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2022年12月2日金曜日

◆J1鹿島 来季加入内定の下田と津久井 高円宮杯U-18プリンスリーグ関東で存在感示す(茨城新聞)






J1鹿島への来季加入が内定している、鹿島ユースのMF下田栄祐(3年)と、昌平高(埼玉)のDF津久井佳祐(3年)が、高円宮杯U-18プリンスリーグ関東で直接対決した。

プロ入りを前に、カシマスタジアムのピッチに立ち、それぞれ存在感を示した。現在の心境を聞いた。

■MF 下田栄祐 ボール奪取力武器
下田は主にボランチでプレーするほか、センターバック(CB)もこなし、ボールを奪う力に秀でた選手だ。

これまでにトップチームの練習にも参加し、守備面の特長は出せている。だが、判断スピードの速さの違いを痛感しており、現在は、常に周りを見ておくことや、ポジショニングを意識して取り組んでいるという。

さらに、苦手なシュートにも力を入れる。昨季トップチームに昇格したMF船橋佑らの攻撃面を参考にし、「まねることで少しずつ上達した」。徐々にゴールに向かうプレーが表現できるようになってきた。

クラブOBの小笠原満男テクニカルアドバイザーと同じ岩手県出身。同じ少年団にも所属した。憧れであり、目標となる大きな存在だ。直接指導も受け、「90分間続けてチームのために戦い続ける姿勢」の重要性は受け継いでいる。

間もなく始まるプロ生活に向け、「1年目からレギュラーを取る気持ちでいく。海外も大事だが、まずは鹿島を代表する選手になりたい」と真っすぐに語った。

■しもだ・よしひろ

2004年5月5日生まれ、岩手県出身。身長178センチ、体重74キロ。利き足は右。盛岡太田東少年団-鹿島つくばジュニアユース-鹿島ユース。U-17、U-18日本代表。

■DF 津久井佳祐 読みの鋭さ生かす
津久井は、読みの鋭さを生かして攻撃の芽を摘んでいくセンターバックだ。「早めに予測して動くとか、体のぶつかり合いではない部分で勝負していきたい」と語る。

11月27日の鹿島ユース戦ではキャプテンマークを巻き、チームを統率した。出足が速く、広範囲をカバー。組み立ての部分でも、正確なロングボールを前線に供給し、攻撃センスの高さも見せた。

試合後、プロ入り後の目標を聞かれ、「プロに行くからには試合に出たい。もっとレベルアップして鹿島に貢献したい。そのために、自分のできること、できないことを整理していきたい」と見据えた。鹿島のユニホームに袖を通す重みについては、「プレッシャーに負けないよう、準備していきたい」と語った。

昌平高では高円宮杯U-18プリンスリーグ関東で2位以内を確定させ、プレミアリーグ東地区への昇格を狙う。さらに月末からは埼玉県代表として日本一を懸けた全国選手権に挑む。有終の美を飾り、弾みをつけてプロの世界へと進むために「全部勝ちたい」と意欲を示した。

■つくい・けいすけ
2004年5月21日生まれ、埼玉県出身。身長180センチ、体重70キロ。利き足は右。宮代東-LAVIDA-昌平高。U-17日本高校選抜。





◆J1鹿島 来季加入内定の下田と津久井 高円宮杯U-18プリンスリーグ関東で存在感示す(茨城新聞)