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2021年1月30日土曜日

◆【湘南】35歳ベテラン山本脩斗、鹿島から新加入で決意「新しい挑戦。経験を伝えていきたい」(報知)






 鹿島から湘南に新加入した元日本代表DF山本脩斗(35)が沖縄キャンプ5日目の29日、オンライン取材に応じ、意気込みを語った。

 18年のACL優勝などを経験した鹿島から湘南へ完全移籍で加入。19年はリーグ6試合、昨年は7試合の出場にとどまっただけに「去年、一昨年とケガでなかなか出られず、難しさや悔しさはあった。湘南から良いお話をいただき、新たな挑戦という気持ちできた。新しいところでチャレンジしたい」と決意を語った。

 7年間所属した常勝軍団で培った「勝利のメンタリティー」を湘南に植えつける。「もともと言葉で言うタイプじゃないけど、自分が感じたことは伝えて少しずつ修正していければ、鹿島のいい部分の守備、経験してきたことを伝えられればチームのためになる」。湘南は昨季、1点差負けが14試合あり、最下位に沈んだことを踏まえ「チームの持ち味のアグレッシブさを出しながらも冷静な判断も必要。試合中に近くにいる選手に伝えたり、チーム全体で共有していきたい」と持ち前の冷静な状況判断でチームを支えていく。

 山本は昨季終盤に右太ももの肉離れで全治1か月弱と診断されたが、オフ期間に回復。現在はチーム練習へ部分的に合流しており、2次キャンプから完全合流となる見込みだ。

 3―5―2が基本布陣の湘南でのポジションについては「3バックの左か右でできれば。セットプレーは持ち味を出せる場面だと思うので、積極的にからんでいきたい」。プロ14年目の今季にむけて「ケガをせずに試合に出ることがチームのためになる。目の前の1試合に対して勝つように努力したい」と言葉をかみしめた。




◆【湘南】35歳ベテラン山本脩斗、鹿島から新加入で決意「新しい挑戦。経験を伝えていきたい」(報知)





◆サッカーの普及、発展のためにもACLの視聴環境、改善を望む(YAHOO)






 1次リーグを4月21日から5月7日まで、セントラル方式で開催することになった2021年アジアチャンピオンズリーグ(ACL)。Jリーグ勢で出場権を得ているのは、川崎フロンターレ、ガンバ大阪、名古屋グランパスの昨季の上位3チームで、同4位のセレッソ大阪はプレーオフからの出場となる。

 変則日程で行われた昨年は、ヴィッセル神戸がベスト4入りしたものの、FC東京、横浜Fマリノスはベスト16止まり。鹿島アントラーズはプレーオフの段階で沈んでいる。

 日本勢は満足すべき結果を残したとは言えないが、それについて心配する声は聞こえてこない。

 対世界という視点になると、日本人の関心はまず代表チームの国際試合に向く。そして何かとFIFAランキングを気にすることになる。

 日本は現在27位。29位のイランを抑え、アジアで最上位国の座をなんとか維持している。

 一方、リーグのランキングには関心を抱きにくい。アジアでJリーグは何番目か。過去5年のACLの戦績を基に集計する、アジアリーグランキングでは日本は現在、中国(Cスーパーリーグ)に次いで2位(以下、サウジアラビア、カタールと続く)。中国に盟主の座を奪われている。

 代表チームと国内リーグは、その国のサッカー界を構成する2大要素だ。望ましいのは、両者がクルマの両輪として、高次元で拮抗している姿だ。

 欧州で言えば、代表チームを順位化したFIFAランキングの並びは、ベルギー(1位)、フランス(2位)、イングランド(4位)、ポルトガル(5位)、スペイン(6位)、イタリア(10位)、クロアチア(11位)……で、リーグランキングは、スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランス、ポルトガル、ロシア……の順になる。

 海外の国々と常に相まみえる代表チームは、その世界的レベルについて語られることが多いが、Jリーグにはその視点はない。その世界的な市場価値等に関心が及ぶことはない。

 Jリーグの価値をどう高めるか。そのレベルをどう向上させるか。日本サッカーの発展を考えたとき、メスを入れるポイントはここになる。

 欧州では、逆にCLを頂点に構成されるクラブサッカーの方が、代表チームのサッカーより、はるかに熱く語られる。

 欧州のクラブサッカーは、都市国家に由来するその風土や気質と密接に関係する。そこで展開されるCLという欧州の都市対抗戦が活況を呈す理由は、その歴史的背景を探ると、おぼろげながら見えてくる。欧州人の気質にCLは完璧にフィットしている。

 CLの競技レベルは、毎シーズン確実に向上している。4年に1度開催されるW杯を上回る状態にある。世界の有力選手がCLの舞台に結集。世界の頂点にCLは位置している。もちろん新しい潮流の発信源として機能している。サッカー界はCLから目が離せない状態にある。

 しかしながら、日本で昨季まで放映権を持っていたDAZNは今季、突如それを手放した。視聴は「UEFA.com」という特殊な媒体に限定されることになった。中継される試合は、各節16試合中4試合(各日2試合)。好カードが選ばれるわけでもない。オンデマンド機能もなければ、録画もできないという貧しい視聴環境に、日本のサッカー界は置かれることになった。

 日本でCLの中継が始まったのは1990年代前半。右肩上がりを続けてきた日本サッカーを語る時、以来30年近く、世界最高峰の戦いをお茶の間で途絶えることなく観戦できたことは、外せない要素になる。CL中継は日本のファンの視野を広げる窓としての役割を果たしてきた。日本と世界を繋ぐ、まさに生命線としての役割を担ってきた。

 その大切な糸が今季、突然、切れた。放映権を何の説明もなく、いきなり手放したDAZNの罪は重いと言いたくなる。幸いにも2月16日に再開する決勝トーナメント1回戦以降は、かつて(90年代から2000年代にかけて)放映権を持っていたWOWOWで放送されることになった。DAZNの契約世帯が100万以下と言われるのに対し、WOWOWは約280万。より多くの人が視聴可能になったことは喜ばしい限りだ。

 しかし、そうは言っても、たかだか280万だ。世界No.1スポーツ、サッカーの、そのシーズンに行われる最高峰のイベントにしては少なすぎる数だ。ゴルフやテニス等の視聴環境に比べると大きく劣る。

 サッカーの普及発展を考えると、NHKBSあたりで中継するのが妥当に思われる。いずれにせよ、CL視聴者の少なさは、日本サッカーの普及、発展に悪い影響を与える。世界の頂点の最新レベルをイメージすることができにくくなれば、時代から置いていかれる。

 アジア最高峰の戦いであるはずの、ACLの視聴環境についても一言いいたくなる。視聴可能なチャンネルは、主に日テレNEWS24と日テレジータス(スカパー)だ。正確にどれほどの人が契約しているのか定かではないが、ACLを観戦するために、日本テレビ系のCS局と、わざわざ契約を結ぼうとするサッカーファンはどれほどいるか。出場チームのファンがせいぜいだろう。大衆的な広がりは期待できない環境にあると言わざるを得ない。

 欧州のCLには、レベル的にも格式的にも大きく劣るACLだが、当事者である日本人として、とくと目を凝らす必要がある。冒頭で述べた昨季の成績について、もっと残念がる必要がある。視聴環境を改善しないと、Jリーグのレベルは向上しない。

 川崎フロンターレは昨季、Jリーグを圧倒的な成績で制した。その余勢を駆ってACL、さらにはその先に控える世界クラブ選手権を目指して欲しいものだが、補強は思いのほか地味に映った。スタメン級の獲得は、昨季まで名古屋でプレーしたジョアン・シミッチぐらいだ。それも、サンタ・クララ(ポルトガル)に移籍した守田英正の代わりと考えれば、補強と言うより現状維持、差し引きゼロに見える。世界に目が向いていない印象を受ける。

 少なくとも、欧州のCLに出場するチームの勢いを川崎に見ることはできない。その点を指摘する声も小さい。

 くり返すが、メスが入れられるべきポイントだと思う。それが外部からの刺激不足にあるのだとすれば、CL、ACLの視聴環境と関係していると考えたくなる。特にACLはなんとかならないものか。多くのサッカーファンに見られているという意識が低ければ、選手のモチベーションは上がらない。ACLに高い価値を見いだせなくなる。そう思わずにはいられないのだ。




◆サッカーの普及、発展のためにもACLの視聴環境、改善を望む(YAHOO)


◆新加入の湘南山本「鹿島のいい部分を」チームに注入(ニッカン)






鹿島アントラーズから加入した35歳のベテラン湘南ベルマーレDF山本脩斗が、鹿島で培った勝利のメンタリティーをチームに注入する。

湘南は試合終盤で勝ち点を逃す試合が多く最下位に沈んだ。それだけに「試合中の状況判断の部分や、鹿島のいい部分の守備など、今まで経験してきたことを伝えられれば」と意欲を示した。昨年12月の試合で右太ももを肉離れし、現在は部分合流だが、2次キャンプからは完全合流となる予定だ。




◆新加入の湘南山本「鹿島のいい部分を」チームに注入(ニッカン)





◆日本サッカー「歴代最高のチャンピオン」は? 海外メディアが独自算出「3大王者は…」(FOOTBALLZONE)






ブラジルメディアが日本サッカーを特集、“3大王者”は「鹿島、G大阪、浦和」


 2020年シーズンは川崎フロンターレが圧倒的な強さを誇示し、史上最速のJ1リーグ優勝を達成した。そうしたなか、海外メディアは「日本の歴代最高のチャンピオン」をポイント制で査定し、「日本の3大王者は鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、浦和レッズ」と取り上げている。

 2020年シーズンは川崎が史上最多勝ち点でJ1リーグを制し、天皇杯も初優勝と圧倒的な強さで二冠を達成した。それを受けてブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、日本の「歴代最高のチャンピオン」を独自のポイントを用いて査定。日本サッカーがプロ化して以降に行われた大会の優勝に対し以下のポイントを設定し、合計ポイントで格付けしている。

20ポイント:AFCチャンピオンズリーグ、アジアクラブ選手権(※)
15ポイント:J1リーグ
12ポイント:天皇杯
9ポイント:アジアカップウィナーズカップ(※)
6ポイント:ルヴァンカップ(ナビスコカップ)
3ポイント:J2リーグ
2ポイント:スルガ銀行チャンピオンシップ(※)、A3チャンピオンズカップ(※)、サンワバンクカップ(※)
1ポイント:J3リーグ、スーパーカップ、AFCスーパーカップ(※)、クイーンズカップ(※)、パンパシフィックチャンピオンシップ(※)

※すでに廃止された大会

 1位に輝いたのはJ1で8回優勝するなど、獲得タイトル数で他を圧倒する鹿島で248ポイント。2位は117ポイントのG大阪、3位は106ポイントの浦和となった。そして昨季の“二冠王者”川崎は70ポイントで7位に位置している。

 なお、同メディアは日本のアマチュアクラブのランキングも紹介しており、1位は読売サッカークラブ(現・東京ヴェルディ)、2位はHonda FC、3位はヤンマー(現・セレッソ大阪)と紹介している。

 日本のプロサッカークラブの歴代チャンピオンランキングTOP10は以下のとおり。

1位 鹿島アントラーズ 248ポイント
2位 ガンバ大阪 117ポイント
3位 浦和レッズ 106ポイント
4位 横浜F・マリノス 99ポイント
5位 ジュビロ磐田 95ポイント
6位 東京ヴェルディ 77ポイント
7位 川崎フロンターレ 70ポイント
8位 サンフレッチェ広島 52ポイント
9位 柏レイソル 48ポイント
10位 名古屋グランパス 43ポイント

(Football ZONE web編集部)




◆【鹿島】「その自信が、少し怖いというか」正GK筆頭候補の沖悠哉が抱える葛藤(サッカーダイジェスト)






「見栄を張ったプレーとかはしないようにしているんですが」


 正守護神の筆頭候補と目される今の立場に、沖悠哉は少なからず難しさを感じているようだ。

 プロ3年目の昨季、シーズン途中に待望のプロデビューを飾り、以後はレギュラーに定着。曽ケ端準(現GKアシスタントコーチ)、クォン・スンテら歴戦の先輩たちとの争いを制して、アントラーズのゴールマウスを守り抜いた。

 今季も当然、GKの一番手として期待されている。昨季の活躍を経て、本人もたしかな自信を得てシーズンインしたが、「その自信が、少し怖いというか」と苦慮している。

 これまではピッチに立つために「必死にやって、食らいついていた」。練習に取り組むそうした基本的なスタンスに大きな変化はないだろう。ただ、チーム内の位置付けは変わり、周りの見る目が違ってきているのは、沖自身も感じているはずだ。

「練習の中でも自分が意識していることだったり、求められていることができるようになってきて、なんだろう、言い方は悪いですけど、見栄を張ったプレーとかはしないようにしているんですが、そのバランスが今、難しいですね」

 たとえばビルドアップでも、チャレンジするボールを出すのか、リスクの少ないロングボールを前に蹴るのか。足もとの技術には定評がある。自分らしい配球で攻撃をサポートする。それができる自信はあるが、自信が過信にならないように――。

 曽ケ端は昨年末の引退会見の場で、沖について「レギュラーを取って迎える新たなシーズンの難しさはもちろんあると思う」と語っていた。新たなフェーズに入った若き守護神。抱える葛藤を乗り越えた時、さらに逞しくなった姿でチームを勝利に導いてくれるはずだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)




◆【鹿島】「その自信が、少し怖いというか」正GK筆頭候補の沖悠哉が抱える葛藤(サッカーダイジェスト)