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2020年8月18日火曜日

◆【鹿島】生え抜きの大器、GK山田大樹がJ1デビュー「誰が出ても勝たないといけない」(サッカーマガジン)






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8月16日、明治安田生命J1リーグは第10節が開催され、鹿島アントラーズはヴィッセル神戸とカシマスタジアムで対戦。後半アディショナルタイムに同点に追いつき、辛うじて引き分けに持ち込んだ。この日、ゴールを守ったのは、18歳のルーキー、山田大樹だった。


■2020年8月16日 J1リーグ第10節(@カシマ:観衆4,766人)
鹿島 2-2 神戸
得点:(鹿)エヴェラウド、荒木遼太郎
   (神)ダンクレー、郷家友太


身長190センチの大型守護神


 190センチの長身を備える大器が、鹿島のゴール前にドンと構える。7年前の夏は全日本少年サッカー大会で日本一に輝くなど、小学生時代から鹿島一筋で成長してきたGK山田大樹が、4日前のルヴァンカップ清水戦に続いて先発のピッチに立ち、J1デビューを飾った。

「ルヴァンカップのときと同様に自分のキックからチャンスを作る意識で(試合に臨んだ)。前の試合でできたこと、できなかったことをしっかり分析して、今日(の試合に)挑みました。特に緊張はなく、その前の試合の反省点を生かして、しっかりやろうという気持ちで入りました」

 守備では2失点したものの、前半33分にはFWドウグラス、後半11分にはDFダンクレーのシュートを好セーブで防いだ。そして、「短いパスも、長いパスも出せるのが自分の特長」と話すように、攻撃では最後尾のパサーとして、味方にボールを配給した。

 随所で好プレーを見せていたが、山田は満足した表情をまったく浮かべない。求めるのは、勝利という結果のみだからだ。

「自分が(試合に)出ても、誰が出ても、やはりアントラーズは勝たないといけない。もっと高いところを目指して、個人的にも、チームでも、レベルアップしていかなければいけません。(先発で)使ってくれた監督に感謝し、次は勝てるようにと思っています」

 鹿島ユースの先輩でもある曽ヶ端準、沖悠哉、そしてこの日ベンチから山田をサポートしたクォン・スンテの思いも胸に、18歳の守護神はこれからも日々、成長していく。

現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


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◆負傷の鹿島上田が練習に部分合流、ザーゴ監督明かす(ニッカン)






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鹿島アントラーズのザーゴ監督が17日、オンライン取材に応じ、右足関節挫創のため離脱していたFW上田綺世(21)が練習に部分合流したことを明かした。

7月22日の湘南ベルマーレ戦で、相手選手との接触により受傷。同18日の横浜F・マリノス戦で2得点し、調子が上向いてきたところだったため、チームにとっても本人にとっても痛い離脱だった。

「部分合流」という言葉から実戦復帰はもう少し先とみられるが、ザーゴ監督は「シーズンを一緒に戦う選手が増えたのは喜ばしいこと」と話した。

中2日で臨む19日の横浜FC戦(ニッパツ)に向けては、選手の疲労回復具合および相手の特徴を考慮したメンバー選考をしたいと話し、「チーム全員を変えることはない。ケガのリスクの高い選手を変えるかもしれない」とまとめた。


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◆負傷の鹿島上田が練習に部分合流、ザーゴ監督明かす(ニッカン)


◆【J1採点&寸評】鹿島2-2神戸|2得点に絡んだイニエスタは別格の輝き。劇的同点弾の荒木も高評価(サッカーダイジェスト)






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鹿島――ダブルボランチは及第点に届かず


[J1第10節]鹿島2-2神戸/8月16日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
またしても“CKからの失点”という悪癖を露呈。常に追いかける展開で苦しい戦いを余儀なくされたが、最後に追いつく粘り強さは評価したい。

【鹿島|採点・寸評】
GK
38 山田大樹 5.5
CKからの1失点目は、飛び出したが触れずにゴールをがら空きにした。33分のドウグラスの際どいシュートは確実にストップ。

DF
22 広瀬陸斗 6.5(82分OUT)
機を見たオーバーラップから正確なクロスでエヴェラウドの得点をアシスト。気の利いたカバーリングも見せた。

39 犬飼智也 6
局面のバトルで簡単に負けず。上手くスペースを埋めて相手のFW陣を牽制。後方からの配給も抜かりなかった。

33 関川郁万 5.5
開幕戦以来の先発フル出場。持ち前のハードなディフェンスを披露も、2失点目はスコアラーの郷家を自由にさせてしまった。

14 永戸勝也 5.5
一つひとつのプレーにキレがあり、全体的には悪くなかったものの、クロスのクオリティが今ひとつだった。

MF
20 三竿健斗 5.5(73分OUT)
2失点目ではイニエスタの突破を許したのは痛恨。ただ、自慢のボール奪取力は健在で、効果的なサイドチェンジも。

4 レオ・シルバ 5.5(73分OUT)
いつものダイナミズムを出し切れなかった印象。味方のボールホルダーへのサポートはソツがなかった。


鹿島――4戦連発の助っ人FWは「6.5」




MF
11 和泉竜司 5.5(73分OUT)
対峙する相手を軽やかにかわして狙った50分のシュートは惜しくもポスト。絶好機をモノにできなかった。

8 土居聖真 5.5
敵を惑わすスルーなどアイデアは示したが、らしくないパスミスなど、本来のパフォーマンスとは言えなかった。

FW
25 遠藤 康 6(73分OUT)
センスあるポジショニングでボールを収めて、攻撃の起点に。そこから繰り出すパスも質が高かった。

9 エヴェラウド 6.5
打点の高いヘディングシュートでネットを揺らし、これで4戦連発。88分のヒールシュートは敵GKの好守に阻まれた。

途中出場
MF
26 荒木遼太郎 6.5(73分IN)
嬉しいプロ初ゴールは、チームを敗戦から救う値千金の同点弾。間で受け、前を向いて攻撃を加速させるプレーも良かった。

MF
6 永木亮太 6.5(73分IN)
ボランチに入り、鋭い出足で相手の攻撃を遅らせ、テンポ良くボールを出し入れ。松村投入後は右SBでプレー。派手さはないかもしれないが、“効いていた”。

MF
7 ファン・アラーノ 6.5(73分IN)
幅広く動き回りながら、頻繁にプレーに関与。攻撃の圧力を高める働きぶりで、荒木の同点弾にも絡んだ。

FW
19 染野唯月 6.5(73分IN)
エリア内でも冷静に状況を見て、丁寧な横パスで荒木のゴールをアシスト。利他的な振る舞いで貢献した。

MF
27 松村優太 ―(82分IN)
前を向いて仕掛けようとするも、足にボールがつかず、思うようにチャンスを作り出すことができなかった。

監督
ザーゴ 6
1点を追う73分に“4枚替え”。思い切った交代策で攻撃を活性化させて、劇的なドローへと持ち込んだ。