Jリーグが来季のYBCルヴァン・カップの大会方式について、大幅な変更を提案していることが23日までに複数の関係者の話で分かった。
J2、J3クラブも参加したトーナメント方式となる大改革で、3回戦まではアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場クラブを除いた一発勝負、ベスト16以降はACL出場クラブを加えたホーム&アウェー方式、決勝は従来通り1試合のみとなる見込み。
来季からACLが9月開幕の秋春制に移行することで、現行方式での日程消化が困難になるためという。また、J1クラブがJ2、J3クラブの本拠地を訪れて試合を行うことで、地域や大会全体の活性化につながる狙いもあるという。
一方で、J1を中心に反対意見も多い。従来の大会方式で確保されていた1次リーグのホーム開催3試合が消滅することによる減収やスポンサー露出機会の減少などが懸念され、この日の実行委員会でも活発な意見交換が行われたという。
実現に向けた調整は難航しているとみられるが、各クラブは来季の年間チケット販売も控えており、結論までの猶予は限られる。議論の行方が注目される。
◇ルヴァン杯大会方式の大幅変更を検討 J2、J3クラブも参加となるトーナメント方式提案(デイリー)