日本サッカー協会は20日、東京五輪世代のU―24日本代表27選手を発表。鹿島からはFW上田綺世(22)、DF町田浩樹(23)、GK沖悠哉(21)の3選手が選出された。この日、練習後にオンライン取材対応した沖は「自分の中での(3月の)リベンジを果たせるチャンスだと思う。鹿島の名に恥じないようにしっかりプレーすること」と力を込めた。
前回3月に行われたU―24アルゼンチン代表との国際親善試合では、選出されたGK3選手のうち唯一、出場機会が得られなかった沖は「悔しいとは違った感情を覚えた」と振り返る。「リベンジというか、感情を表現するためには、もう一度選ばれてピッチの上で表現するしかない。その気持ちを忘れることはなかった」と、自チームに戻ってからも悔しさがバネとなってきた。
先月14日に相馬監督が就任以降、チームは公式戦10戦負け無し。リーグ4連勝中と波に乗るチームを、沖は最後尾から支えてきた。代表活動の前には、上位陣との大事な連戦が控えているだけに「まずは目の前の試合をひとつひとつ戦いたい」。自チームでの勢いそのまま、勝負の代表戦へと乗り込む。