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2021年7月11日日曜日

◆【鹿島】公式戦連敗中の柏との一戦にも相馬直樹監督は油断なし。「リズムに乗せないことが大事」(サッカーマガジン)






7月10日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。7日には天皇杯3回戦の栃木SC戦に勝利し、公式戦2連勝中。6月以降は負けなしを継続させている。11日にはアウェーでのJ1第22節柏レイソル戦に臨む。3連勝を狙いたい一戦だ。


柏の地力を警戒。「ブラジル人選手が多く、個の力があるチーム」


 J1リーグ前節の札幌戦は4-0、直近の公式戦では天皇杯3回戦で栃木に3-0というように、複数得点を挙げて無失点に抑える理想的な試合結果が続いている。そんな中、7月11日の次節はアウェーで柏と対戦する。鹿島とは対照的に、天皇杯ではJ2の京都に敗れるなど公式戦2連敗中であり、リーグ戦に限ればホーム5連敗中と不調に陥っている相手だ。

 最近の両者のチーム状況を踏まえると、鹿島としては確実に勝ち点3を奪いたい一戦だろう。だが、相馬直樹監督に油断はない。「ブラジル人選手が多く、個の力があるチーム」と柏を称し、「今は少しリズムに乗れておらず、うまくいっていないところもあるだろうけれど、ネルシーニョ監督のことなので、しっかりと修正してくると思う」と次戦も難しい試合になることを予想する。

 完全アウェーの三協フロンテア柏スタジアムで勝利を奪うためには、「(相手を)リズムに乗せないことがすごく大事」と指揮官。そして、試合のポイントとして“先制点”を重要視する。

「我々としたら先制点が一つ、大事になる。だからといって、それで90分(の結果)が決まるわけではないけれど、ゲーム全体の流れをつかむためには、スタートからが大事ではないかと思っています」

 深紅の戦士たちは「勝利」の二文字を目指し、キックオフ直後から公式戦2連勝中の勢いを前面に出していく。