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2021年10月24日日曜日

◆上田綺世が3戦連発で鹿島アントラーズが上位追走! D・オリヴェイラ負傷交代のFC東京は3連敗(GOAL)






【Jリーグ(J1)結果】明治安田生命J1リーグは10月23日に第33節が開催。味の素スタジアムではFC東京と鹿島アントラーズが対戦した。


明治安田生命J1リーグは23日、第33節のFC東京vs鹿島アントラーズが行われた。

勝ち点46の9位・FC東京と勝ち点53の6位・鹿島による一戦。FC東京はディエゴ・オリヴェイラや永井謙佑、高萩洋次郎ら、鹿島は上田綺世や土居聖真、ファン・アラーノらを送り出した。

試合はFC東京が永井のスプリントを生かした積極的な入りを見せ、3分にはその長いが右サイド深いところから中央に折り返し。高萩が合わせたが枠を外れる。

鹿島は幾度かセットプレーからチャンスを作ろうとするがなかなか決定機を生まれず。序盤はFC東京がやや多くゴールに迫る構図で進行していく。20分には上田がボックス手前中央から右足を売り抜いたが、得点には繋がらない。

そのままスコアが動かずに推移する一戦。FC東京にアクシデントが発生した。序盤のセットプレーで脚を痛めた様子だったD・オリヴェイラがプレーを続けていたものの、自ら座り込んでしまいプレー続行不可能に。35分に渡邊凌磨との交代を強いられた。

すると37分、巧みな動き出しでファン・アラーノのパスを受けた上田がボックス右からシュートを浴びせる。FC東京DFにブロックされたところに土居が反応して右足の先でわずかに触れるが、押し込むことはできなかった。

試合は前半ATに動く。鹿島が右サイド浅い位置でFKを獲得するとキッカーはディエゴ・ピトゥカ。左足で高めのクロスを蹴り込むと、高く飛び上がったアルトゥール・カイキが頭で先制点をマークした。




リードして折り返した鹿島はハーフタイム中に三竿健斗に代えてレオ・シルバを投入して中盤での支配力を高めていく。49分にはボックス手前右に駆け上がったL・シルバが早速ミドルシュートを浴びせたが枠をわずかに外れた。

65分、試合の主導権を握り続けている鹿島がカウンターを繰り出す。ボックス右に抜け出した土居の折り返しを受けた上田がダイレクトシュートを浴びせたが、一度はFC東京DFがブロック。それでもこぼれ球に上田が自ら反応し、リーグ戦3戦連発4点目となる得点を決めた。

FC東京は66分に高萩と青木拓矢に代えて三田啓貴と東慶悟を起用し、攻勢を強めていく。すると75分、ボックス右に入り込んだ中村拓海がクロスを供給したところ、渡邊凌が反応。右足でボールをしっかりと捉える美しいボレーシュートを繰り出し、点差を1点に縮めた。

追い付かれまいとする鹿島は土居とA・カイキに代えて荒木遼太郎と和泉竜司を投入。攻撃的なカードを切ってさらに得点を目指しに行く。

終盤にかけてもチャンスを作っていく鹿島だったが、スコアが動かないまま試合が終了。この結果、鹿島は勝ち点を「56」として5位・名古屋グランパス(勝ち点57※今節未消化)との勝ち点差を暫定で「1」としている。一方、FC東京は4試合未勝利で3連敗を喫した。

■試合結果
FC東京 1-2 鹿島アントラーズ

■得点者
FC東京:渡邊凌磨(75分)
鹿島:アルトゥール・カイキ(45+1分)、上田綺世(65分)