ページ

2022年8月31日水曜日

◆「一心不乱に新しい鹿島を創る」岩政大樹監督が示したチームの指針。選手たちの“覚悟”に「僕が迷うわけにはいきません」(サッカーダイジェスト)






鹿島らしさは「多様性の尊重と融合」


 鹿島アントラーズの岩政大樹監督が自身のツイッターを更新し、今後のチーム作りを進めるうえでの指針を示した。

 鹿島は8月8日、レネ・ヴァイラー前監督の退任に伴い、クラブOBでトップチームのコーチを務めていた岩政氏の監督就任を発表。新体制の初陣となった14日の第25節・アビスパ福岡戦では2-0の快勝を収め、チームを6試合ぶりの勝利に導いた。

 そして27日には、第27節で川崎フロンターレと対戦。就任から3試合目の指揮となった試合は、2点をリードされる展開も、徐々に主導権を握ると、52分に仲間隼斗のゴールで1点を返す。その後も気迫あふれるプレーで攻勢を強めたものの、スコアボードは動かせず1-2の敗戦となった。

 この試合後、岩政監督はSNSで「降ろした看板を取り戻す旅を、勇敢な選手たちがスタートさせてくれました」と選手たちを称賛し、今後に向けた意気込みを綴る。、

「選手たちが覚悟を示してくれたのですから、僕が迷うわけにはいきません。一心不乱に新しい鹿島を創る歩みを押し進めていきます。今週には新コーチ陣も合流します。新生・鹿島は変化することを恐れない。伝統と革新です」

 鹿島は29日、トップチームの新コーチングスタッフを発表。コーチには、スペインでの指導者歴も持つ坪井健太郎氏とフットサルの日本代表監督も務めた鈴木隆二氏。フィジカルアドバイザーには、ドイツ代表のフィジカルコーチなども歴任した咲花正弥氏が就任した。

 岩政監督はふたたびツイッターを更新。「私を含めた元鹿島戦士のコーチングスタッフ陣に新たな視点を加えてくれる多士済々の面々が集まってくれました。私は”鹿島らしさ”の1つを『多様性の尊重と融合』だと定義しています。新生・鹿島はどんどん楽しく!新しく!」と記す。
 
 新指揮官はこれからチームにどんな変化を加えていくのか。鹿島は次節、9月3日にホームで浦和レッズと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部







◆「一心不乱に新しい鹿島を創る」岩政大樹監督が示したチームの指針。選手たちの“覚悟”に「僕が迷うわけにはいきません」(サッカーダイジェスト)