ページ

2022年3月20日日曜日

◆鹿島・上田綺世、大迫辞退で高まる期待「ほかにないものを見せないといけない」(報知)






◆明治安田生命J1リーグ 第5節 鹿島2―1湘南(19日・カシマ)

 日本代表のエースFW大迫勇也(31)=神戸=が0―0で引き分けた清水戦で、同・DF酒井宏樹(31)=浦和=が4―1で勝利した磐田戦で負傷し、カタールW杯アジア最終予選のオーストラリア戦(24日・シドニー)、ベトナム戦(29日・埼玉)を辞退した。1トップ候補となる鹿島の日本代表FW上田綺世(23)は湘南戦の後半4分、強烈なミドル弾をたたき込み2―1の逆転勝ちに貢献。川崎は日本代表DF山根視来(28)が追加点を挙げ、広島を2―0で下して暫定首位を守った。

 上田にはゴールへの道筋がはっきり見えた。1点を追う後半4分。左サイドからボールを受けると、相手DFが下がり、スペースが空いたのを見逃さなかった。ゴールまで約20メートルから湘南の日本代表GK谷の位置を確認し、強烈な一撃をゴール右隅に蹴り込んだ。「ペナルティーエリア外だったけれど遠いとは感じなかった。あの辺りから前を向けたらいこう、自分のゾーンで貪欲に打っていこうと思った」。ベンチに駆け寄り、力強くガッツポーズした。

 1月のW杯アジア最終予選は招集外だったが、J1で5戦3発と結果を出し、オーストラリア、ベトナム戦で代表に復帰した。特にオーストラリア戦は、勝てばW杯出場が決まるだけに重要となるのが得点。この日、森保ジャパン不動の1トップ、大迫が負傷で代表を辞退したため、上田への期待は高まる。「短い練習の中で必要とされるパフォーマンスをする。ほか(の選手)にないものを見せないといけない」と静かに闘志を燃やした。

 現状では前田大然と定位置を争い、追加招集の林大地も含めて咋夏の東京五輪代表3人が1トップ候補となる。抜群のスピードを誇る前田に対し、上田は背後への動き出し、シュート精度、ミドル弾を武器に勝負を挑む。(山田 豊)


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

趣味の文具箱 2022年 04月号 [雑誌]
価格:1870円(税込、送料無料) (2022/3/20時点)



◆鹿島・上田綺世、大迫辞退で高まる期待「ほかにないものを見せないといけない」(報知)