2022年シーズンのJ1リーグが2月18日にいよいよ開幕。今年も新シーズンへ向け、各クラブが補強に動いた。ここでは、J2からJ1へステップアップ移籍を果たした注目のプレーヤー5選手を紹介する。
●MF中村亮太朗
(J1鹿島アントラーズ←J2ヴァンフォーレ甲府/完全移籍)
プレーの一つひとつがサッカーIQの高さを感じさせる選手であり、レネ・ヴァイラー監督率いる鹿島にふさわしい。中村は2020年に中央大から甲府に加入し、ルーキーイヤーから出場チャンスを掴んだ。チームの”ポジショナルプレー”の理論をベースにしたスタイルのなか、可変性の高いポジションを的確にこなし、攻撃ではワンタッチ、ツータッチのパスで甲府の攻撃に流れをもたらしていた。
ミドルシュートの精度も高く、強みは組み立てだけだと思って相手のディフェンスが油断したら、後悔することになるだろう。三竿健斗やディエゴ・ピトゥカ、新加入の樋口雄太、湘南ベルマーレから復帰した名古新太郎とライバルは多いが、攻撃的な2列目のポジションもこなせるので、新監督やキャンプ中の現場を預かる岩政大樹コーチがどう評価して起用していくかに注目だ。
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