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2021年8月6日金曜日

◆ブレーメンFW大迫勇也に移籍の可能性が浮上…神戸が興味と現地報道(サッカーキング)






 ブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也にヴィッセル神戸移籍の可能性が浮上しているようだ。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 現在31歳の大迫は鹿島アントラーズ、1860ミュンヘン、ケルンと渡り歩き2018年にブレーメンに加入。前線活性化が期待され加入後は得点を積み上げたものの、フロリアン・コーフェルト前監督との確執も報じられ徐々に出場機会を減らし、2020-21シーズンは0得点に終わっていた。

 ブレーメンではこれまで公式戦87試合に出場し15得点8アシストを記録したが、同紙によると神戸が獲得を目指しているようだ。また、現行契約が2022年6月末で満了するため移籍金を得られる点からもブレーメンは今夏の放出を目指しているという。

 これまでにも日本復帰が噂されていた大迫。日本代表の攻撃陣をけん引する同選手の去就に注目が集まっている。




◆ブレーメンFW大迫勇也に移籍の可能性が浮上…神戸が興味と現地報道(サッカーキング)





◆【ライターに訊くパリ五輪予想布陣】両SHに“鹿島コンビ”を選出! A代表の主軸となってほしい久保&中井は選外(サッカーダイジェスト)






ポテンシャルに目を向けてメンバーをセレクト!


 現在U-24日本代表が躍進を続けている東京オリンピック。ここから3年後、2024年にはパリ五輪が開催される。

 若い選手の台頭が著しい日本サッカーにおいて、次にどんな有望な選手が日の丸を背負うことになるのかは誰しもが気になるところだ。ここでは、育成年代に詳しいライターの安藤隆人氏に、パリ五輪の布陣を、主に現U-17~U-20代表(2001~2004年生まれ)のメンバーから選んで予想してもらった。

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 東京五輪もいよいよ大詰めを迎えるなか、3年後にはすぐにパリ五輪が開催される。ただ、3年もあれば簡単に序列は変わる。今、目まぐるしい結果を出している選手が一気にトーンダウンをしたり、今は目立たない存在だが、プロ入り後に急激に伸びて代表に食い込んでくる選手もいる。

 若い世代になればなるほど、数年先を読むのは難しくなるが、ここでは現在の実力だけではなく、ポテンシャルに目を向けてメンバーを選んでみたいと思う。この世代の注目である久保建英、中井卓大は3年後にはA代表の主軸になってほしいと考えており、今回は選出しなかった。

 個人的にGK陣のレベルは相当高いと思っている。というのも、近年はGKコーチが当たり前のようにいる育成チームが増え、さらにただの経験者だけではなく、GKの専門知識を学んだ指導者が多くなっており、コーチングの質は間違いなく上がってきている。

 それゆえにGKのレベルもどんどん上がっている印象を受ける。現に東京五輪では20歳の谷晃生が守護神の座につき、控えには22歳の大迫敬介、18歳の鈴木彩艶がいる。

 パリ五輪を考えると経験値、実力的に鈴木がGKの一番手となる。常に上のレベルに身を置き、U-17W杯を2回、U-20W杯を1回、そして東京五輪と、国際大会での経験はこの世代で久保の次に群を抜いている。

 実力もフィジカルとバネを持ち、ハイボールの競り合いやセービングの安定感だけでなく、1対1の対応、セカンドボールへの反応、キックとあらゆる要素で質の高さを誇っている。

 その鈴木とレギュラー争いをするのは、こちらも国際経験豊かな小久保玲央ブライアンと予想。この2人の守護神争いはかなりハイレベルなものとなりそうだ。


田邉にはCBとしての台頭に期待


 最終ラインに目を向けると、左サイドバックに中野伸哉を推したいところだが、今回は右サイドバックとして選出し、ここには帝京高の入江羚介を候補に入れておきたい。

 入江は182センチの高さと、精度の高い左足を持つ高校2年生の左サイドバック。日本代表と今回の東京五輪で酒井宏樹が重宝されるように、180センチオーバーのサイドバックは日本にとって喉から手が出るほど欲しい人材だろう。酒井のようにアジリティと足もとの技術を持ち、なおかつ左利きというのが非常に魅力を感じる。ぜひ今後伸びてきてほしい存在だ。

 右サイドは抜群の守備センスと戦術眼を持った中野を配置。現在磨きをかけているという攻撃力が備わってくれば、さらにスケールの大きなサイドバックになるだけに、今後の成長を期待したい。このポジションには半田陸(山形)も推したいが、個人的には田邉秀斗を置きたいという気持ちもある。

 田邉も高さと技術、スピードを持ったサイドバックで、ビルドアップにも関わることができる。入江と田邉のサイズ感溢れる両サイドバックは、かなり魅力的なものになるだろう。だが、田邉の能力を考えるとCBとしても台頭してくるのではないかと考えた。今回の東京五輪もコンバート組が多いだけに、田邉にはCBとして、ビルドアップの中枢となる存在になってほしいと考えた。

 そしてその田邉とCBコンビを組むのは、チェイス・アンリだ。圧倒的な存在感を放つ彼は、高さに加えて速さもピカイチ。スピードアタッカーを相手にも高速プレスで潰したり、素早いカバーリングでピンチを防ぐなど、対人だけではなく広範囲を守れることが魅力だ。機を見た攻撃参加にも注目したい。

 また左CBにはサイズのある左利きのCBが台頭してきてほしいのが本音だ。柏U-18の188センチ・田中隼人や、湘南入りが内定している帝京長岡高の松村晟怜に期待をしたい。

 ダブルボランチには、松岡大起と松木玖生の攻守において高いインテンシティと、状況を読むインテリジェンスを併せ持ったコンビを選出。松岡は常に周りに目を配って全体のバランサーになるだけではなく、対人、寄せのスピードがずば抜けている。

 松木は攻撃力ばかりに目がいくが、彼のプレスバックは一級品。「相手からボールが離れた瞬間を狙っている」という守備時の屈強なフィジカルとスピード、そして読みを働かせて、松岡とともに攻守の切り替えの中核を担えるだけの実力とポテンシャルは十分にある。


2トップの一角には高さのある3名をチョイス





 左のアタッカーには荒木遼太郎、右のアタッカーには松村優太の鹿島コンビを選んだ。サイドに求めるものは、やはり突破力とラストプレーの精度。その点で荒木はどれも質が高く、東福岡高時代はアンカーを務めていたように、トップ下やボランチの位置にスライドをして攻撃を組み立てたり、そこからアタッキングエリアに顔を出していける存在だ。プロに入ってそのマルチぶりはさらに磨かれているだけに、日本の攻撃の軸になってほしい。

 松村のドリブル突破はやはり唯一無二。誰にも真似できない武器を持っている選手が順調に成長し、代表に食い込んでくることは日本サッカーにとっても大きな財産となるため、彼のこれからの成長を楽しみにしたい。

 サイドハーフには西川潤も候補に入れた。彼のポテンシャルは間違いなく魅力的で、今後の活躍に期待したい選手のひとりだ。

 FWはかなり悩んだ。高さ、スピード、動き出し、フィニッシュ。特長ある選手の選出を考えたときに、サイズを含めた部分では中島大嘉、染野唯月、明治大の太田龍之介の名前が頭に浮かんだ。現時点では中島を推すが、3年後にはこのポジションが激戦区になっていることを願いたい。

 この3人とコンビを組む一番手は斉藤光毅。久保とともに常にこの世代を牽引してきた彼は欠かせない。さらにスイスで経験を積んでいる若月大和、神村学園高2年の福田師王も食い込んできてほしい。

 冒頭で触れた通り選ぶのは相当困難だったが、今回はいろいろな要素を踏まえて選ばせていただいた。個人的にはA代表で活躍する選手は五輪を卒業する形でもいいと考えており、そういう選手が増え、新たな選手が五輪でチャンスを掴む土壌が出来れば、日本サッカー界はより明るいと捉えている。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)


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