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2021年9月24日金曜日

◆鈴木優磨、今冬にイングランド2部移籍の可能性?シント=トロイデン会長「過去には合意がなされた」(GOAL)






【欧州・海外サッカー ニュース&移籍情報】シント=トロイデンの鈴木優磨は英2部ノッティンガム・フォレストに移籍する可能性がある。


シント=トロイデンのダヴィド・メーカース会長が、FW鈴木優磨の今冬移籍の可能性について語った。『Voetbal Belgie』が伝えている。

昨季17得点を記録し、今夏のステップアップを目指すことを公言していた鈴木。フランスやドイツ、イタリアやスペイン、スコットランド、さらにベルギー国内の強豪クラブからの興味が伝えられるも、結局移籍に至らず残留が決まっていた。

今夏の移籍市場が閉まる直前にはイングランド2部ノッティンガム・フォレストが鈴木の獲得に興味を寄せていたが、今冬にも再び候補になるという。メーカース会長はこのように語る。

「過去にはある種の合意がなされており、それはいずれテーブルの上に戻ってくるだろう。鈴木が冬に売られるのか、来年の夏に売られるのか、我々は見守らなければならない」

ノッティンガム・フォレストはスティーヴン・クーパー監督が指揮。昨シーズン、限られた戦力のスウォンジー・シティを4位に導き、脚光を浴びた。ノッティンガムは過去54試合で45ゴールと得点力不足にあえいでおり、新たなストライカーを探し求めているようだ。シーズン後半の起爆剤として鈴木を選ぶことになるのだろうか。




◆鈴木優磨、今冬にイングランド2部移籍の可能性?シント=トロイデン会長「過去には合意がなされた」(GOAL)


◆【鹿島】安西幸輝は鹿島らしくない「完敗」から目をそらさない。「できる時間はあるけれど、90分もつかどうか」(サッカーマガジン)






川崎フロンターレ相手に12戦連続未勝利。鹿島アントラーズは2016年からこのチームに勝てていない。明治安田生命J1リーグ第32節のホームゲームで終了直前に逆転されるショッキングな敗戦を、この夏に戻ってきた安西幸輝は「完敗」と表現したが、目を背けるつもりはない。


■2021年9月22日 明治安田生命J1リーグ第32節(@カシマ/観衆4,925人)
鹿島 1-2 川崎F
得点者:(鹿)ファン・アラーノ
    (川)山村和也、宮城天


「1-0で締めるのが鹿島らしいサッカー」


 鹿島アントラーズの攻撃は、この人の突破から始まった。首位の川崎フロンターレに対する攻めの仕掛けの一つが、左サイドバックの安西幸輝に高い位置を取らせて山根視来と勝負させることだった。

 日本代表でもあるこの右サイドバックを自陣に押し込めば、ストロングポイントである攻撃参加を未然に防ぐことができる。同じサイドのMF和泉竜司、ボランチの三竿健斗と連動しながら攻守でサイドを攻略していく。

 その強い意志は開始わずか6分で表現された。川崎F陣内の最深部で山根を振り切って切り込もうとしたところで転倒。相手のファウルは認められなかったが、この縦勝負の意欲が61分の先制ゴールにつながっていく。

 中盤で和泉が厳しく奪ってこぼれたボールを安西が拾うと、左へとドリブル開始、追走してきた旗手怜央を縦に抜いてからセンタリングを送ると、逆サイドから入ってきたファン・アラーノがヘッドでたたき、バウンドしたボールが大きくはねてGKとチョン・ソンリョンのタイミングを狂わせ、伸ばした手の先を通ってゴールに吸い込まれた。

 だが、結果的には終了間際に逆転されて1-2の黒星だった。安西は嘆く。

「本当に、チーム全体として最後まで走り切ることができなかったのかなと思います。1-0で締めるのが鹿島らしいサッカーだと思うんですけど、今日はそれもできなかったので、逆に言えば完敗かなと思います」

 例えば、27節の横浜F・マリノス戦では15分に荒木遼太郎がカウンターで先制したあと30分に上田綺世が追加点を奪って、その後もしっかりと試合を締めている。今回も90分を通して「鹿島の時間」は長かったはずだが、最後の最後にほころびを見せてしまった。1点差ながら完敗、が実感だった。

「得点が入ってからも良い戦いができましたけど、1点を取ってボールを保持する時間が少なくなってしまった。川崎を前に出させてしまったので、もう少しボールを保持できれば良かった」

 川崎Fには前回対戦もアディショナルタイムに決勝ゴールを浴びていて、同じような展開でダブルを食らった。2016年から12戦連続未勝利と分が悪い。

「比較されるのは正直悔しいですけど」が安西の本音だが、プロとして目をそらせてしまえば本当の負けだ。

「いま川崎の選手たちは90分を通して全員が戦っていますし、球際もいくし、1点取られても焦らずにチーム全体として動いていると思います。僕たちもできる時間帯はありますけど、90分全部、それがもつかどうかはまた話が違ってくるので、その辺の差かなと思います」

 継続性。安西がチームに必要だと思うことの一つがそれだ。




◆【鹿島】安西幸輝は鹿島らしくない「完敗」から目をそらさない。「できる時間はあるけれど、90分もつかどうか」(サッカーマガジン)





◆【J1採点&寸評】鹿島1-2川崎|プロ2年目の宮城が無回転ミドルで劇的逆転弾! 指揮官の勝負勘も冴えた(サッカーダイジェスト)






鹿島――追いつかれて以降、徐々に出力低下


[J1第32節]鹿島1-2川崎/9月22日/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
首位の川崎に対して先制するまでの61分間は今季ベストと言ってもいいくらい気迫のこもった出来だった。ところが、同点に追いつかれて以降、徐々に出力低下。アディショナルタイムの逆転劇を招いてしまった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 5
警戒していたはずのFKで果敢に飛び出しながらも同点ヘッドを許し、終了間際に相手をほめるしかない鮮やかな無回転弾を浴びた。

DF
22 広瀬陸斗 6
ボールの運びが大きくなったところを見逃さず、冷静にカットするなど、対峙したマルシーニョに食らいついた。

DF
33 関川郁万 5.5
FKから同点ヘッドを決められたシーンでは、マークすべき相手に一瞬早く前に入られてしまった。攻守にわたって好パフォーマンスを続けていただけに悔やまれる対応だった。

DF
28 町田浩樹 5.5
CBを組んだ若手の関川をフォローしつつ、タイトな守備を見せていた。が、時間の経過とともにラインの押し上げがままならず、最後の最後に足が止まってしまった。

DF
2 安西幸輝 6(83分OUT)
前半から縦に仕掛けていくドリブルを披露。ときにはボールを少しずらして内側に入り、素早くシュートを放つことも。その積極性が実を結ぶ。先制点につながる絶妙クロスを送った。

MF
20 三竿健斗 6
大一番に相応しく、立ち上がりから、つばぜり合いが続く。ボールホルダーに素早く詰め寄り、顔を下げさせることで、プレーの選択肢を奪った。

MF
21 ディエゴ・ピトゥカ 6.5
味方からパスを受けると、ロングドリブルで持ち上がり、カウンター攻撃を仕切った。74分には自らシュートを放ち、追加点の可能性を感じさせた。


鹿島――荒木のチャレンジし続ける意欲は評価





MF
7 ファン・アラーノ 6.5(86分OUT)
2試合連続のヘディングでのゴール。ワンバウンドしたことで、かえって相手GKのセービングのタイミングがずれたようなシーンとなった。

MF
11 和泉竜司 6(65分OUT)
守備に追われる時間が多く、なかなか攻撃に関与できなかったものの、高い位置での献身的なボール奪取が先制点を生んだ。

FW
13 荒木遼太郎 6
得点へのはやる気持ちがプレーの精度を低下させていた。“ここ”というところでの技術的なミスが目立った。とはいえ、ミスしてもチャレンジし続ける意欲は評価に値する。

FW
18 上田綺世 5(86分OUT)
4日前の試合では質の高いランニングで大いに貢献したが、今節はボールが足につかず、精彩を欠く。相手の脅威になりきれなかった。


途中出場
MF
8 土居聖真 6(65分IN)
先制点が決まった直後にピッチに送り出された。リスク覚悟で前がかりになる相手の隙間を突いていくのが託された任務だった。

DF
14 永戸勝也 ―(83分IN)
振り出しに戻ったすぐあと、足をけいれんさせていた安西に代わって出場。終了間際、目の覚めるような一撃を間近で目撃し、天を仰いだ。

MF
17 アルトゥール・カイキ ―(86分IN)
ほとんどボールに触れず、試合終了のホイッスルを聞く。やや遅れ気味に競り合いにいったところで、相手を倒してしまい、警告を受けた。

FW
9 エヴェラウド ―(86分IN)
得点から遠ざかっているだけに表情がさえず、プレーそのものにも覇気が感じられない。チームを好転させるような“熱”が出てこなかった。

監督
相馬直樹 5
先制しながら、アディショナルタイムを含め、残り11分間を耐えきれなかった。試合の終わらせ方をはじめ、選手の起用法など、疑問点が浮かんでくる采配になっていなかっただろうか。


川崎――Jでの対鹿島戦は6年間、負け知らず


【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
鹿島の激しいプレスに手こずり、しかも61分に先行されたものの、慌てなかった。FKのチャンスから同点に追いつき、振り出しに。そして、試合終了間際に値千金の逆転ゴールをプロ2年目の宮城が叩き込んだ。Jリーグでの対鹿島戦はこれで6年間、負け知らずだ。

MF
28 山村和也 6.5(82分IN)
交代でピッチに足を踏み入れると、すぐに相手ゴール前に向かった。FKのチャンスから頭ひとつ抜け出し、貴重な同点弾をゲット。サッカー人生初のファーストタッチゴールを喜んだ。

監督
鬼木 達 6.5
指揮官の勝負勘が冴えた。先制点を奪われた直後、一気に3人を代える積極采配。そのなかに逆転弾を決めた宮城もいた。さらにFKのチャンスと見るや、長身186センチの山村を投入。自分たちから次々に変化を起こし、試合を見事にひっくり返した。


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