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2021年8月17日火曜日

◆【J1採点&寸評】鹿島3-0徳島|2得点の荒木は圧巻のパフォーマンス。町田には“神様の贈り物”が届く(サッカーダイジェスト)






鹿島――“ドッシリ感”を醸し出していた犬飼


[J1第24節]鹿島3-0徳島/8月15日/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 7
幸先よく開始5分で先制ゴールを挙げ試合の主導権を握ると、後半に2点を追加。徳島につけ入るスキを与えず、勝点3を積み上げ、暫定ながらリーグ3位に浮上した。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
15分、向かって左からの相手シュートが味方に当たって、逆サイドまで流れていったところで、ピンチを招くも冷静にブロックし、事なきを得た。

DF
32 常本佳吾 6.5
チーム全体の出足が鋭く、プレー強度も高かったが、なかでも常本の走力は際立っていた。スプリント数20回はチーム一の数字だった。

DF
39 犬飼智也 6.5
素早い潰しで相手の攻撃の芽を摘んだ。前節に2得点し、気を良くしているからだろうか、最終ラインでの振舞いに“ドッシリ感”が出ていた。

DF
28 町田浩樹 6.5
チーム3点目を利き足ではない“右足”でゲット。永木の枠外&強シュートに対して、“とっさに”コースを変えた。本人いわく「神様の贈り物かな」。

DF
14 永戸勝也 5.5(88分OUT)
せっかくフリーでパスを受けて、時間もスペースもありながら、クロスの精度を欠くシーンが散見された。そこが一番の持ち味のはずだけに、少々辛めに評価。

MF
20 三竿健斗 6(75分OUT)
たとえボールを奪えなくてもガツンと行って相手の攻撃をスローダウンさせるフタの仕方はさすがの一言。後半すぐのチャンスは惜しくもバーに当ててしまった。

MF
4 レオ・シルバ 6
人望厚き最年長ボランチが90分間、攻守にわたって奮闘。80分には荒木の2点目のゴールを強めのパスで、お膳立て。


鹿島――指揮官は危なげない勝利を喜ぶ


MAN OF THE MATCH
13 荒木遼太郎 7.5
2ゴールを叩き込んだだけではなく、それ以外でもたびたびチャンスを創出し、圧巻のパフォーマンス。攻撃のキーマンたる根拠を自らのプレーで示した。

MF
11 和泉竜司 5.5(79分OUT)
守備面での献身ぶりは見逃せないものの、違いを生み出さなければいけない攻撃面では物足りず。相手にとって危険な香りを漂わせることはできなかった。

FW
8 土居聖真 5.5(79分OUT)
42分の決定機を逃したのは痛恨の極み。ゴール右のスペースに走り込み、荒木からのワンタッチパスを受けたところまでは申し分なし。あとは仕上げるだけだったが、シュートは左にそれた。

FW
9 エヴェラウド 6(75分OUT)
アバウトなクロスでもヘディングシュートに持ち込んでしまうバイタリティには唸るばかり。ノーゴールに終わっているが、対峙した相手にしてみれば一瞬たりとも気の抜けない存在だ。

途中出場
MF
6 永木亮太 6(75分IN)
右CKから相手のクリアボールに走り込み、迷わずシュートを試みる。あらぬ方向に飛んだものの、その先にいた町田が反応し、ダメを押した。

FW
18 上田綺世 6(75分IN)
永木からの右クロスに対し、シュートポイントを作り出す動きからニアで合わせたり、相手のバックパスがバウンドによって失速するや一気に加速し、奪いに行ったり、刹那の勝負に挑んだ。

MF
17 アルトゥール・カイキ ―(79分IN)
追加点を奪うという役割を担い、左サイドハーフに入る。ゴールへの直接的な関与はなかったが、攻撃にアクセントを加え、

MF
25 遠藤 康 ―(79分IN)
81分、オフサイドの判定でゴールは取り消されたが、際どいスルーパスで荒木の決定機を創出。90分、チーム3点目につながる右CKのキッカーを務めた。

DF
2 安西幸輝 ―(88分IN)
前節は交代で右SBに入り、この試合では本職の左SBに。ほとんどボールに触れることはなかったが、勝利の瞬間をピッチ上で仲間とともに味わった。

監督
相馬直樹  6.5
交代のタイミングがやや遅かったような印象は否めない。だが、「我々らしく最後まで戦う姿勢や前に向かって行くエネルギーを見せられた」と、危なげない勝利を喜んだ。


徳島――ボールを動かせてはいたが…


【チーム採点・寸評】
徳島 5
チームとしてのクオリティの差がそのまま結果に表われた。ボールは動かせるものの、要所を締められ、決定的なダメージを与えられなかった。


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