラモフスキーのお眼鏡にかなった足技の持ち主だ。開幕戦は3失点を喫してホロ苦いデビューとなったが、今シーズンの成績を左右するキーマンであることは間違いない。

 そのほか、完全移籍で加わったJ1ニューカマーは4人。

 広島が推定約1億3700万円(99万ポンド)を投資してボタフォゴ(ブラジル)から獲得したブラジル人MFエゼキエウ(昨年はローン先のクルゼイロでプレー)、ベガルタ仙台が推定8700万円(63万ポンド)の移籍金でボタフォゴSP(ブラジル)から獲得したブラジル人SBパラ、フリートランスファーで湘南ベルマーレが獲得したノルウェー人FWタリク、将来性を買って浦和レッズがメルボルン・ビクトリーから獲得したケニア生まれのオーストラリア人CBトーマス・デン(移籍金不明)だ。

 とくにトーマス・デンは、オーストラリアU-23代表でキャプテンを務めた将来を嘱望される大型CBで、大化けすれば”掘り出し物”の助っ人外国人選手になるかもしれない。

 一方、期限付き移籍(ローン移籍)で加入した新外国人選手は計6人。

 川崎フロンターレがコリチーバ(ブラジル)から補強したブラジル人SBジオゴ・マテウス、セレッソ大阪がシャペコエンセ(ブラジル)から獲得したブラジル人MFルーカス・ミネイロ、北海道コンサドーレ札幌がルヴェルデンセ(ブラジル)から獲得したブラジル人FWドウグラス・オリベイラ、同じくルーヴェン(ベルギー)から獲得したタイ人GKカウィン・タンマサッチャーナン、仙台がヴィトーリア(ポルトガル)から獲得したポルトガル人FWアレクサンドレ・ゲデス、そしてサガン鳥栖がプラサ・コロニア(ウルグアイ)から獲得したブラジル人FWレンゾ・ロペスといった面々だ。

 この6人のなかで開幕戦に出場したのは、86分から途中出場を果たしたC大阪のルーカス・ミネイロのみ。全体的に小粒感は否めないが、お試し的に補強したローン選手がブレイクすれば、買い取りの完全移籍に発展する可能性も秘めている。それだけに、彼らがシーズン中にどのような活躍を見せてくれるかは注目に値する。

 昨シーズンから外国人登録枠が撤廃され、J1では1試合最大5人が出場できるようになった。そのため、彼ら助っ人外国人選手にかかる期待はより大きくなっている。王者横浜FMがそうだったように、今シーズンも助っ人外国人選手たちの活躍ぶりが各チームの成績を左右するはず。そういう意味でも、ここで紹介した15人の動向は必見だ。


◆J1デビュー外国人で誰がブレイクするか。 移籍金を基準にズバッと診断(Sportiva)





◆コロナ禍での中断延長に揺れるJリーグを緊急探訪【鹿島】(日刊ゲンダイ)



ザーゴ zago


鹿島アントラーズ栄光の10年—Football dream 1992-2001 ...


「再開したら全然違う姿を見せられる自信がある」(三竿健斗)


 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、18日のJリーグ再開は9日に開かれた日本野球機構(NPB)とJリーグの第2回「対策連絡会議」の答申を受け、NPBは<3月20日の開幕>の延期が決まった。Jリーグは<3月いっぱいまで再延期>(正式には12日のJ実行委員会で決定)となり、最速でも4月第1週に再開はズレ込みそうな気配だ。


 3月最終週の2022年カタールW杯のアジア2次予選2試合の延期も確実となり、同時期開催のU-23(23歳以下)日本代表の親善試合2戦も中止される状況下、延期された期間をどう有効活用するか? Jクラブに問われている。とりわけ2月23日のJリーグ開幕の広島戦を0ー3で大敗した常勝軍団・鹿島には、その意識が強い。彼らは3日に1度のペースで練習試合を行うなど、一生懸命にチームの完成度を高めようとしている。

 2018年AFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇へと導いた大岩剛前監督が去り、今季からザーゴ監督率いる新体制に移行した鹿島。しかし、始動後すぐに迎えた1月28日のACLプレーオフを落として本戦出場権を失ったうえ、2月16日のYBCルヴァン杯の初戦・名古屋戦も落としてしまい、翌週の広島戦も3失点黒星と、1勝もできていない。「今季の鹿島は一体、どうなっているのか?」といった疑問や不安の声がファン、関係者から高まっていた。


■「理解度を高めるいい時間に」


 そんな鹿島だが、J休止決定から約10日が過ぎた3月6日は、非常に明るい雰囲気に包まれていた。春らしい穏やかな晴天の下、かつて柏やローマ、ベシクタシュなどで名を馳せた元DFのザーゴ監督も、13対13のゲーム形式の練習に参加。

 1月の高校サッカー選手権優勝を引っ提げ、静岡学園高校から加わった新人・松村優太と正面衝突すると「ダイジョウブか?」と優しくいたわるなど和気あいあいとした様子が印象的だった。

「ここまでの公式戦3つは<泥のような試合>でしたけど、休止期間に意思統一も図れているし、チームとしても噛み合ってきている。前進している手ごたえはあります」とベテランFWの伊藤翔も笑顔を見せていた。


 彼らからは、コロナ拡大の悲壮感はあまり感じられなかった。この日の時点で茨城県の感染者はゼロだったこともある。

「クラブスタッフも『感染者がいないことが誇りだ』と言ってました。僕自身も消毒を心掛けるなど対策してます」と伊藤は言う。鈴木満強化本部長はマスクをつけて練習を見学していたが、チーム全体としては、FC東京などの都心のクラブのようなピリピリ感はない。こういった状態を維持することが、J早期再開への早道になるだろう。

 もちろん事態は予断を許さないが、鹿島としては、与えられた時間を最大限生かすことが肝心。内田篤人から今季、キャプテンを引き継いだ三竿健斗は「練習試合をたくさんやれているのが大きい」と前向きだ。

「キャンプでは普通、戦術とコンディションの両方を上げるためにやるけど、ウチはオフが短くて合流もバラバラでACLもあり、コンディションを上げることしかできなかった。戦術的なところを今、すごく時間をかけて取り組めてるんで、理解度を高めるいい時間になっています。ザーゴ監督のサッカーは、これまでよりも主導権を握りながら、攻守両面でやっていくというのがコンセプトのひとつ。攻撃の形は試合をやるごとに増えていってますね」(三竿健斗)

 3月に入ってからJ2千葉、群馬と対戦。7日はクラブOBである秋田豊が指揮を執るJ3の盛岡と30分×4本の実戦を消化し3-0で勝利している。

「相手が強くないんで参考にならない部分もあるけど、練習でやってる形が出る場面は確実に増えている。Jが再開したら開幕の広島戦とは、全然違う姿を見せられる自信があります」と三竿は語気を強めた。

 東京五輪世代のFW上田綺世も「今、僕らに必要なのは成功体験をつかむこと。練習試合も重ねてますけど、まずは1勝すること。それがチームの勢いになると思うんで」と勝利に強くこだわっていくという。


■主力の大半は「移籍組」に


 再開後も、生みの苦しみを味わい続ける可能性もゼロとは言えない。

 だが、横浜に在籍した2018年、ポステコグルー監督体制でJ2降格危機を経験をしている伊藤翔は「マリノスも最初は難しかったけど、点を取る基本的な形があった。それがあれば応用も利く。今はまだ基本の<キ>のレベルにいるアントラーズもそうできれば結果はついてくると思います」と目を輝かせた。

 かつての鹿島は小笠原満男(現アカデミーアドバイザー)、大迫勇也(ブレーメン)、柴崎岳(ラ・コルーニャ)のような高卒の生え抜きを育てて常勝軍団のDNAを継承してきた。しかし、今は三竿や伊藤のような移籍組が主力の大半を占める。その分、彼らが以前の所属先で経験してきたことを糧にできるというメリットがあるということ。それを生かすこともザーゴ新監督に課せられた命題ではないか。

「『鹿島らしさ』と言われますけど、満男さんたちがいなくなって選手も変わっているんで、現実を受け止めてやんなきゃいけない。僕自身は満男さんみたいな統率力をクラブから求められている。すごく難しい1年になりますけど、それを乗り越えた先に大きくジャンプした自分とチームが見えると思います」と、新リーダーの三竿も自覚を口にする。

彼を筆頭に、全員が高い意識を持って取り組むことが、新体制の鹿島を爆上げさせる重要なカギになりそうだ。



◆「満男さんのような存在に」…常勝軍団の新キャプテンが思い描く絶対的リーダー像(サッカーキング)



三竿健斗 Kento.Misao


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「キャンプって普通、戦術とコンディションの両方をやるんだけど、ウチはオフが短くて、選手の合流もバラバラで、すぐにACL(AFCチャンピオンズリーグ)もあってコンディションを上げることしかやっていなかった。休止期間の今、戦術的なところにすごく時間をかけてやれているので、チーム完成度や理解度を高めるいい期間になっています。練習試合も沢山できているし、再開した時に全然違う姿を見せられる自信もあります」

 新型コロナウイルスの感染拡大でJリーグの試合延期が決まってから約10日。鹿島アントラーズは3月に入ってからジェフユナイテッド千葉、ザスパクサツ群馬、いわてグルージャ盛岡と練習試合を行って、ザーゴ新監督の目指すサッカーを浸透させている。新キャプテンの三竿健斗も「練習でやっている形が試合をこなすごとに増えている」と手ごたえをつかみつつあるようだ。

 指揮官が変わり、メンバーも大幅に入れ替わった今季の鹿島は非常に難しいスタートを強いられていた。1月28日のACLプレーオフ・メルボルン・ビクトリー戦でまさかの苦杯を喫して本戦出場権を逃したのを皮切りに、2月16日のYBCルヴァンカップ初戦・名古屋グランパス戦と23日のJ1開幕・サンフレッチェ広島戦も連敗。ここまで公式戦3戦勝ちなしという苦境に立たされていたのだ。

「正直、キャンプでは1試合もやっていなかったので、試合数っていうのが今の僕たちに一番必要だった。どれだけ練習で戦術に取り組んでも、相手がいる中でやらないと身に着かない部分もあるから、今の時間はすごく貴重ですね。ザーゴ監督は主導権を握って攻撃も守備もやるっていうのが1つのコンセプト。ボランチの僕もあまり前に飛び出さず、ボールより後ろでサポートし続けることが求められてます。サイドバックが高い位置を取る分、カバーする時の横の移動距離も増えたり、去年までよりやることが多くなっている。でも楽しいし、充実感もあるし、成長してるなと感じます」と三竿は明るい表情を見せていた。

 Jリーグ再開がいつになるか分かず、どのチームにとっても難しい状況ではあるが、公式戦が始まったら鹿島はここまでの出遅れを一気に取り戻し、急浮上しなければならない。そのためにも、ボランチの軸を担う男には力強くチームをけん引することが要求されてくる。それが常勝軍団のリーダーたる男に課せられた責務なのだ。

「今年からキャプテンをやっていて、『(小笠原)満男さん(現アカデミーアドバイザー)みたいな存在になってほしい』というのは、クラブからも求められていること。自分がチーム全体を見渡せるようになれば、鹿島は勝てると思うし、僕自身も大きく成長できると思うんです。すごく難しい1年になるけど、それを乗り越えれば大きくジャンプできる。まずはプレーで示すことが大事ですね」

 こう語る三竿の脳裏には、窮地に追い込まれば追い込まれるほど図太さとタフさとクレバーさを発揮し、チームに数々のタイトルを取らせてきた偉大なリーダーの姿が刻み込まれている。2016年から3年間ともに戦い、ボランチでコンビを組んできた小笠原の一挙手一投足を常に意識しながら、彼は今季の苦境を跳ね返していくつもりだ。

「満男さんは経験値が僕とははるかに違うし、くぐり抜けてきた修羅場の数も多い。挫折や悔しい思いもあっただろうし、優勝した喜びも知っていますよね。代表でもワールドカップや予選を経験して、ギリギリの緊張感も味わってきたと思います。だからこそ、常に冷静でいられたし、『こういう時はこうすればいい』という判断の引き出しが多かったんじゃないかな。僕も個人としてレベルアップして、もっとろいろんな経験をしていかないといけないと痛感しています」

 小笠原の領域に到達し、それを超えようと思うなら、鹿島での成功はもちろんのこと、日本代表復帰とレギュラー獲得は至上命題になってくる。2018年のロシアワールドカップをあと一歩のところで逃した三竿のことを森保一監督も高く評価していて、新体制発足時にはメンバーに招集。鹿島の先輩・柴崎岳とボランチコンビを組ませたいと考えていたはずだ。けれどもその後、負傷が重なったうえに、遠藤航や橋本拳人らの成長、山口蛍や井手口陽介の復調もあって、三竿の代表定着は叶っていない。

「ケガさえしなければ、代表に呼ばれる自信はあるし、他の人にはないものを持っているという自負もあるので。まずはこのクラブで結果を出して、自分の存在意義を示したい。去年の僕は鹿島で1試合も得点に絡めなくて、アシストもゴールも全くできなかったんですけど、今は練習試合でもアシストできていますし、そういう部分も伸ばして、攻守両面でアグレッシブにできるところを見せていきたいです」

 ボランチの大黒柱がピッチを縦横無尽に走り回り、周囲を鼓舞し、チーム全体のスタンダードを引き上げることができれば、鹿島はきっと本来の強さを取り戻せる。「今はちょっとみんなの意識が緩くなっている」とあえて苦言を呈する三竿が手本となって、常勝軍団のプライドを示してほしいものだ。


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