「感情に任せて蹴ってしまいました」
鹿島アントラーズは4月6日、J1リーグ第6節のホームでの清水エスパルス戦でディエゴ・ピトゥカが退場処分を受けた行為について、Jリーグ規律委員会による処分内容が確定したと発表した。
問題の事例は、2日に行なわれた清水戦の64分に起きた。ピトゥカが途中交代でベンチに下がる際、不満があったのか目の前にあったペットボトルを左足で勢いよく蹴り上げ、これがスタンド方向に飛び、最前列の手すりを直撃。一歩間違えば観客に当たっていたかもしれない危険な行為を受け、谷本涼主審は同選手にレッドカードを提示した。
鹿島はクラブの公式サイトで、この行為について、Jリーグ規律委員会が「きわめて危険な行為」および「きわめて反スポーツ的な行為」だったとしてピトゥカに対し、J1計4試合の出場停止処分を下したことを報告した。
またクラブも独自に、ルヴァンカップ・グループステージ計2試合の出場停止処分を科したことも発表している。
ピトゥカはクラブの公式サイトを通じて、「このたび、私の恥ずべき行為で危険を感じたスタジアムのお客様、ご迷惑をおかけした来場者の方々、ファン、サポーターの皆さま、鹿島アントラーズに関わるすべての関係者に心からお詫びします」と謝罪。続けてこう綴っている。
「一人の人間として、自分の愚かなふるまいを後悔しています。ペットボトルをサポーターに向けて蹴る意図は全く無く、感情に任せて蹴ってしまいました。一歩間違えれば大きな事故につながり、決して許されない行為だと思っています。皆さまの信頼を取り戻せるよう、自分の行動でその気持ちを示していきます。本当に申し訳ありませんでした」
鹿島も「今回の行為を非常に深刻に受け止め、当該行為により危険が及んだ方々やスタジアムに来場されたお客様、すべてのフットボールファンならびに関係者の皆様へ深くお詫びし、再発防止に向けて選手への指導を徹底してまいります」と再発防止を誓った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆「危険な行為」ペットボトルをスタンドへ蹴り飛ばしたピトゥカに計6試合の出場停止処分。「愚かなふるまい」と本人も謝罪(サッカーダイジェスト)
『皆さまの信頼を取り戻せるよう、自分の行動でその気持ちを示していきます。本当に申し訳ありませんでした』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) April 7, 2022
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