[5.15 J1第14節 鹿島5-3横浜FM カシマ]
28回目のJリーグ開幕記念日。国内に二つだけしかない降格未経験のオリジナル10同士で組まれた注目の一戦は、圧巻の5ゴールを挙げた鹿島アントラーズに軍配が上がった。直近リーグ戦11試合で無敗が続いていた横浜F・マリノス相手の快勝劇に、ホームに集まったサポーターは歓喜に沸いた。
試合後、就任後の戦績を5勝1分けとした相馬直樹監督は「マリノスのサポーターも含め、声はなく手拍子だけだが、我々の声が届かないこともあるくらいの素晴らしい雰囲気をつくってくれた。選手たちが集中できる状況を作ってくれて感謝している」とコロナ禍最多となる11630人の来場者に感謝。「そういった後押しもあり、選手たちが出し切って、躍動してくれた」と選手たちを称えた。
鹿島は3日前にも2位の名古屋と対戦(○2-0)していたため、前節神戸戦(○2-0)から中5日の横浜FMに比べて苦しいスケジュールだった。それでも選手たちは前半から運動量を落とさず、相手のスピーディーな攻撃に対応。先制点こそ奪われたものの、前半のうちにセットプレーから1点を返し、後半開始から10分間で一気にたたみかけて3ゴールを奪った。
「コンディション的にはわれわれが不利な状況にあったが、それを前提とするのではなく、自分たちがやれることを全てぶつけよう、チャレンジャーとしてやれることを全てぶつけようと送り出した」。
その結果の5-3での勝利。指揮官は「選手たちは期待を超える表現をしてくれている。一つ一つのボールへの反応、球際の争い、前に出ていく意志、何か起きた時に助ける部分も含め、すべて重なって、簡単なゲームではなかったが勝利することができた」と述べ、「できることを全てやった結果、勝ち点3を自分たちのものにすることができた。実行することができた選手に感謝をしたい」と選手たちをねぎらった。
◆好調横浜FMを5発撃破! 鹿島・相馬監督が語った感謝「マリノスのサポーターも含め…」(ゲキサカ)